『スマホ脳』で習慣をかえよう
こんにちは。元教師のひすとりです。
突然ですがみなさんはスマホを1日に何分見ていますか?
せっかくできた休日に気づいたらスマホを握りしめて日が暮れていた…
大好きなスマホを楽しんでみているはずなのに、なんかつまらない…
見終わった後に身体がだるく感じる…
こんな状況ありませんか?
はい、最近の私のことです。
今日は悩みを考えるために読んだ書籍、『スマホ脳』について整理します。
『スマホ脳』で何を伝えているの?
スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんが著した本です。
早速、この本で伝えたい結論です。
スマホはギャンブル的に依存しやすいものである
見すぎると「集中力減少」「ストレス増加」「不眠」になりやすい
スマホとの良い付き合い方
1日15分を運動タイムにかえる
通知をオフにする
就寝・会話・勉強など、集中したいときは別の場所におく
1.スマホはギャンブル的に依存しやすいものである
そもそもスマホが、ギャンブル的に依存しやすいものである事実を知りました。なぜ夢中になってしまうのかというと、ドーパミンという脳内物質がたくさん放出されるためです。
ドーパミンは「もしかしたら何か起こるかも」と期待されるときに最も多く放出されます。
例えば、ゲームのガチャを引く瞬間やパチンコで大当たりする直前の演出などです。あの当たるかも、というドキドキ感が夢中にさせるといいます。
この方法を利用したのが、SNSです。
このように脳が本能的に夢中になりやすい構造で作られているのです。
これはかつて原始時代の人間の本能が残っていて、生存可能性を高めるためのものだと考えられています。しかし現代の人間にとっては、
ときに夢中にさせ過ぎてしまう特徴をもっているとも言えますよね。
2.見すぎると「集中力減少」「ストレス増加」「不眠」になりやすい
ではスマホを見すぎるとどうなってしまうのでしょう。
結論で書いたように「集中力減少」「ストレス増加」「不眠」になりやすいという悪影響が明らかになっています。
特にわたしが驚いたのは、
直接スマホをいじっていなくても、自分のそばにあるだけで集中力が低下することです。
目に見えるところはもちろんのこと、
目に見えないバッグの中だとしても気になるらしいのです。
またこの原理に則ると、
就寝時に寝室へスマホを持ち込むことで就寝の妨げとなるのも
うなずけますね。
3.スマホとの良い付き合い方
・1日15分を運動タイムにかえる
ではスマホの悪影響をさけるために、どんな方法がいいのか。
この本では、スマホ時間のうち1日15分(1週間で2時間)程度を
運動時間にかえることをおすすめしています。
なぜなら適度な時間の運動により
ストレスを軽減し、集中力が上がる効果があるからです。
つまりスマホによる悪影響を打ち消す効果があると言い換えられますね。
運動はウォーキング・ヨガ・筋トレなどどのようなものでもいいそうですが、心拍数が上がるものを推奨していました。
・通知をオフにする
もう一つの方法として、スマホのアプリ通知をオフにするというものがあります。
依存性のところで説明した通り、ドーパミンが出やすい条件は「何が起こるんだろう」という期待感がある時だからです。
通知はまさにその期待感を高める原因になってしまいます。
緊急性の高い連絡の通知のみオンにしておくなど、
自分の生活を見直しながら通知を減らすのが良さそうです。
・就寝・会話・勉強など、集中したいときは別の場所におく
集中したい時、スマホ以外のことに取り組む時には
スマホを別の場所におくことも重要な方法です。
私は特に就寝前にスマホを長く見てしまいます。
これを読んで、めざましアラームではなく目覚まし時計に替えようかと考えました。
スマホがなかった過去のわたしを思い出した
さてここまで『スマホ脳』の内容をざっくり整理してきました。
実証実験の結果などを根拠にした良著でしたし、私の今の悩みを見直すきっかけを与えてくれたように思います。
そして何よりこの本を読むことで、自分がスマホを持っていなかった時代を思い出すことができました。
そういえばスマホを持っていなかった学生時代、私は今よりも好きなことに没頭していたのです。
もちろん今も楽しんでいることばかりなのですが、何というか、
質が違っていたように感じます。集中して取り組んだ後の達成感とか、
スッキリ感とか、充実感が違っていたのですね。
主観なので、言葉に起こすことが難しい感覚ですが、
確かにあった「没頭感」だったなあ、と。
もし、最近すぐ飽きちゃうな、つまんないなと感じていたら、
それはスマホ脳の予兆かもしれません。
一緒にちょっとだけ習慣を変えてみませんか。
あとがき
ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊
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