【本レビュー】『服が、めんどい』を読みました。
実用本は普段買わないのですが、いい本をみつけました。
「何」を「どこ」で選び、「どうやって」着ればいいのかがまとまっています。再現性が高く、これならできそうかなと思えました。感想を綴ります
めんどいから出発
タイトルに心の声が漏れています。でも、「めんどい」からスタートしているので、「めんどくない」衣装術が紹介されています。最初に「余計なことはしないでください」と記載されていて、インパクトがありました。
めんどくさいように「レシピ通り」に服を選び、定番の型を目指すユニフォーム化をしましょう。と紹介されています。
選択肢を絞ってもらえるのがありがたいですね。
ネットで検索すれば、たくさんの情報が手に入ります。でも、その情報をどう絞るかは個人の判断です。服装など今まであまり関心がない人からすると、選択肢の絞り方の方が貴重な情報です。
何をどう組み合わせるのか
冒頭でも書いたように再現性の高さが魅力の本です。
1品ごとに色や形、ブランド、価格が示されつつ、どの服と組み合わせればいいか、イラストで紹介されています。
2019年に発売された本なので、手に入りづらいアイテムもかるかもしれないですが、良い点悪い点が整理されているので大きく失敗しなさそうです。そもそも、組み合わせしやすいアイテムを買うように勧めています。
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人目を惹くとてもおしゃれなファッションではなく、
徹底的に失敗をなくす方向に舵を切っているところが印象的です。
また、よくよく読むと、再現性だけでなく、汎用性もあります。
例えば、時計は「カジュアルな黒文字盤を選ぶ」とあって、「セイコープロスペックのlowercase」という具体的な名もあがっていますが、2023年現在、限定品のためか中古以外でこの時計を見つけられませんでした。
でも、「カジュアルな黒文字盤」という方針や、おすすめポイントが紹介されているので、ポイントを押さえやすく、失敗しない買い物ができそうです。
僕は結局、たくさん時計屋さんを回って、モンディーンというスイスの時計ブランドの時計で、シンプルな黒文字盤のものを買いました。
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物語の本だけでなく、ノウハウを知れる本もたくさんありますね。
普段読まない実用系の本が生活に役に立って、楽しい読書体験でした。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。