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嫌いの輪郭をつかまえる

昨日は、編集者・伊皿子りり子さんのトークイベントに参加してきた。

子どもの頃から好悪がはっきりしていた、と話されていたのがまず印象に残っている。私の子ども時代は、好きなこと、嫌いなことの境界なんて、はっきりしていなかったから。何が好きか嫌いかわからなくて、「これが好きなんだよね」と理想を押しつけられ、周りに振り回されっぱなしだった。

トークイベントでは、「嫌い」の話が何度か出てくる。「めったに迷わない」と話されていたのも、良いと思ったものがブレない「好き」の強さも、〝 嫌 〟の輪郭がはっきりしているところから来ていると感じた。

嫌いにコントラストがついているから、好きも強固になるし、選び取るのに迷いが生まれない。

私は、優柔不断の権化である。人生の選択はもちろんのこと、今日食べるものみたいな身近なものでさえ、決めるのに時間がかかる。もっと、さくっと決められるようになりたい。決めかねるのは、嫌なものへの深掘りを避けてきたツケなのだろう。

これからは嫌いの輪郭を見つけたら、見過ごさずつかまえていきたい。「何で嫌だと思うのだろう」「どうすれば嫌なことと共存できるだろう」と自分に問い続けようと誓った。


▽嫌いの輪郭をつかまえてみた話(実践編)


*参加したトークイベント情報*


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吉野千明
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