土と生き物に触れる by 合気道至心会(岐阜)

岐阜の端っこで、自分にできる範囲で農+環境活動をしています。ビオトープ管理士(計画管理士・施工管理士) / 元・環境NPO職員(河川・海洋ごみ問題) ☆ ★本業の 「合気道」についてはコチラで書いてます ☆ ★ https://note.com/aikidoshishinkai

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ご挨拶(岐阜で、土に触れる #1)

(1)東京でずっとモヤモヤしていたこと①「土から離れては生きられない」 大学入学を機に、岐阜から上京しました。それから、2022年末に岐阜へUターンするまで、ずっと東京での生活でした。 東京で生活した16年間、ずっとモヤモヤしていたことがあります。それは「土」に触れる機会がないことでした。 とはいえ、岐阜の実家は農家でもなく、日常的に土に触れる環境で育ったわけではありません。それでも、家の周囲に田畑が広がる環境ですので、「土」は身近なものでした。それに比べて、東京での

    • 水路も田んぼも、(侵略的)外来生物でいっぱい(ビオトープを守り・育てる #2)

      (1)身近な田んぼや水路は、(侵略的)外来生物でいっぱい水路や田んぼには、たくさんの生き物が棲んでいます。 私は生き物の同定(生物名や種の判別)にはまだまだ不案内ですが、近所の田んぼや水路では、次のような生き物を採取した経験があります。 魚:メダカ、フナ、ドジョウ、ナマズ(岐阜では国内外来種)、etc. 巻貝類:マルタニシ、ヒメタニシ、オオタニシ、カワニナ 水生昆虫:マツモムシ、ゲンゴロウ、etc. カエル:ツチガエル、ニホンアマガエル、トノサマガエル ですが、頻

      • 水没しない畑を!菌ちゃん農法①(岐阜で、土に触れる #6)

        (1)畑がほとんど水没!(2023年)① 休耕田を畑として再活用 昨年(2023年)の春頃から、わが家の休耕田を畑へと再活用する作業を、コツコツと進めています。 昨年は、全面に蔓延っていた葦(アシ)の根を掘り返して除去しつつ、休耕田の一画に土を盛り上げて、なんとか一畝を拵えました。土を盛り上げるために掘り返した部分は、水が溜まりやすいようにして、生き物が生息できるエリア(ビオトープ)にしています。 こうして拵えた畝には、春頃(2023年)に次のような作物を植えました。

        • ある「小さな組織」で起きたハラスメント騒動-(2)ハラスメントは「小さな組織」で起きている<後編>

          (↓ ↓ 前編はこちら ↓ ↓) 『(1)ハラスメントは「小さな組織」で起きている<前編>』 (5)処罰できない「小さな組織」①「事実確認」のゴタゴタ 2021年7月末、セクハラによってOさんが退職。そこから私へのパワハラが開始。そして10月、Hさんがセクハラ被害の存在を公表。ここに来てようやく、(環境NPO)A社としての「事実確認」が始まりました。 とはいえ、A社の意思決定を担う理事会は、事務局スタッフ2名の理事(I氏・Fさん)を除き、全員が「ボランティア」でその任

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        ご挨拶(岐阜で、土に触れる #1)

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        • 岐阜でビオトープに関わる
          2本
        • 岐阜と農的な、あれこれ
          6本
        • 「小さな組織」で巻き込まれたハラスメント騒動
          3本

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          ある「小さな組織」で起きたハラスメント騒動-(3)加害上司が「サイコパスの特徴」を兼ね備えていた件について

          (1)この記事の目的① キッカケは、加害上司による仲間への陰口 これは、東京の、とある環境NPO(A社)で起きた「実話」です。 2021年6月末、同僚の女性スタッフ(Oさん)から、セクハラ被害の相談を受けました。加害者はA社の現場リーダー(事務局長)であるI氏でした。 それからまもなく、OさんはI氏から追い出されるように退職したのですが、そこからI氏による私への(報復の)パワハラが始まりました。無視や仕事を回さないといった陰湿なものばかりでしたが、そこには、私に関する(

          ある「小さな組織」で起きたハラスメント騒動-(3)加害上司が「サイコパスの特徴」を兼ね備えていた件について

          ある「小さな組織」で起きたハラスメント騒動-(1)ハラスメントは「小さな組織」で起きている<前編>

          (1)コロナ禍の始まりに、「小さな組織」へ転職しましたこれは、とある「小さな組織」で私が経験した、「ハラスメント」にまつわるお話です。 コロナ禍が日本を覆い始めた2020年3月、環境NPO・A社(東京)の事務局に転職しました(注: NPOなので「会社」ではありませんが、この記事では「A社」とします)。 私の入職当時、A社は正規職員4名(全員男性)・非正規職員2名(どちらも女性)というスタッフ構成でした。いわゆる「小さな組織」です。ただし、「小さな組織」というのは、フルタイ

          ある「小さな組織」で起きたハラスメント騒動-(1)ハラスメントは「小さな組織」で起きている<前編>

          近所の水路も「ビオトープ」(ビオトープを守り・育てる #1)

          (1)生き物が住めば「ビオトープ」①「ビオトープ」の定義 皆さんは、「ビオトープ」という言葉を聞いて、何をイメージしますか? 「知らない」という方が多いかも。。また、「聞いたことある」という方は、学校や公園などにある、整備の行き届いた「池+その周辺」などをイメージするかもしれません。 私も、仕事で「ビオトープ管理士」資格を取得するまで、同じような、ボンヤリとしたイメージを抱いていました。 実は、「ビオトープ」という言葉が意味する範囲は、とても広いのです。都市の街路樹

          近所の水路も「ビオトープ」(ビオトープを守り・育てる #1)

          自足すること(岐阜で、土に触れる #5)

          (1)「自給自足」は難しい。でも「自足」はできる私たちが日常的に口にする発酵食品や保存食たち。その中には、材料を揃えて仕込めば、あとは食材と菌が美味しく仕上げてくれるものが、意外に多くあります。 この記事でも書きましたが、わが家では自家製のヨーグルトと甘酒を常備しています。ヨーグルトも甘酒も、材料を混ぜてセットすれば、いとも簡単にできあがります(しかも美味しい)。 なお、この記事で紹介する発酵食品や保存食の、その材料のほとんどは購入しています。そのため「自給自足」とは言

          自足すること(岐阜で、土に触れる #5)

          休耕田の活用② / 地方の「負」動産(岐阜で、土に触れる #4)

          今回は、次の2つをテーマに書いています。 休耕田の再活用(続報) わが家も直面する、地方の「負」動産 (1)草刈りに勤しんでます① 休耕田の再活用(続報) わが家が所有する2か所の休耕田のうち、自宅に近い田んぼは、畑地への転換・活用を進めています。土を盛り上げてこしらえたわずかな畑地では、現在(2023年6月末時点)、次のような作物が育っています。 いちじく×2(日本種・西洋種) 枝豆 さつまいも それなりの高さの畝を設けたつもりでしたが、梅雨期の雨と水位の上

          休耕田の活用② / 地方の「負」動産(岐阜で、土に触れる #4)

          休耕田の活用①(岐阜で、土に触れる #3)

          (1)耕作をやめれば、ただの荒地ですわが家には2か所の「田んぼ」があります。 1つは父が相続したもの。こちらは、家から車で1時間という距離にあります。もう1つは母が相続したもの。こちらは、家から車で5分(徒歩で15分)という、距離です。 どちらも10年以上前に耕作をやめています。耕作をやめたからといって、放置はできません。耕作をやめた田畑は、雑草たちのパラダイスとなるからです。すると、周囲のまだ現役で作付をされている田畑の迷惑となってしまいます。そのため、草刈りだけは定期

          休耕田の活用①(岐阜で、土に触れる #3)

          竹と筍(岐阜で、土に触れる #2)

          (1)竹林の維持・管理① わが家の「負」動産たち わが家には「微妙な」不動産があります。 それは「田んぼ(休耕田)」と「山林(雑木林+竹林)」です。といっても、規模が小さく、アクセスも悪いため、ほとんど活用できていません。 「田んぼ(休耕田)」は、放置すれば雑草だらけになります。周りの田畑への雑草被害を防ぐためにも、毎年の定期的な草刈りは欠かせません。春~夏に草は成長するので、暑い中での草刈りが必須です。地獄の作業です。 これらは、管理の手間がかかるだけで、何も生み

          竹と筍(岐阜で、土に触れる #2)