これが本当の教育
今回は、ドラマ・ドラゴン桜で桜木健二先生が言っていた言葉を紹介します。少し言葉遣いが悪いですが、ご了承ください。
「どこもかしこもバカばかりだ。お前らがバカなのは、ものを知らないからだ。世の中の実態・仕組みを知らないってことがバカなんだ。
世界は未曾有の危機だ。何が起きたって不思議じゃないんだ。そうなった時、お前らが住んでるこの国は何が一番必要になってくるか分かるか?
――金だ、税金だ。国はな、お前らにバカなままでいてほしいんだ。ただひたすら政府に従い働き続け、金を払い続ける国民であってほしい。
それを別の言葉で言い換えると何だ?
――『馬車馬』だ。国は、お前らにただひたすら馬車をひく『馬車馬』であってほしいんだ。
世の中は平等で、自由で、差別なんてない、そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力してもどんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵に立てないんだよ。
なぜ社会はこうなっているのか、どんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつける。その時はじめて、『馬車馬』は『人間』になれる。
そのためには勉強しかないんだ。勉強というのは、この国で唯一許された平等なんだ。搾取されたくなけりゃ、不満ばかりいう人生を送りたくなけりゃ、勉強しろ。バカとブスこそ東大に行け。」
私は、この言葉を聞いたとき、これこそ教育だと思いました。教育とは勉強を子どもに教えるだけではなく、子どもたちが一人で生きていけるようにしてあげることです。しかし、今の日本の教育は、本当の教育がなされているとは思いません。(学校の先生方が生徒のことを考えて、日々職務を全うされていることは承知しております)多くの子どもが、なぜ自分が学校に行って、勉学に励んでいるのか理解しないまま行っているように感じます。まずは、なぜ勉学に励む必要があるのかを、説明し、洗脳することから始めるべきです。そして、いい高校、いい大学に入学することの意味を伝えることです。いい高校、いい大学には、自己成長の多くの可能性があります。だから、入学試験において倍率が高いのです。その可能性は、人によって異なり、自分で考えて見出すものです。なにも考えずに、いい高校、いい大学に入学しても、その可能性について自分で考えなければ、何もしていないのと同じです。考えて行動する力こそ、これからの社会を生きていくうえで、大切なもののように感じます。