僕は映画を見ることが好きです。
2時間くらいの中に喜怒哀楽が詰まっていて、見てよかったって思える作品にたくさん出会ってきたからです。そして、映画の感想を言い合うことも好きです。
自分とは違う視点を発見したり、共感したり、
映画を見た後にも感動があるからです。
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以前、僕は↓のような記事を書きました。この時は大学生だったころを思い出して、過去の自分に向けるように書きました。
今回は少し観点を変えて、感想戦のしがいがある作品を10作選んでみました。感想は価値観が出やすいです。だから、気の置けないくらい仲の良い人と見ることをイメージして選びました。
否定せず、自由奔放に、楽しく
映画を語れる時間が読者さまにも訪れますように。
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①ラ・ラ・ランド(2016年)
感想を語り合いたいおすすめ映画のトップバッターは「ラ・ラ・ランド」です。見た人はその意図わかりますよね?一番は最後のシーンの感想です。おっとっと、あまりいうとネタバレになってしまうのでこれ以上は言いません。
ラストシーン以外にも、冒頭の構想道路で踊るシーンや印象的なシーンがたくさんあるので、どのシーンが好きか話すだけでも盛り上がりそうです。夢と現実をどう捉えますか?映画というフィクションだから、投影できる意見もありますよね。
ライアン・ゴズリングとエマ・ワトソンの表情が忘れられない映画です。
②プラダを着た悪魔(2006年)
次はちょっと話しやすそうな映画の紹介です。
仕事も恋も頑張りたい気持ちはありますよね。その気持ちを後押ししてくれる映画です。悩み方がすごくうまく表現されていると思いますし、変わっていくアンディと自分を重ねても面白いかも。
苦しいときに手を差し伸べてくれる、その手に気づきたいですね。
共感できるところを語り合ったら、いい信頼関係を気づけそうです。
何回も見たい映画です!
③そして父になる(2013年)
家族観が出る映画の紹介です。
取り違いの判明によって、子どもと親の絆が揺らぎます。愛情の源泉って何なのでしょうか。血のつながりでしょうか?時間のつながりでしょうか。そこにいい悪いはなく、向かい合い方が問われています。
「そして父になる」は1つの結末を見せているに過ぎなくて、いくつもの結末が存在しているのでしょう。でも、どの結末を選んでも、変わらないもの・変わってほしくないものがありそうです。自分の中だけにしまっておくのはもったいないかなと思ってノミネートしました。
蛇足ですが、福山雅治と尾野真千子の夫婦って最強では?
④アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年)
誰とみても同じ感動を与えてくれて、一緒に泣ける映画と思って、選びました。どうして尊い時間はあっという間に過ぎるのでしょうか?尊い時間を過ごすのに、どうして十分な準備の時間を与えてくれないのでしょうか?
SF要素が強い映画なので、日常の「ある部分」が強調されています。時間は戻らないということです。戻らないことを強く思い知って、何か行動に移したくなります。その時、大事な人が近くにいたら、接し方が変わるかもしれません。
僕の一押し映画です。
⑤天使のくれた時間(2000年)
次も時間のSF色が色濃く表現されている映画です。この手の映画は名作が多いですね。時間軸を操れる映画の十八番の分野かもしれません。
今と違う人生を想像したことがあるでしょうか。
もし○○なら、こうなってた って語り合ったら朝までかかるかもしれません。隣の芝生は青く見えることはたくさんあります。でも、自分で選んだことに自信を持つことも必要かもしれません。
最後の終わり方がどれだけよいか語り合いたいです。
⑥この世界の片隅に(2016年)
どんな感想が出てくるか、ちょっと想像つきづらいかもしれません。
それだけ論点がたくさんあって、感情が揺さぶられる瞬間が多いからです。
現代と時代背景が違っても、通じるものはどこかにあるはずです。そこには人の営みがあるからです。通じたところを感想として、言い合えるのは最高ですね。人を選ぶかもしれないですが、ちゃんと自分の意見を持ちたい映画でした。
主人公の声がはまってて、映画のポスター見るたびに声が再生されます。
⑦アポロ13(1995年)
同じ感想を抱きそうな映画の紹介です。
宇宙の暗闇の中でハプニングが起こります。それに対処しようとする乗組員と管制塔の人間ドラマが熱い映画です。
ここがすごい。ここが尊敬できる。
って、素直に言い合えそうです。熱が熱いうちに話し切りましょう。危機の時ほど、本性が出やすいです。それでもあきらめずに地球に戻る姿から、何かのメッセージを受け取れるはずです。
トムハンクスのファンの方は必須科目です。
⑧イエスタデイ(2019年)
映画というコンテンツの良さが詰まった映画です。ぜひ、映画好きと語り合いましょう。自分だけ有利な状況にいた時、ダメだと知っていても流されてしまうことがあります。主人公・ジャックはそのでした。
有名になって見える新しい景色の裏には、見えなくなったなじみの景色があるようです。失敗から学ぶこともあるでしょうが、それ以上に自分の気持ちに素直になれる勇気が光ります。
素直さを話題にしたら、絆が強くなりそうです。
新しいことに気づくだけでなく、今まで築いた絆を強くするのに役立つ映画です。Beatlesが好きな人は小ネタの話をしましょう。
⑨バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年)
悪巧みと若さと勢いを語れる映画です。家庭環境と学校での立ち振る舞いが巧い作品です。正義や悪で語り切れない部分もあるので、語る価値がありそうです。一種のビジネスが成り立っていて、ビジネスにおける美意識が問われているようです。
チームを組む際には、人選って本当に大事なんですね。
どんな人とチームを組みたいか価値観が出て、新しい発見がありそうです。
学生時代の自分と重ねて共感できるところもあるかもです。
過去の自分を出して、見つめなおすきっかけにしてもよいですね。
⑩グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年)
ラストを飾るのは、人の信頼関係を真っ直ぐに描いた作品です。
出合いによって、人生は変わります。もちろん、ぶつかることも多いし、投げ出したくもなります。だって、投げ出した方が楽だからです。
どんなにおおらかな人でも限界値はあります。どこまで辛抱したらよいかわからなくて、人間味を感じました。正面からぶつかって、受け止めてくる人がいるありがたさに、いつ気づくことができるでしょうか。
誰でも仲良くできません。
今までの人生の中で、人間関係に悩んだことがあるからこそ、
響くシーンがあると思います。その感情を自分の中から、外に出したら感動できそうです。
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今回は感想を語り合いたい映画をまとめてみました。
シェアすることで、何かがうまれることがあります。その感情を大事にしたいですね。そして、その感情を伝えらる人がいることにも感謝したいですね。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。