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人生が好転する口ぐせとは? 『ドSの宇宙さん』考察②

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。

 仙台の作家で、僕の盟友でもある小池浩さんの代表作、『借金2000万年を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』の考察をします。

口ぐせは人生の大前提

 前回のおさらいから。

 前回の記事を読み直したいかたは↓


 つい口から出てしまう言葉、つまり口ぐせっていうのは、自分が心底信じている、「人生の大前提」だと思うといい。
(『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』P34)

 ・うまくいかないなー
 ・自分ってダメだなー
 ・自分って◯◯だなー

 とかいう口ぐせ、思い込みは、行動、結果に反映されます。
 「うまくいきたい」と思っていたとしても、「うまくいかない」が口ぐせや思い込みだと、「うまくいかない」を実現させるために、心と身体は動き出す、ということです。

 この、うまくいかない口ぐせには、3パターンあります。

自虐口ぐせ…例 できない、売れない、借金を返せない
懇願口ぐせ…例 なんとかしてください
夢心地口ぐせ…例 金持ちになりたい

 ③は、一見願望を口にしているように見えますが、「〜したい」の口ぐせは、「したいけど今できてない」パワーを増大させるので、一生待ち焦がれる羽目に陥るそうです。


「うまくいく口ぐせ」とは

 では、「うまくいく口ぐせ」とはどんなものか?

 願いをかなえたいというとき、人間にできることは「結果を決めてオーダーする」ことだけ。
 心の中で確実に「決めたこと」を、ハッキリと口に出してオーダーすること。そして、口ぐせにしてしまうことだ。
(『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』P38)

 具体的には明確に結果を決めて、「完了口ぐせ」にする、ということです。

・金持ちになりたいなら、「年収3,000万円になりました」
・売上を増やしたいなら、「1年後、売上が3億円になりました」
・借金を返したいなら、「5年後、借金を完済しました」

 など。

願いをオーダーするときのポイントは、
・本気で思っていること
・期限を決めること

 だと思っています。これは、③の夢心地口ぐせと関係してくるところで、

・本気で思っていない=できたらいいな では、「できたらいいな」がオーダー(本当の願い)になってしまう。「できたらいいな」が達成できれば満足なので、「できた」にたどり着くことはない。
・期限を決めない=いつかできればいいな の状態。上と同じ。

 実はこれ、僕の専門分野である「経営計画」でも、良い経営計画である条件が、この2つだったりします。
 「売上高◯◯円を目指します。いつになるかわかりませんが、とにかく頑張ります」のような計画だと、利害関係者が納得することはあまりありません。そもそも、自分が計画にコミットしてないので、その計画が実現することはないでしょう。

口ぐせを変えるだけで人生が変わるか?

 僕は、自己啓発系の発想…「思考は現実化する」や「引き寄せの法則」的なものが割と好きなので、この「口ぐせを変える」はとても具体的で良いアイデアだと思っています。

 前回、「思考の悪循環」という話題を出しましたが、「思考の悪循環」に陥っているときは、前向きな口ぐせに転換させるのが有効だと思っています。
 「思考の悪循環」状態では、本人は大真面目なんですが、大抵ろくなことを考えていません。内省して次につながるようなものであれば考え続けてもよいのですが、この状態は、とかく自分の本当に望む人生にとってどうでもいいことをグルグル考えがちです。
 そこに頭を使い、疲弊させるよりは、具体的で前向きな言葉を発したほうが気が楽になると思っています。

 「口ぐせを変える」は、その思考の悪循環をストップさせ、自分が本当に望むものに向かわせる手段だと思っています(だから、僕自身が「思考の悪循環」に陥ったと自覚したら、この本を読み返すわけです)。


 …とは言っても、「口ぐせ変えるだけでそんなうまくいくわけない」と感じることでしょう。次回はそこらへんを考察していきたいと思います。

 早く知りたいと思った方は、ぜひ原文にあたってください。僕の考察より100倍面白くて、かつ納得できるので。

参考文献

↓原文。Kindle版、Audible版もあります。


小池浩さん応援マガジンは↓

自己紹介記事は↓


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齋藤健太@未来会計・渋沢栄一研究・東北の日本酒
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