知らぬ間にあなたを蝕んでいる「マイクロストレス」
最近は、ストレス系の記事を書いているということもあり、一般的にあまり知られていない「マイクロストレス」について書いてみるのも良いと思ったので、今回は「マイクロストレス」についてご紹介していきます。。
マイクロストレス
日常生活の中に潜むマイクロストレス[1]とは、「日常生活の中で経験する、比較的軽微なストレス」といったイメージでして、具体的には、
日常生活の中で頻繁に経験する。
比較的軽微なストレスだが、積み重なると大きなストレスとなる。
自覚しにくい。
といった特徴があります。自覚症状がないってのが怖いところですね。ストレスと認識していないことで、何か問題が起きた時に原因を特定できず対処のしようがない…ということにもなりかねない。
マイクロストレスの悪影響
マイクロストレスが積み重なっていく[2]ことで、
ストレスや不安の増加
集中力の低下
睡眠の質の低下
免疫力の低下
病気のリスクの増加 など
といった悪影響が出てきます。
自覚しにくいのにえげつないデメリットですね。
ただし、ストレスには良いストレスと悪いストレスがあり、マイクロストレスと言えどもどちらかにもよるので、自分が感じているストレスはどっちか知りたいという方は、こちらの記事も参照ください。(本記事では悪いストレスという前提で書いています。)
推奨記事:知るだけで人生が変わる「良いストレスと悪いストレス」入門
マイクロストレス対策
マイクロストレスを軽減するためには、以下の対策が有効的であると考えられます。
ストレスを溜め込まない。
ストレスの原因を特定する。
ストレスの原因をできるだけ排除する。
ストレス発散をする。
一般的なストレス対策とほぼ一緒です。ただ難点なのがストレスの原因を特定しにくいってところかと…。
原因が特定できない場合は、こちらの記事で紹介しているストレス解消方法を試してみるのもありかと思います。
おすすめなマイクロストレス3つの対策法
上記の対策方法だけでは…という方向けに、具体的にどのようなことをしていけば良いのか[3]をご紹介していきます。
1.自分の変化に注目する
マイクロストレスを感じたときに、どのような感情や行動をするか、振り返ってみましょう。例えば、
イライラする、不安になる。
集中力がなくなる。
いつもより無口になる。
食欲が減る、増える。 など
あからさまなストレスがないのに、普段の生活と比較して変化が現れているときは何かしらのマイクロストレスが原因である可能性が高いと考えられます。何がマイクロストレスとなっていたのか、一旦振り返り、考え、できる範囲で良いので、特定してみましょう。
2.日記やメモをつける
マイクロストレスを感じたときには、その原因を日記やメモに書き留めてみましょう。書くことで忘れず、振り返ることもできます。書いてる時にふとこれが原因ではないか?となることも私はありました。
毎日、または週に1回程度、マイクロストレスを感じた内容を記録しておくと、原因を特定しやすくなります。
3.第三者視点で考える
マイクロストレスの原因が特定できない場合は、信頼できる人に相談してみるのも一つの方法です。第三者の視点からアドバイスをもらうことで、新たな気づきを得ることができるかもしれません。
具体的には、以下の質問を自分や相談相手に問いかけてみるとよいでしょう。
どのような状況でマイクロストレスを感じるか?
マイクロストレスを感じたときに、どのような感情や行動があるのか?
マイクロストレスを感じないようにするために、何かできることはないか?
マイクロストレスの原因を特定することで、適切な対処法を考えることができます。また、マイクロストレスの原因を特定することで、ストレス源を回避したり、ストレスを溜め込むリスクを減らすことができるのでおすすめ。
とはいえ、マイクロストレスの原因となるものを知っていた方が特定もしやすいと思うのでマイクロストレスの原因の例をいくつかあげておきます。
健康の問題
経済的な問題
仕事や学校での人間関係
仕事や学校のタスク量
家庭や地域での人間関係
ストレスと同じく、マイクロストレスの原因は人によってさまざま。自分の生活の中で、マイクロストレスの原因となりそうなものを考えてみるのも良いかもしれません。
まとめ
マイクロストレスについてみてきました。普通のストレスと同じような対策でも効果はあるかと思いますが、自覚しにくいストレスなのでそこが難点であります。基本的に、ご紹介している「科学的に正しいストレス解消の仕方」をやっていれば問題はないのではないかと思います。
本日のおすすめ本
参考文献
[1]https://hbr.org/2023/02/the-hidden-toll-of-microstress
[3]https://www.newsweek.com/manage-microstress-1830960
免責事項:以上一部を参考に筆者の趣向と偏見と科学的根拠に基づいた記事なので、元の研究とは内容が異なることもあります。文献が基本的に英語なので、読み間違えや理解不足の点も多々あると思うので、自己責任でご覧ください。記事にはAmazonアフィリエイトなども含んでたりします。