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読書って健康みたいなもの?
こちらを読み終えた。
読書は重要かつ必要だと思っているが、なかなか始めるキッカケもないし、何から読めば良いかわからない、時間も無い、お金もない、集中力も無い、他に楽しそうなことがいっぱいある...。そんなお悩みが多いだろう。
これって健康と同じなのでは?
適度な運動が必要、野菜を食べなさい、規則正しい生活をしなさいなどなど。わかっちゃいるけど云々、植木等も言っていたよなー。やっぱり、何か劇的な出来事で半ば強制的に始めないとダメなのかもしれない、という身も蓋もないことを言ってみる。病気になって初めて健康の大切さに気づく、みたいな。
さて、本著のプロローグの一文で度肝を抜かれた。
大学4年間で1,000万円分1万冊以上の本を買うことになります。そして、それらをすべて読みました。
4年間で1万冊を読了するのは物理的に無理なので、とりあえず必要だと思われた書籍を片っ端から購入、ある程度の時間をかけて膨大な積読を消化していったと思われる。(どう見積もっても10年は必要だろう)
さすがは万単位を超える冊数を読んでいる人の考察は素晴らしい。さりとて特段難しいことは何もなく、ごくごく基本的な事実を述べている。きっと誰が何を何冊読んだとしても、得られるメリットは同じなのだと思う。
88種のセオリーの中から、特に共感し推奨したいものをまとめた。
本を読むと付き合う人が一変する
「読書しないグループの人たちの話題はたいていネガティヴな噂話が中心、読書する人はポジティヴで前向きな話が中心です」ま、確かにそうかもしれないが、読書=高尚な行為である、というマウンティングはナンセンス。本を読まない人たちを排除してはいけない。やや極端な評である。
仲良くなりたい人のオススメ本は積極的に読む
本好きな人から紹介いただいた本は即読むことにしている。へぇ面白そう!読んでみたい!というお調子者?は凄く多いが、実行を伴う人はほとんど居ない。行動を見せてくれた人は信頼できるし、応援したいと思う。
ネット書店だけに頼らず週に一度書店で世の中をつかむ
これは言わずもがな。amazonのオススメ機能は凄く便利だが、プロの選書も是非リアルに体感してもらいたい。*入場料を支払う本屋「文喫」について書いた記事があるので、ご笑覧ください。
ハズレ本を当たり本に変えられるのが知性
確かにその通りだと思う。上述の「本を読むと付き合う人が一変する」に近似しているのかも。もったいないと思う。余談だが自分に合わない本を貶めるような発言をしている人は、リアルに人付き合いでも同様に好き嫌いがハッキリしている気がする。
いつも群がっている人は真の成功者になれない
「いったい成功者は一人で何をしているのでしょうか?本を読んでいるのです」と書いてあって、声を出して笑ってしまった。自分はいつも一人だし、いつも本を読んでいるけど成功者ではない。こういう短絡的な表現を打ち出すと、本さえ読めば成功する、という発想を招きかねないから危険である。
風評に踊らされず1%の面白い本に出逢う
1冊の面白い本に出逢うには、100冊読む必要がある。確かにその通りだと思う。ただし、自分の場合には30-40冊に1冊くらいの頻度が実感値。いずれにせよ、ホームランを打つには相応の打席数が必要だということだろう。
1ヶ月ほど前に近しい内容をnoteを綴っていた。
読書とは何か、まだまだ答えが見つからない。だから本を読む。
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