エッセイ「一人旅は人に気を使わない」
今日は僕は休日。
仕事が休みだ。
以前から計画していた一人旅に行ってきた。
目的地は阪急電鉄夙川駅。
冬場は人が少なく、美しい川があるので行くことにした。
両親に頼めば車で送ってもらえるのだが、僕はあえて電車で行くことにした。
それはなぜか?
電車での移動も含めて一人旅だからだ。
昼ごろ家を出発し、iPhone12Proと財布とオーディオテクニカのBluetoothイヤフォンとタバコとライターだけ持って、あとは手ぶらで出かけた。
途中でファミリーマートに立ち寄り昼食。スパイシーチキンと厚切りハムサンドを買い、イートインに腰掛ける。
うまかったということで、次は駅前まで歩く。
駅前には行きつけのケーキ屋がある。
そこで前々から食べたいと思っていたティラミスを買い、公園で頬張る。
ケーキを豪快の頬張るという贅沢をして大満足だった。
そして、阪急電車の某駅に入り、電車を待つ。
昼食後の薬の服用が必要だったので駅の自販機でいろはすを買い、薬を飲む。
駅に着いたらオーディオテクニカのBluetoothイヤフォンを装着し、iPhone12ProでYouTubeMusicを起動。適当に流れる曲を聴く。
電車に乗るのは久しぶりだ。
そこからはiPhone12Proを一切取り出さなかった。
なぜならSNSから解放されたかったからだ。
電車に乗ると誰一人知っている人はいない。
普段一緒にいる両親も、会社の同僚も上司もいない。
Twitterでの反応を気にすることもない。
ただ電車の窓に流れる風景を眺め、僕は開放感でいっぱいだった。
なぜ開放感でいっぱいなのか?
それは、誰にも気を使うことがないからだ。
いつも一緒にいる両親も、会社の同僚も上司もいない、LINEもスルーする、Twitterも無視。
誰にも気を使わない。
この開放感は一人旅でしか味わうことができない。
阪急電鉄の夙川駅に行く途中、数枚の写真を撮り、Twitterにアップした。
朝にTwitterで夙川に行くと宣言していたので、証拠写真だ。
この辺、まだまだ僕は甘いと思う。
一人旅なのだからTwitterのフォロワーに気を使う必要などないのだ。
そこからは本当に一度もiPhone12Proを取り出さなかった。
夙川駅に着くと、本当にほとんど人がいない。川に行くとほぼ人がいなかった。
これはもう最高だった。
普段一緒にいる人たちに気を遣わなくていい上に道ゆく人にも気を遣わないでいい状態ができたのだ。
この開放感は病みつきになりそうだ。
こうやって一人旅を満喫し、帰ってきて思うことは、普段から僕は人に気を使いすぎて自分を出せていなかったのだと思う。
一人旅をして目的地も昼食も経路も帰る時間も何もかも自分で決めることの気持ち良さよ。
これが気を遣わない一人旅なのだと思う。
これから毎週木曜の休日は一人旅をしようと思う。
今日は本当に最高の休日だった。