ロゴセラピー 逆説志向を実践してみて
この記事に書いてあること
ロゴセラピーの逆説志向の考え方を取り入れたときのことなどが書いてあります。今の自分より行動に移しやすくなるかもしれません。身体症状も気にならなくなりました。記事を書いている人は確実に行動力が上がり生活の質はあがりました。
ロゴセラピーとは
今回のテーマである逆説志向とはなにか
人は望まない状況や、気持ちを避けます。もしかしたらそういう状況が来るのではないかと予想し始めると不安になっていきます。これを予期不安といいます。予期不安は不安を呼び寄せ、身体症状、ドキドキしたり、手汗がべちょべちょ、顔が赤くなり、声がふるえなど、、そして意識がそれに向かうとまた予期不安をおこします。そしてそれは不安を呼び起こし、、、
このぐるぐる状態を解き放つためにあるのが逆説志向になります。
逆説志向(paradoxical intention)とは、「そうなってほしくない症状」を、逆に「もっとそうなれ」とユーモアをもってあえて望む(志向する)ことで、症状を軽くする心理療法です。
簡単にいえば、恐れ、不安、緊張から発生する心理プロセスを狂わせにかかるわけです。決まったパターンを崩しにかかる方法ともいえます。
自分の身体に起きることを異常事態と認識することから恐怖、不安が発生します。
前述した通り、「恐れ」が発生すると「恐れ」から逃れようとして、「そうなって欲しくない症状」(心臓のドキドキ、緊張、赤面、汗が流れるなど)が始まります。すると、さらに「恐れ」が強くなり、症状も強く出てきます。
そこで、ユーモア用いてあえて恐れていることを楽しみなこと、訪れてほしいことと考えることによって異常事態を正常状態へと変化させていくのがこの技法の肝になります。
注意
万能な方法ではありませんので、病院、クリニックに通院している方は主治医の意見を必ず聞いてから実践してください
実践してみて
人前に立つと声が震え、手汗はびちゃびちゃに、、そのことを考えると不安でいっぱいになることが多々ありました。こうした経験は同じような場面に遭遇するとまたなるんじゃないかと予期不安を呼び起こし、身体症状そして不安へと毎度毎度繰り返していました。結果としてそうした場所や場面を避けるようになり、いつまでたっても改善が見られませんでした。
ほかにも、自分の知らないところに行くにしても道に迷ったらどうしようかと考えるだけで行くのが億劫になり結局やめてしまう。転職活動から距離を取ろうとするなどの行動が多々ありました。学生時代までさかのぼるとさらにいろいろなエピソードが出てきます。
何とかしたいと思った僕は、あえて嫌な状況を望み、不安に無図から突っ込んでいくことを実践するようになりました。
人前に立って緊張している姿を見せて、笑われてやろう
道に迷ってどんどん怒られてやろうか(笑)
面接で支離滅裂で緊張する僕の姿を見てくれ
といった考え、言葉を胸に秘めどんどん自分が苦手な状況に突っ込んでいくようにしたわけです。
最初は不安いっぱいでも、こうしたことを繰り返しているうちに次第に慣れていき、緊張や不安を感じる頻度は減っていきました。緊張や不安が減れば行動量も増えます、そしてどんどん慣れていくという良いループに入ることができたわけです。全部が全部改善したわけではありません。少なくとも知らない場所に行く、面接に対して恐怖を抱いて逃げようとすることはかなり減りました。
まとめ
不安や望まない身体症状をあえてユーモアをもって臨んでいくという逆説志向の紹介でした。挑戦する価値は大いにあると思います。ぜひこの方法を取り入れて、生活がより充実してものになることを祈っています。
重ねて申し上げますが、すべての症状、状況に当てはまるわけではないです、病院、クリニックにかかっている人は必ず相談してから行ってみてください。