第69回映画感想『レナードの朝』~時間軸のギャップ、空間の距離感が埋まる日が来ることを信じて~
こんにちわ!
今回も考えさせられる作品を鑑賞することができて、大変幸せに思っております🤗
昨日鑑賞した『マッドマックス怒りのデス・ロード』からの振れ幅はすごいですが笑
本作の舞台は1969年ブロンクスから始まってますが、実際に撮影されたのは1990年になります。
この頃は東西冷戦が終結し、ベトナム戦争やヒッピー文化等を経験している中で、音楽や映画などのカルチャーがすぐ側にある時代でした。
世界の様相が変わりつつある中で、精神病院は一部患者を変わらない(改善しない)として扱っていました、、
患者とコミュニケーションが取れず、誰もが諦めつつある状況下で一人の医師が対象をしっかり観察し、小さな変化を見逃さず穏やかに粘り強く考えた結果、新薬を実験的に投与して全体商社が回復に向かいつつありました。
と、ここまではとても美しく、素晴らしいきれいな話ですが、目覚めた患者たちの現実とのギャップ、時代の変化への戸惑い、親子でお互いに現実を認識できない、、自由意志を持って自分でいることができない患者は、果たして目覚めることは本当に幸せなことだったのか💦
医療技術は本来は不条理である自然の流れに逆らう行為でもあり、それでも幸せを願って日々奮闘される医療関係者にたいして敬意を表します✨
大好きなブラックジャックで出てくる
「医者はなんのためにあるんだ!!」
というセリフにたいする一つのアンサーとなる作品に出合うことができました🎬️
おしまい