【埼玉グルメ】煮ぼうとう×菊泉 吟醸生原酒
おばんでがすー(朝読んでいる方は、おはようござりすー)。
ご当地グルメネタです。
僕は宮城県出身で、今は福島に住んでいるので、この地域+東北全般の食べものの紹介をしていきます。実際食べたもの、あるいは調理したものを書いていきます。ご当地グルメに合わせた、日本酒の紹介もします(たまに方言出ますが、基本仙台弁です。福島弁ではありません。念のため)。
…といういつものお膳立てなのですが、今回は番外編で、東北のご当地グルメではありません。
埼玉県深谷市のご当地グルメ&日本酒を紹介します。そう、深谷といえば。大河ドラマ「青天を衝け」、2024年からの一万円札、渋沢栄一の出身地です。
今回は、埼玉県深谷の煮ぼうとう。平べったいうどんを煮込んだ醤油味の鍋です。
由来
煮ぼうとうとは、比較的容易に小麦粉を手に入れることができた土地ならではの工夫と知恵がたっぷり入った、深谷の郷土料理です。
特徴は、幅広の麺(およそ2.5センチ、厚さ1.5ミリ程度)と、特産である深谷ねぎ、地元で収穫される根菜類をたっぷり使い、生麺の状態から煮込んでいるところです。生麺から煮込むことで、適度なとろみが生まれ、しょうゆで味をつける、深谷の定番メニューです。
深谷出身の明治の実業家・渋沢栄一翁も好んで食べたそうで、今でも栄一翁の命日には、煮ぼうとうの会が催され、煮ぼうとうを食べて遺徳をしのんでいます。
(深谷市のホームページより)
メモ
山梨の「ほうとう」との違い…煮ぼうとうは醤油味。ほうとうは味噌味でカボチャを入れる。
「おっきりこみ」との違い…基本同じだが、おっきりこみは味噌味もある。
つくりかた、食べかた
残念ながら深谷ねぎは仕入れられなかったので、普通(?)のねぎで代用。
煮ぼうとうの麺も福島では売ってないので、深谷の麺メーカーから取り寄せました(麺代よりクール便代の方が高かった…)。
深谷のゆるキャラ、ふっかちゃんバージョン。
渋沢栄一バージョン。日本酒も渋沢栄一仕様のものがあったので、ついでに取り寄せ。一袋だけだと足りない可能性があると思ったので、もう一袋買ってみましたが、野菜が多かったので一袋で十分でした。
レシピは↓
仕上がりはこんな感じ。
酒!飲まずにはいられないッ!
合わせる日本酒
さて、今日の日本酒は。埼玉県深谷市の「滝澤酒造」から、「菊泉 吟醸 生原酒」。今回は滝澤酒造の酒を2本仕入れたのですが、そのうちの1本です。
実は、煮ぼうとうをつくる3日前くらいに届いたので、先に飲んでいました。その印象から話すと。
・口開け直後…麹の香りがガッツリ(個人的に苦手)。キレ良い。含み香も、麹がどうしても気になる。老ね香ではない。石川の「天狗舞」、福島の「蔵粋」系統か。僕みたいなニワカにはちょっと苦手かも。でも、数日置くと角が取れて良さげな感じになりそうな予感。
・口開け翌日…あ、けっこう麹の香りが気にならなくなった。でもまだ主張が強い気がする。飲み口も、ライトになった気がする。でもまだスイスイいける感じではない。
・3日目…口開け当初気になっていた麹の香りはなくなった。むしろ、穏やかな吟醸香が出てきた気がする。また、飲んでみると、キレの良さは残っていながら、当初の含み香のクセもなくなっていて、むしろ飲みやすい。進む進む。この日に煮ぼうとうをつくったこともあり、この日で四合瓶完飲。
煮ぼうとうと菊泉(3日目)。いぎなりうめー。
煮ぼうとうをつくったのは奇しくも日曜日の夕食で、ちょうど「青天を衝け」と同じタイミングでした。
「青天を衝け」が始まる前に、菊泉は飲みきってしまったので、もう一本飲み比べしながら。
同じ、深谷の「滝澤酒造」から、「青淵郷 純米吟醸」。
「青淵」とは、渋沢栄一の雅号です。いわゆるご当地ラベル。
最初の印象は、上記「菊泉 吟醸」とほぼ同じ。麹の香りのインパクトがでかすぎて、初日は、飲み続けるには個人的にきつかった。もやしの種類か?
なので、「青淵郷」も、「菊泉 吟醸」と同じペースで飲んでいました。これが3日目。
同じペースで、3日目が一番良いコンディションだったので、飲みきってしまいました。
渋沢栄一バージョンの煮ぼうとうが一袋残ったので、また今度つくろう。
んでまず。おみょうぬづ(それでは、また明日)。
『論語と算盤』考察第1回目は↓
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