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業績堅調でも株価低迷を続ける「ペプシコ」の現在。風当たり強まる中”ポジティブ”な打ち手をアピール

米国の大手スナック・飲料メーカーであるペプシコが、株式市場での低迷にあえいでいる。

ペプシコは「ペプシコーラ」に加え、「マウンテンデュー」「フリトレー」「ドリトス」「ゲータレード」など様々な商材を扱う。飲料特化で優良企業となったコカコーラ社とは対照的に、多くのブランドを取り込むアプローチで拡大してきた企業だ。

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業績そのものは堅調で、2023年には915億ドルを売り上げた。営業利益は120億ドル。いわゆる増配企業としても知られ、2024年には52年連続で増配を行なったことをアピールした。

一方で増配というものは、十分な原資がなければできるものではない。ペプシコは一株あたり利益の75%以上を配当金にあてており、今後の持続性に疑いが生じてもおかしくない。今回は、そんなペプシコの現在について紹介する。

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