『逆説の生き方』お口チャックで出世する
こんにちは、エエメエです!(^^)!
秘密を守ることの効用についての文章を立て続けに目にしたので、昨日に引き続きここでシェアします。
~『逆説の生き方』 外山滋比古 著 より~
ある大学で苦労人の老教授が、卒業する学生にアドバイスした。
「企業で働くようになっても、別に、馬車馬のようにただ働くばかりが能でがありません。
人から聞いた、おもしろい話、さしさわりのある話、秘密は、胸にしまって、ほかの人に話さないようにするのです。
五年もすれば、まわりの信望が集まり、出世できます。
とくに大きな仕事をしなくても、評価されることうけ合いです...」
たいていの学生が聞き流したというが、心にとめた数人の学生は、後年、先生の知恵に感服したらしい。
なるほど~。
確かにそうかもしれないと、50年生きてきて思います。
口が堅い人って、それだけで信頼できますよね。
ただし次の段落では、このように注意されていて、外山滋比古先生のお茶目な性格が垣間見られます。
「秘密を守るのは健康に悪い」
それも確かに~。
誰かには言いたいよね。(笑)
そして最後はこう締めくくられます。
口が堅い、というようなことは、情報化社会では、かつてと比べ物にならない大きなメリットをともなう。
そのために健康を害する恐れもあるのだから、大げさに言えば、命がけであるが、他人のプライバシーを大切にし、ゴシップまがいの話を広めないことができれば、社会的競争におくれをとることはない。
...さすが賢人です。
最後までお読み頂きありがとうございました(^^)/
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