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記事一覧
コスト改革など奏功して絶好調「Amazon」ストア事業とAWSで成長戦略を推進
Amazonが2月6日、2024年本決算を発表。一年間の売上高は6,380億ドル(前年比11%増)、営業利益は686億ドル(同86%増)で着地した。
収益性が向上した背景には、一連の効率化やコストカット施策がある。その一方で、10〜12月の売上高も過去最大を更新。年末のホリデーショッピングシーズンが歴代最高の盛況となった。
経営トップを担うアンディ・ジャシーCEOは、各事業で同社が推進してきた
”フルスタック戦略”で挑む「アルファベット」AIとクラウドが牽引した2024年決算
Googleの親会社であるアルファベットが2月4日、2024年本決算を発表。一年間の売上高は3,500億ドル(前年比14%増)、営業利益は1,124億ドル(同33%増)で着地した。
10〜12月も検索サービスを中心にトップラインが伸長。検索売上は前年比12.5%増だが、金額ベースでは60億ドルもの増加だ。割合ベースでは依然としてクラウド事業が前年比30%増と牽引した。
スンダー・ピチャイCEO
信者も驚く?米国商業向け売上64%増、パランティアCEOが語る「新たなフェーズ」とは
パランティア・テクノロジーズが2月3日、2024年10〜12月期決算を発表。売上高は8.3億ドル(前年比36%増)、営業利益は1,104万ドル(同83%減)だった。
増収減益という結果だが、株式市場における評価は高騰。決算発表後の時間外株価は22%を超える上昇となり、時価総額は2,300億ドルを突破。信じられないような高い評価をさらに更新した。
アレックス・カープCEOは「まだ早期段階に過ぎな
アップル、過去最高決算を更新。”離れられないエコシステム”の威力
アップルが1月30日、2024年10〜12月決算を発表。売上高が1,243億ドル(前年比4%増)と過去最高の記録を更新した。営業利益も過去最高の428億ドル(同6%増)となった。
直近一年におけるサービス売上高は1,000億ドルに迫った。稼働中のアップル製端末の総数は23.5億台を突破し、こちらも過去最高。昨年10月からは生成AI機能『Apple Intelligence』を米国の英語ユーザー向
マイクロソフト決算:AIインフラ投資を積極化、米政府主導”スターゲイト・プロジェクト”とも協業
マイクロソフトが1月29日、2024年10〜12月決算を発表。同社においては第2四半期にあたる。売上高は696億ドル(前年比12%増)、営業利益は317億ドル(同17%増)だった。
注目すべきポイントは当然、AIだ。サティア・ナデラCEOは「我々のAI事業は既に、年間売上ペース130億ドルを超えている。前年比175%の成長だ」と進捗をアピールする。
各事業の詳細に入る前に、ナデラCEOは全体の
メタ・プラットフォームズ、二年連続の大躍進 AI投資650億ドルと『Llama 4』で描く2025年
メタ・プラットフォームズが1月29日、2024年本決算を発表。年間売上高は1,645億ドル(前年比22%増)、営業利益694億ドル(同48%増)で着地した。
同社にとっては二年連続で大きな躍進の一年となった。株式市場での評価もうなぎのぼりで、時価総額は1.7兆ドルに到達。それでいて株価収益率は30倍を少し上回る程度とまずまずの水準だ。
今では33億人もの人たちが、メタ社のプロダクトのうち少なく
テスラ2024年本決算:売上横ばい着地でも投資家の期待は大。マスクCEOの大言壮語も炸裂
電気自動車メーカーのテスラが2025年1月29日、2024年本決算を発表。売上高は前年比1%増の977億ドル、営業利益は同20%減の71億ドルという結果に終わった。
テスラにとっては厳しい一年だった。株価も年の前半は低迷したが、その後は上向いた。現在の時価総額は1.2兆ドルを超え、株価収益率は100倍以上。売上横ばいで減益が続いている会社としては大した評価である。
当然そこには、今後に向けた成
中南米で躍進するデジタル銀行「Nu」ブラジル外でも急伸、クロスセル狙いサービスを多様化
ブラジルを中心にデジタル銀行事業を手がけるNu Holdingsが、2024年12月に株価急落にあえいだ。足元では復調しつつあるが、果たしてどのような状況にあるのか調べたい。
Nuについてはこれまで何度も取り上げてきたように、2023年から2024年11月にかけては極めて順調だった。ブラジルでの利用者は伸び続け、収益性も改善。株式市場における評価も膨らみ、この期間における株価は何倍にも膨らんだ。
Netflix 2024年本決算:売上加速、利益率向上で株価も高騰。広告会員は今年「十分なスケール」へ
ネットフリックスが1月21日、2024年本決算を発表。売上高は390億ドル(前年比16%増)へと加速し、営業利益率は約27%へと向上した。
四半期あたりの売上高も100億ドルを超えた。2025年1〜3月の営業利益予想は強気の29.4億ドル(営業利益率28%)。決算発表後の時間外株価は執筆時点で14%超の上昇となっている。
業績好調の背景にあるのは、コンテンツの人気だ。『イカゲーム』シーズン2は
業績堅調でも株価低迷を続ける「ペプシコ」の現在。風当たり強まる中”ポジティブ”な打ち手をアピール
米国の大手スナック・飲料メーカーであるペプシコが、株式市場での低迷にあえいでいる。
ペプシコは「ペプシコーラ」に加え、「マウンテンデュー」「フリトレー」「ドリトス」「ゲータレード」など様々な商材を扱う。飲料特化で優良企業となったコカコーラ社とは対照的に、多くのブランドを取り込むアプローチで拡大してきた企業だ。
業績そのものは堅調で、2023年には915億ドルを売り上げた。営業利益は120億ドル
バークシャー・ハサウェイが投資、ドメイン管理大手「VeriSign」が有する”圧倒的強み”
ウォーレン・バフェット氏が会長を務めるバークシャー・ハサウェイが、ベリサイン(VeriSign)の株式を追加取得したことが取り沙汰された。同社はベリサイン株の実に13%超を保有することで知られる。
ベリサインといえば、ドメイン管理サービスの世界的大手企業。ドメインとは「○○○.com」のような、URLの基礎部分である。
インターネット上のサービスは、個々にIPアドレスが割り振られたサーバーから
ヒスパニック系移民向け海外送金「インターメックス」業績好調も株価低迷で会社売却を検討
今回取り上げるのは国際送金を扱う米国企業、International Money Express(以下、インターメックス)だ。
インターメックスは1994年に創業。前身となる「Intermex Wire Transfer, LLC」を現ボードメンバーの一人であるジョン・リンコン(John Rincon)が設立。2006年まで社長兼会長を務めた。
2017年にはニューヨークのPEファンドであるス
オーツミルクでかつて話題を席巻した「オートリー」の業績が密かに改善している件
オーツミルクに特化するスウェーデン企業「オートリー」の業績が、意外なことに改善の兆しを見せている。
目覚ましいのはグロスマージンの改善だ。一時は売上高の10%を割るまでに悪化していたが、かつての水準である約30%へと回復。欧州を中心に売上も拡大し、売上総利益は前年比で90%増えた。
会社全体では依然として赤字だが、2023年に就任したジャン=クリストフ・フラタンCEOは成果を強調。「構造的かつ
HPE、生成AIブームで躍進:サブスクリプション型インフラと次世代GPUサーバーで収益拡大
米ヒューレットパッカード・エンタープライズ(HPE)が2024年8〜10月期決算で力強い成長を示した。 AI需要が急伸する中、サーバーの引き合いが収益拡大を後押ししている。
同社は従来より、エッジからクラウドまでを包括する戦略を掲げてきた。 特に「HPE GreenLake」を軸にしたサブスクリプション型サービスはARR(年間経常収益)を拡大。 2024年度は前年比で約5割増と顕著な伸びを示した