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やっぱりプロはスゴイ‼
ほぼほぼ趣味に近い作業から、何の因果か、どこからか依頼を受け、何らかの成果物を世に送り出すことが、個人でも可能になってきました。
この「note」でも、誰もが個人の投稿記事を有料化するサービスを利用でき、それを購入する読者がいることも証明されました。
これはニーズの多様性と、潜在的なニーズである”ウォンツ”をキャッチする個人の感性の多様性の両方があって可能となっている事象だと思います。
かく言う私も、お恥ずかしながら、いくつかの成果物を公の場に提供してきました。
今回は、実際に職業としてのクリエーターの方のお仕事に触れる機会がありましたので、そちらについて書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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デザインの世界
私たちは、普段から多くのデザインと触れ合っています。
スマートフォンを手に取れば、さまざまなアプリケーションが直感的に使用できるようにアイコン化されており、そこには、アプリそのものの名前や企業名が、美しいフォントで構成されています。
また、スマートフォン自体が、一つのデザイン体として、造形美と機能美を備えた形だと捉えることも出来るでしょう。
あるいは外に出て、見慣れた光景に目を移してみても、そこに店舗の看板や商品のパッケージ、道行く自動車一つとってみても、施されたデザインの違いから好みが分かれることでしょう。
日常とは、どれだけのデザインと、それに対する企業やデザイナーの想いで溢れていることでしょう。
そして、消費者である私たちもまた、誰かの想いが詰まったデザインに、「愛着」という自身の想いを重ねていきます。
では、デザインとはどのようにして、「愛着」に辿り着くのでしょう?
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色と形、知覚と感性
ざっくり言ってしまえば、色や形といった「デザイン側の違い」と、私たち自身の、いわゆる知覚と感性といった「好みの違い」が、愛着という概念を形成していると考えています。
ここで重要なのは、「色と知覚」だと私は思っています。
色というのは、光がなければ認識できません。
太陽光などの光源から発せられる光の波長と、物体が反射・吸収する光の波長が、私たちにさまざまな色彩をもたらしてくれています。
また、私たち人間の知覚(視覚)にも、光の波長を感知する器官があるからこそ色を認識できることも忘れてはなりません。
よく、優れたデザインに対し、「輝いている」といった表現をしますが、文字通り、光を美に収束したモノこそ、デザインというコトなのでしょう。
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デザインが世に出る瞬間への立ち合い
さて、前置きが長くなってしまいましたが、とあるデザイナーさんに制作依頼した企業ロゴの選考の場に立ち会う機会がありました。
企業側とのヒアリングをもとに、illustratorなどを使用し、いくつかのロゴマークとフォントの組み合わせの候補を提示しながら、デザイナーさんの意図をプレゼンしていただきました。
そのクオリティと込められたメッセージは、まさに「輝いて」いました。
冒頭に書いたように、私も何らかの成果物を制作している身ですから、多少なりとも、そのデザインの制作背景にあるものは感じることができます。
そして、そのブ厚さに対し、素直に感嘆するとともに、プロフェッショナルとは何か?という気概に圧倒されました。
提示されたロゴデザインは4点でしたが、おそらく、その背景には膨大な候補(没にした作品)があり、厳選された4点であったことは明白です。
「考え切る」「やり切る」
これはビジネスの世界にも通ずることですが、中途半端な作業をしないからこそ、成果をもたらし、自らの仕事に誇りを持てるのだと思います。
当たり前のことに感じてしまいますが、その当たり前を、とことん突き詰めるのがプロフェッショナルなのだと、今回の機会から改めて感じ取ることができました。
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今回の記事には、さまざまな教訓があります。
またしばらくしたら、私自身でも読み返し、今よりもプロフェッショナルへの道を切り拓いている自分でありたいと思います。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
以上となります。