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育休夫が感じる劇的な変化7選

瀧本家の夫、タケシです!2024年7月、わが家に待望の第一子が誕生し、僕は妻サキが里帰りから戻ってきたタイミングで2ヶ月の育休を取っています。早いもので折り返し地点を過ぎ、この記事を書いている時点で育休43日目です。

一度きりの人生ですし、もし家族が増えたらとことん子ども向き合う時間が欲しいと思っていました。で、せっかく育休を取るなら3ヶ月以上と思っていたのですが、僕の場合転職して間もないのと経済的な状況を鑑みて2ヶ月にしました。サキともしっかり相談しました。ちなみに1ヶ月未満だと自分にはどうも短いような気がして選択肢から除外していました。

前置きはこのへんにして、この記事では僕が感じた自分の変化について書きたいと思います。


❶生活リズムが自動的に整う

育休に入ると、いきなり赤ちゃんファーストで毎日が回りだします。もうフルスロットルです。否が応でもルーティンが変わります。中でも、早寝と早起き。特に僕の場合、就寝時間が早くなり午前0時半→午後10時台と2時間近く前倒しになっております。

というのも、赤ちゃんの生活リズムを作るために昼夜の区別をしっかりつけているんですよね。夜は照明を落として過ごすし、赤ちゃんは遅くとも午後8時には寝るのでそれ以降でできることって極めて限られるんですよね。(お部屋がいっぱいあるお家の方は別ですよ…)

わが家は2LDKで、赤ちゃんが寝る和室とリビングが隣接しているうえ、今はリビングのエアコン1台でこの2部屋を冷やしているため、仕切りの戸を外して過ごしています。

息子が寝た後、夫婦がどうしても作業したいときはキッチンのシンクの電気を頼りにPCやスマホをいじったり読書したりしています。といってもすぐ目が疲れる(というか目に悪すぎる)のですぐにあきらめて寝ますが…。それに伴ってテレビを見る時間も減りました。

朝はというと、起床時間=子どもが起きる時間です。平均すると午前6時半〜7時半。ここはこれまでと大きく変わりませんが、二度寝やスヌーズを切りながらダラダラ寝続ける怠惰は許されないという決定的な違いがあります(笑)

❷毎日、お風呂!

夕食前の午後6時ごろに子どもをお風呂に入れています。息子はお風呂が大好き。直前まで泣いていても、お風呂に入ると目を軽く閉じて気持ち良さそうな表情に変わります。吹き出しを付けるなら「今宵もええ湯加減や〜♨️」って感じです。僕も一番好きなふれあいタイムです。

話を戻します。子どものお風呂タイムが新設されたおかげで、夫婦ともに毎日湯船に浸かるようになりました。もちろん、子どもの世話次第で長く入っていられないこともありますが、シャワーよりは疲れが取れますし、何より夏の冷房で冷えた体全体が温まりますよね。

しかし考えてみると、毎日バスタブを洗ってお湯を張って入る暮らしって実家にいた10代以来のことかもしれないなとふと思いました。と言っても、あの頃は追いだき機能を使っていたので、毎日ぜいたくに一番風呂に浸かるっていう習慣はなかった。

みなさんはいかがでしょうか。

❸外出先でエレベーターチェック

これが一番大きな気付きでした。赤ちゃん連れの移動って難しい。ベビーカー押して電車1本乗るにしてもこれまでと移動ルートがガラリと変わるんですよね。

①最寄り駅の改札階(2F)まで
②改札後、ホーム階(1F)まで
③到着駅のホーム階(2F)から改札階(1F)
④改札出て商業施設直結の通路階(2F)まで
⑤商業施設のアカチャンホンポ(3F)まで

これは瀧本家がいつも大変お世話になっている駅直結の商業施設に行くときに使ったエレベーターの数。往路だけでも5回ですね。まあ数は慣れればいいのですが、意外と難しいのがどこにエレベーターがあるのか、電車の車両に乗ればエレベーターが近いのかのインプット。

自分中心で行動していた時はエレベーターにフォーカスして歩いてない(むしろ健康維持のために使わないようにしていた)ので知らないんですよね。赤ちゃんの最適な動線確保のため、夫婦ともども日々勉強です。

❹意図せず痩せた

これは日々の抱っこ、ゆらゆら、散歩の賜物!育休前、長らく66kg前後で推移していた体重が62kg台に突入。この夏の暑さの影響もあるでしょうが、驚きを隠せません。

❺筋肉痛と腰痛

先輩パパママには事前警告を受けていましたが、やはり避けては通れません。まだ深刻さはそこまでですが、朝起きると手首や背中、肩がバキバキで動かない…。腰も痛い。

そして9月初旬のある朝、起き抜けにトイレに向かう途中でフローリングがグワングワンたわんでいるような感覚になりました。人生初体験。自分の足腰の衰えにショックを受けましたが、凹んでる暇などないのでとりあえず寝る前に夫婦でストレッチをしています。

僕が好きなのはMarikoさんのYouTube動画シリーズです。まりなさんのシリーズも好きですが、Marikoさんはいたって正統派って感じ。
https://youtu.be/cmaoZsTVuCI?si=hcBesjNM5rsCLgUI

❻「家庭都合で」と誘いを断るようになった

僕は社交的で、飲み会や交流会の幹事も多く引き受けるタイプですが、育休に入ってからはほぼ全て断っています。育休は限られた時間なので、今は育児に全集中したいじゃないですか。あちこち顔出したい気持ちは山々ですけど、育児って後からキャッチアップできないので。

…なんて言ってますが、この心境の変化には自分でも驚きました。もちろん、家族以外のコミュニティに出る必要性も理解してはいるんですけどね。でもいったんそういう生活をしてしまうと際限なくなってしまいそうなので、僕は休みに入る前に「自分からは誘わない」「海外から一時帰国中の友人には会う」「瀧本家への来客は断らない」と決めました(笑)

海外帰国中の友人は今しか会えない。来客は自宅で対応できるので夫婦の育児オペレーションをそこまで崩さなくてもいいんですよね。(何より「家族が増えた瀧本夫婦に会いに行きたい」という厚意がありがたい)

別にサキに言われたわけでもないのですが、上記のマイルールは自分の歯止めにもなってよかったです。それに伴って外食や飲酒機会がガクッと減ったのも大きな変化です。

❼時間管理能力アップ

時間との闘いなので、家事も育児も自分のことも限られた時間でなんとかしようとします。その結果、先読みやリスクコントロールができるようになりました。

例えば、料理。

料理が趣味の僕が主に担当してるんですが、数日先のメニューを考えるなど、管理能力が上がった気がしています(笑)より計画的に食材を買えるようになりました。パックの豚バラ肉の使い回しが上手くなったり、セロリの本体と葉の部分それぞれで副菜作ったり。作り置きメニュー増やすとかもしています。

ところで、この前おっぱいを飲みながらうんちをする息子を見ながら思ったんですけど、赤ちゃんって職務遂行能力高くないですか?

だって、口から栄養を摂り入れるという大仕事(input)をこなしながら、下からブリブリしてる(output)んですよ。天才です。インプットしながらアウトプットするのは究極のマルチタスクです。

【番外編】「全ての母子に優しくあれ」の精神が備わった

これは育休というよりも立ち会い出産の影響かもしれませんが、まさに書いた通りですね。妊娠判明〜出産日までのサキを見て、産む母も産道から出てくる子も命懸けだと実感したし、無事生まれてきても新生児への心配はあれこれ尽きないと思い知りました。泣きじゃくっても不安、逆にものすごく静かでも「息してるか?」とすぐ心配になる…。

地球上では毎日約20万人の子どもが生まれているそうですが、新しい生命体を世に届けてくれる母は本当に尊い存在です。それに必死で応える子もすごい。なんで君は生まれてすぐおっぱいを吸えるんだ?誰も教えていないのに。

そんなことを考えると、優しくしないわけにはいかないです。僕は出産、授乳はできないけど「共感力」だけは持っていたい。

街中で困っている母親がいたらせめて手を差し伸べたいし、電車でギャン泣きする赤ちゃんがいたら笑顔で見守りたいなと思っています。

こんな話を友人にしたら、「だったら母子だけなんて言わず、全ての人に優しくすればいいじゃない?」と茶々入れられましたが、世の中のママや赤ちゃんへの眼差しがあまりにも厳しいと思うことがあるのでこうした思いに至った次第であります。

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