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海洋プラスチックでアートをつくる

「環境アーティスト」と初めて出会った。海洋プラスチックでアクセサリーを作っている人。

海洋プラスチックとは、海に流れ着いたプラスチックごみのこと。海にすむ生き物がごみを飲み込んでしまったり、ごみにひっかかったりして、死んでしまうことがある。深刻な環境問題の1つだ。

ごみをアート作品にして、関心のない人たちに環境問題と向き合うきっかけにしている。素敵な活動だと思った。なぜ今までそういう活動をしている人たちがいることに気づかなかったのだろう。

私が出会った環境アーティストは、海に流れ着いたプラスチックごみを溶かしてアクセサリーのモチーフにする人だった。調べてみたところ、環境アートは海ごみに留まらない。大気汚染や森林破壊について、アートを通して問題提起している人たちが世界中にたくさんいた。海に限定しても、プラスチックごみそのものを貼り合わせて、魚の作品をつくっている人もいる。想像以上にさまざまなアートの形がある。

大学で海の環境を研究していた頃を思い出す。当時は論文やデータばかりを追いかけていたけれど、もっと違うアプローチがあったんだ。環境問題を美しく、印象的に伝える方法が。

もっと多くの作品を見てみたいし、私もやってみたいと思った。海洋プラスチックで溢れる現場も見に行ってみたい。

2025年は、環境アートを追いかけてみたい。

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吉野千明
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