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アメリカの大学の学費はどのくらいかかる?

ケビンです。

先日、アメリカの大学でビリオネアが卒業生の学生ローンをすべて肩代わりするというnoteを書きました。

アメリカは学費が世界でも最も高い国の一つです。優秀な学生は奨学金をもらって勉強をすることができますが、それ以外の学生は自分のお金を支払うか、学生ローンを借りて勉強をしなければなりません。

それでは実際アメリカの大学で勉強するためにはいくら必要なのでしょうか?今日はアメリカの大学の学費について、日本大学の学費と比較しながら書いてみます。

大学にもカテゴリーがある。

比較を始める前に、大学といっても一括りにできないのでいくつかのカテゴリーを挙げてみます。知っている人にとっては当たり前かもしれませんが、ここでは日本とアメリカとの比較のために大まかな分類をします。

大学のカテゴリーとして以下の3つが挙げられ、それぞれのカテゴリーによって学費は異なってきます。

1. 短期大学(二年制が主)
2. 国公立大学
3. 私立大学

それでは日本とアメリカの大学の学費を見ていきましょう。

日本の大学の学費

まず、日本の大学の学費が1年間でどのくらいかかるかを調べてみました。

1. 短期大学

主に二年制の短期大学は、国公立で390,000円、私立では平均で699,876となっています。

2. 国公立大学

日本の国公立の四年制大学の授業料は年間 535,800です。この金額はほとんどの国公立大学で同じ金額です。

3. 私立大学

日本の私立大学は学校や学部によって学費が異なります。文部科学省の資料によると、私立大学の授業料の平均額は、文系が781,003、理系が1,101,854、医歯系が2,847,940となっています。

アメリカの大学の学費

アメリカの大学は大まかに分けて、公立二年制大学、公立四年制大学、私立大学の3つのカテゴリーがあります。

アメリカの大学も学校によって学費は異なります。従って以下の金額はCollege Boardというサイトの平均額を参考にしました。

また、アメリカの学費は授業料と生活費が提示されていますので、その両方を記します。

公立二年生大学(コミュニティ・カレッジ)

アメリカの二年制大学は主に"コミュニティ・カレッジ:Community College"と呼ばれます。多くのコミュニティ・カレッジは地域に根ざしているため、その地域特有のキャリア教育や継続教育の役割を担っています。

コミュニティ・カレッジの平均学費は、$3,660(約402,600、生活費は$8,660(952,600、合計で年間$12,320(1,355,200です。

公立四年制大学

アメリカの公立四年制大学のほとんどは州立大学です。このため、学費を見たときに、その州に住んでいる学生とそうでない学生の学費が2.5倍近く異なります。そこで、州内に住んでいる学生とそうでない学生の二つの学費を記します。

州内に住んでいる学生の平均学費は、$10,230(約1,125,300、生活費は$11,140(1,225,400、合計で年間$21,370(2,350,700です。

州内に住んでいない、その他の学生の平均学費は、$26,290(約2,891,900、生活費は$11,140(1,225,400、合計で年間$37,430(4,117,300です。

私立大学

アメリカの私立大学は非常に数も多く、学ぶ分野も多岐にわたっています。このため、学費もかなり幅がありますが、ほとんどの私立大学は州立よりも高額に設定されています。また、州に住んでいるかどうかの差もないので、様々な州から学びに来るという多様性も見られます。

私立大学の平均学費は、$35,830(約3,941,300、生活費は$12,680(1,394,800、合計で年間$48,510(5,336,100です。


その他の費用

大学で学ぶためにはそのほかにも様々な費用があります。例えば、日本では入学金が高額な支出になっています。国立大学の入学金は282,000円となっており、私立では文系と理系で平均250,000円前後、医療系だと1,030,000円掛かるそうです。

アメリカでは入学金は多分Application Feeだと思うのですが、これは$60(6,600円)から$80(8,800円)だけで済みます。

まとめ

このように見るとアメリカの大学はやはり高額ですね。でも、日本の医療系の大学になるとアメリカに劣らず高額になるようです。

ちなみにアメリカで最も高額な大学は、コロンビア大学で、1年間の学費と諸経費だけで$59,430(約6,537,300かかるそうです。

これではどんなに貯金をしても焼け石に水ですね。子ども達には今のうちに一生懸命に勉強をして奨学金をもらうように頑張ってもらうしかないかもしれません。


ありがとう。

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