ビヨンド・レガシーについて改めて考えてみる(レビュー)
今年もあっという間に12月です。
防寒のインナー+ネックウォーマーを付けないとプレイできない気温になってきましたね。
さて、夏から新バットのレガシーに切り替えて4か月ほどになりますが、改めてこのバットについてレビューしてみようと思います。
8月下旬に購入
購入当初の記事がこちら。
タイトル通り、購入時は後悔しまくりでした笑
というのも当時の私はレガシーを使っても意味が無いと思っていたからです。
多少は効果あるかもしれないけど、¥50,000の効果なんて絶対ないよね、と。
バットを変えた理由
そんな中、¥50,000かけてバットを変えた理由は二つありました。
一つ目は「もう少し当たりが強ければヒットになったかも」という当たりが増えたからです。
内野手強襲のゴロだったり、ギリギリ捕られたライナーだったり。
そういった当たりが増えてきて、「レガシーだったら抜けたかなぁ」と思う機会が増えたのです。
バット界隈はもっぱらホームラン推しですが、私の場合はそもそも長打は狙っていなくて、とにかくヒットを増やしたくて弾きの強いバットを求めました。
もう一つは勝手にチームの同調圧力を感じていたからです笑
「打てないんならせめてバットを一番新しいのにしたら?」なんて思われているんじゃないか?という被害妄想がありまして・・・
この記事でも書いている通り、所属している本命チームのレベルが高いので、少し苦しく感じていた時期でもありました。
レガシーを使った最初の試合の感想
最初の試合の感想がこちら。
感想①にもある通り本当に選んだスペックが大正解でした。
83 cmのミドルバランスはマジで扱いやすい。
私にもプライドがありまして、当初はこの最小スペックを使うなんて男としていかがなんだろうと思いました。
でも、もうまったく関係ありません。
しかも、この日は残暑全開の9月だったので最高気温が軽く30℃超えていました。
過去にギガキング02(83 cmのトップバランス)を使っていた頃は暑いとバテテしまいバットがまるでグラセンのトンボのように感じていましたが、レガシーの83cm, ミドルバランスなら全然問題ありません。
飛びや弾きよりも意外なことに扱いやすさにビックリした最初の試合でした。
ちなみに。
83 cmのトップバランスが710gに対して、83 cmのミドルバランスは720g表記なのでミドルバランスの方が理論上重いです。
ですが、お店で素振りさせてもらった結果、10gの重さよりもバランスがトップにある方が重くて操作性の障害になると思いました。
トップバランスの方がヘッドが加速していくような感覚があったので、人によってはトップバランスの方が振りやすいかもしれません。
人によって違うのでやっぱり実際に振ることが大切!
その後、レガシーの本領が発揮された
その試合の記事がこちら。
来た球は外角気味の低めのストレート。
タイミングが早すぎてイチローばりに身体が泳いだ状態でミート。
しかし、初めてボールをレガシーの真芯で捉えて抜群の感触!
とはいえ身体が泳ぎまくっていたし、まぁセンターライナーだろうなと思いながらノンビリとファーストへ走っていきました。
ところがどっこいボールがどんどん伸びていく!
センターも気の毒でしたがボールは彼の頭を超えてセンターオーバー。
私は悠々とセカンドへたどり着き、ビックリ過ぎるツーベースヒットになりました。
そして遂に逆方向の長打も打ってしまった
今シーズン渾身の一打がこちら。
逆方向への長打なんて、昨年の打率が.100に満たなかった私からすると夢の夢です。
実現したくて練習しまくっていましたが、本番で実現することはめちゃくちゃ難しいと思っていました。
なのでこの打席も決して狙っていた訳ではありませんでした。
外角に来たボールをフルスイングせず、とにかく良い角度で捉えることに集中した結果、ボールが凄まじい勢いでレフトへ飛んでいきました。(私は左打ち)
マン振りしていないけど、それでも真芯で捉えるとレガシーはメチャクチャ飛ぶのです。
レフトも「え!?」という表情でボールは彼の頭を超えていきました。
そしてライトオーバーも打った
センターオーバー、レフトオーバーと打ってきましたが、先週はライトオーバーも打ちました。
試合は終盤でランナー1,2塁、どうしても追加点が欲しい場面。
場面的に引っ張りたくて、1,2塁方向へ強いゴロを打ちことを意識していました。
すると真ん中に緩い球が来て、早めのタイミングながらもベストな角度で捉えることに集中。
そして低い弾道でライナーへ飛んでいきました。
レガシーを使い始めてから打った長打2本の感覚からして、「あ、これも超えるな」と思いましたが、予想通りライトが目測を誤ってオーバー。
2023年月に追記:
2023年の開幕戦(初打席)でセンターオーバーを打ちました!(しかも根っこで)
これらの成果を踏まえて改めてレガシーについて考える
そもそも私は冒頭で書いた通り、レガシーを使うにあたり長打を狙っていませんでした。
あくまでも内野手が捕れなくてヒットになる、という結果を求めていました。
しかし結果として、意図していなかった外野オーバーが複数出ています。
一番感じているのは「83 cmのミドルバランスのバットを使うことによって、操作性が向上した」ということです。
前まで私は84 cm トップバランスのギガキングを使っていました。
これがまた名機でトップバランスだけど重さを感じない、振りやすさ抜群のバットだったのです。
なので名残惜しかったのですが今となってみると83 cm ミドルバランスの扱いやすさは抜群で、スイングスピードが遅く、腕力に自信がない私にはピッタリでした。
なのでレガシー云々はさて置いておき、まずは「83 cm ミドルバランス 720g」というスペックのバットを使ったことによって、ボールを今までより的確に捉えられるようになった、と思います。
そこにレガシーの弾きが加わっている
しかしそれだけだと外野ライナーを連発していただけだったかもしれません。
そこでレガシーを使った結果、弾きが尋常ではないので外野を超えているのではないかと思います。
「外野を超える」とは言っていますが、そこはちょっとカラクリがありまして。
私の弾道は結構低いです。
周りのホームランを打つ人たちの弾道角度が45度だとすると、私の弾道は30-35度くらいかな・・・。
なので外野からしたら打った直後は外野ライナーだと思うはず。
それがレガシーの真芯で捉えるとボールが全然落ちないんです、だから外野も「え?」となり、頭を超える。
もし打った瞬間からバックしていたら捕れるかもしれないです。
でもなかなかそこまで完璧に判断できる外野手はいない気がします。
レガシーに対する見解が変わった
買っておいてなんですが私は当初本当にレガシーなんて買っても意味が無いと思っていました。
しかしこれだけ結果が出ているので、「意味あったんだな」と認めざるを得ません。
今まで長打ゼロだったのが、打てるようになりましたから。
でも、結果が出た経緯が予想と違いました。
単に弾きが強いだけでなく、選んだスペックが正解だったので「操作性が上がった」という点が大きく貢献していると思います。
なのでレガシーの購入を考えている人は今一度長さとバランスを吟味することをお勧めします。
チームメイトのレガシーを使わせてもらったり、店で素振りをしたりして操作性を確認。
少しでも「重たい」と感じるならサイズダウンやバランスを変えることがおすすめです。
短いバットや、ミドルバランスを使うことは人によっては抵抗があるかもしれませんが(私のプライドが邪魔したように笑)、振りやすい方が絶対に得します。
レガシーは弾きがハンパないので、短くても、ミドルバランスでもちゃんと吹っ飛んでいきます。
※追記※
所属しているチームにほっそりとした小柄の選手がいるのですが、何を思ったのか彼はとある日、メルカリでゲットした85 cmトップバランスのレガシーを持ってきました。
一同絶句、みんな心の中で「お前絶対それ使いこなせないだろ」と思っていました笑
案の定まったくバットを操作できず、凡打が続いています。
メルカリで「レガシー」と検索すると割と安く出品されているのを見かけます。
そして気のせいかもしれませんが、85 cmのトップバランスが多い気がします。
完全に私の妄想ですが「飛ばしてやるぜ!」と意気揚々に一番サイズが大きいトップバランスを買ったけど、使ってみたら重すぎて使いこなせない・・・という人が多いのではないでしょうか。
まとめ
今シーズンの8月からレガシーに切り替えましたが、4か月ほど使った時点でのレビューでした。
巷では「飛ぶ!」という話の一辺倒ですが、実際に使ってみたところ弾きの強さももちろんですが、83 cm ミドルバランスの操作性の良さに大きなメリットを感じています。
去年までは打てなくて悔しい思いをしていましたが、レガシーを使い始めてからは長打も打てるようになって本当に自分の草野球人生が変わったと思います!
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