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07_まつりの戦略(最終回)

このマガジンでは、ICT夢コンテスト2023で発表した内容のうち、私が担当したパートを公開していきます。一部、個人の見解や解説を加えていますが、所属する組織とは関係のないことを予めご理解ください。

このnoteが孤軍奮闘する仲間に届けば幸いです。

前回は研修の成果と課題についてお話ししました。

今回は最終回。ようやくICT夢コンテストの話をします。

賞を狙う

「市内の一斉研修のデザインを任せたい」と話を受けた時に、「コンテストに応募して何かしらの結果を出したい」という野望が頭に浮かびました。

個人ではなく、教育委員会としての成果を残す。それが今回このようなチャンスを与えてくれた教育委員会に対する恩返しだと考えたのです。

賞をねらう理由は2つ

  1. 研修成果を内外にアピールできる(肯定的な評価は推進の後押しになる)

  2. 何か欲しい(教育予算が限られているので、副賞があると助かる)

そこでいくつかのコンテストに目を付けました

博報賞
・応募書類 3枚+α(推薦書含む)
・〆切 6月
・副賞 30~100万円
・推薦が必要

ふくおか教育論文
・原稿 20枚程度
・〆切 8月
・副賞 不明
・対象は個人

ちゅうでん教育大賞
・原稿 18枚
・〆切 5月
・副賞 5~50万円
・対象 団体でも可

ICT夢コンテスト
・原稿 2枚
・〆切 9月
・副賞 2~5万円、ICT機器(液晶テレビやデジカメなど)

「ICT夢コンテスト」をねらう

なるべく負担は少ないほうが良い(受賞はあくまでも手段)ので、原稿が少なく、〆切に余裕のあるものにしました。

…という理由は半分で、もう半分は、今回の取り組みがICT夢コンテストの募集内容にふさわしいと考えたからです。

児童生徒の情報活用能力育成
ICT活用に関する校内教員研修
学校運営・管理へのICT活用
GIGAスクール構想に関わる教員研修
ICT活用指導力等についての教員研修
学校でのICT活用推進活動などの実践事例

応募要領に示された実践領域より抜粋
出典 一般社団法人日本教育情報化振興会HPより

また、個人ではなく委員会として獲りたいので、団体で応募できることは前提条件です。

…とか言いつつ、文才のない私は、相方の指導主事にデータと構想だけ投げ渡して作文してもらったのでした。


結果は…

「ICT夢コンテスト優良賞」でした。
欲を言えばもう少し上をねらっていたのですが…なんとか入賞。

副賞はQUOカード2万円分。
さて、みなさんなら何に使いますか?

今回は、教育委員会と相談した結果…

市内の全小中学校に還元

この本を市内10校分に還元することにしました。

私がICT推進に力を入れてきたきっかけの一つは、熊本で前田先生や遠藤教育長からお話を伺った事です。

そして、受賞者一覧を見た時、前田先生も当日同じ会場にいらっしゃることがわかりました。

私はカバンに本とペンを忍ばせて…

会場で前田康裕先生にサインをいただく

各学校には教育委員会から前田先生のサインのコピーと副賞の書籍を寄贈してもらいました。

肝心の発表内容はといいますと…(恥を覚悟でリンクを掲載します)

https://vimeo.com/931889265/ac98b0fdc1#t=45m51s

『えー…』が多い。

皆さんの代表として発表に臨んだにもかかわらず、準備不足感が否めない…。

今後は、教育の情報化や情報活用能力の育成だけでなく、自身の「プレゼンテーション能力」の向上に邁進いたします(完)

最終回は、「まつりの戦略」と題しまして、ICT夢コンテストへの応募動機と結果についてお話ししました。

稚拙な文章にお付き合いいただきありがとうございました。
このマガジンが、誰かの「やってみよう」を後押しできたら幸いです。

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