「普通」を突き詰めた先。
あなたは自分で成功者だと思いますか?
成功者とそうでない者の違いは何だと思いますか?
あなたが思う成功者のイメージはどんなものですか?
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今回は「普通」と「普通じゃない」について、思いつくまま書いていこうと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
さて、私は成功を収める人というのは、大多数の凡人とは一線を画した特別な存在だと思ってきました。
ですが、この「note」で、あなたの記事を含め、多くの方の意見や考え方に触れるうち、「成功者=特別な存在」ではないと思えるようになってきました。
実は、成功者こそ「普通の人」なのではないでしょうか?
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「普通」という感覚
【普通】ふつう
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。(Oxford Languagesより)
「自分は特別な存在である」
誰しも一度は抱いたことのある想いだと思いますし、私に至っては、今なお考えることもあります(笑)。
ある意味で、人は皆、特別な存在なのですが、それは「個性を持つ個人」としてのユニークさであり、「特別な存在=普通とは違う」ということではないと私は考えています。
コンピュータが普及したことにより、ヒトの手に余っていた膨大なデータが、情報として管理され、いつしか「データ至上主義」という考え方が世間に認知されるようになってきました。
データにとって「普通」とは、おそらくは「平均」を指し、統計学的には「採択域」の領域でしょう。
つまり「普通とは違う」というのは、「棄却域」であり、有意水準によりますが、わずか数%の領域のことを指します。
…ということは、おおよそ95~99%の人は「普通の人」なので、一見すると、残りの1%~5%を「普通じゃない人=成功者」としたくなる気持ちはあるのですが、現実は…違いますよね(/・ω・)/?
なぜなら「成功」というのは、他人でなく自らの判断基準によるものです。
ですから、今この瞬間、「(*'▽')…あれ、もしかして私ってば成功者なんじゃないの⁉」と思えば、あなたも成功者の仲間入りです(笑)。
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成功者=普通の人とは?
私なりの考えなのですが、ことビジネスにおいての成功、つまり利益をあげ、ファンを獲得し、成長し続ける企業の経営者に必要な要素として「普通」を理解していることが大切ではないかと思うのです。
先ほど、ちょっと小難しい「採択域と棄却域」という用語を用いましたが、「普通」という領域は、常にある一定の領域内(=採択域内)で変化し続けています。
これは、「流行」ですとか「トレンド」と言い換えることもできるのかもしれませんが、これらは「普通=一般的な感覚」がなければ、ただの自己満足なモノに過ぎません。
私はよく「アートとデザイン」に例えるのですが、「アート」というのは「100人中100人に見向きもされなくても行う主張」だと、ここでは定義します。
一方の「デザイン」は、「100人中限りなく100人に受け入れられる価値観」だと定義します。
要するに、「アート=棄却域」で「デザイン=採択域」となるのですが…面倒な言い回しをしてますよね(-_-;)スイマセン…。
つまりは、「成功者はデザインが優れている=普通領域(採択域)の人」という関係が成り立つのではないか?というのが、私の考えです。
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成功者とは天才ではなく秀才である
北野唯我さんの著書「天才を殺す凡人」をご存知でしょうか?
さきほどの「アート」というのは、「天才」のことです。
「天才」は、まさしく「普通じゃない」ので、「普通」という感覚を持ち合わせていない…とここでは仮定します。
「普通」ではない「認められなかった天才」は、成功者ではないとするならば、「棄却域=成功者」という説は成り立たないと言えそうです。
一方、「普通の人」の中から出現する「秀才」タイプの人間は「デザイン」です。
彼らは、「普通の人」だからこそ「普通」を理解し、ビジネスにおいては「流行」や「トレンド」をキャッチし、自ら発信することで、成功への切符を手にできるのです。
だとするならば、私たちが「成功したい」と望むのであれば、何が必要なのでしょう?
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「普通」を知り、「普通」を突き詰める
孫子の有名な言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」があります。
一般的には「敵と自分自身の力量を測る術に長けていれば負けることはない」といった意味で用いられ、今もビジネスで活用できる訓示でしょう。
さて、この「彼=敵」も「己=自分」も「普通の人」だとするならば、上記の孫子の言葉は「”普通”を知れば百戦殆からず」と置き換えられないでしょうか?
…多くの人が曖昧なまま把握している「普通」という実体のない存在を見極めることができたとしたら、どうなるでしょうか?
…「成功」に近づく気がしませんか?
私たちは、「成功者」に憧れを抱きつつも、「自分とは違う」と考えがちです。
しかし、「自分とは違う」というのは、必ずしも「普通じゃない」ということではないと私は思います。
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「普通をデザインする思考」
これこそが、誰もが成功できるために必要な、たった一つの事ではないでしょうか?
「デザイン」は、「100人中限りなく100人に受け入れられる価値観」だと定義しました。
「自己設定した目標を達成した」
「愛する人と家庭を持った」
「我が子に親孝行してもらった」
これらは、個人差は在れども「成功」の一例ではないでしょうか?
あとは、ここから派生するアイデアを突き詰めていく、その過程が「成功への道」なんだと思います。
案外、成功は「灯台下暗し」で、遠くばかり見ようとせず、足元を見れば、簡単に拾えるモノなのかもしれませんね。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。