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情報が溢れるいまの時代に、一番信頼できるレコメンド

進むべき方向、勉強できる分野、自分を楽しませる方法がものすごい勢いで拡大していく。
そうした選択肢を一つひとつ試していたら、一年あっても時間が足りない。
過去24時間に発明されたものやら作られたものを全部チェックするだけで、1年はかかってしまう。
※本中より引用


『〈インターネット〉の次に来るもの』を読んだ感想、第25回です!

第1回はこちら↓


情報量が莫大になっている、なんて話はいたるところで言われています。

主にテクノロジーの進歩を背景として、以前よりも多くのひとが情報を発信するようになったからです。

もう、ぼくたちはすべての情報を追いかけることは無理です。

情報を生真面目にぜんぶ追いかけていたら、それだけで一生が終わります。


だったらどうすればいいのか。

そう、優先順位をつけるしかありません。

こうした広野を旅するには道案内が必要だ。
人生は短く、読むべき本は多過ぎる。
どれを選べば良いかを誰か、あるいは何かが耳元で囁いてくれないと決められない。
優先順位付けが必要なのだ。
※本中より引用


そして筆者は、現代に存在する優先順位の手段を、本中にて列挙します。

ゲートキーパー、仲介者、キュレーター、ブランド、政府、文化的環境、友人、、、、、、そして最後に『われわれ』と記述されています。


ちなみに、最後から2番目の『友人』については、こんなふうに記述されています。

友人:選択する際に仲間から受ける影響は大きい。われわれは高い確率で友人が選んだものを選ぶ。
※本中より引用


これは、いまふうに言うと『インフルエンサーマーケティング』とも近いところがありますよね。

ふだんSNSで見ているあの人がオススメしているから、買ってみよう、見てみよう、行ってみよう。

あと、そこからもう少し進んで、SNSでインフルエンサーではない、本当の友だちの口コミも簡単に知れるようになったからこそ、改めて『口コミ』の威力が見直されています。

インフルエンサーは、もしかしたらウソをついているかもしれないですからね!


ただ、インフルエンサーより、友人よりも信頼できる最強のフィルターは、『自分自身』です。

われわれ:われわれは自分自身の好みや判断に基づいて選ぶ。伝統的にはこのフィルターが最も希少なものだ。
※本中より引用


自分で勉強して知識をつけて、自分でいろいろと比べてみて、自分で比較する。

優先順位のつけ方数あれど、これ以上に信頼できるフィルターはありません。

だから究極的には『自分自身』こそが、一番信頼できるフィルターということになります。


ただ、現実問題としては、そんな全部の選択でイチイチ調べてイチイチ比較してたら、それこそ時間が足りません。

だから、とりあえず、自分が好きな分野とか得意な事柄に対して、『自分自身』というフィルターをかけるようにするのが得策です。

そうやってそれぞれが自分の得意な分野でフィルターを持つからこそ、お互いにフィルターの貸し借りによって必要以上に労力やお金や時間をかけなくて済みます。


ということで、結局『自分の好きな分野や得意なこと』を徹底的に突き詰めて、逆にそれほど好きや得意でない分野については、それが好きだったり得意なひとだったりを頼ろう!というありきたりな結論になってしまうのですが、、、!

とりあえず一番信頼できるフィルターは『自分自身』だよということは、念頭に置いておきたいなという話でした!



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