【授業】余分な知識は役に立つ

 私は高校社会科の教師を目指していますが、皆さんは社会科の教員に対してどのようなイメージを持っていますか?

 多くの人は「話がすぐにそれる」「雑談が多い」「周辺知識を語るのが多い」といったイメージを持っていると思います。教科書や参考書の内容から外れて余計なことまで語り出し、さらには身の上話までしだして、授業の半分以上語ることもあるだろうと思います。

 社会科という教科の特性上、ある物事について自分が研究してきたことなどを深掘りして色々語り出してしまいがちなのでしょう。

 しかし、この教科書から外れた、一見余分に見える知識がその中心単語の記憶を手助けしてくれるのです。

 私の経験からこれについて話したいと思います。私は高校で日本史をとっていたのですが、その中で、「北条泰時は連署を置き、その長官に叔父の時房を任命した」という部分があり、その時に教科担当の先生は、「この2人はとっても仲良くて戦の時も一緒に戦うほどだったんだよ」と教えてくれました。普通の人からすれば、そんなことか、と流してしまいそうですが、私はこれをなぜか記憶していたため、テストでその問題が出た時に、「あのラブラブカップルか!」と思い出すことができたのです。

 私の事例が特殊すぎてわかりづらいところもあるかもしれませんが、周辺知識って意外に役に立つんです。(周辺知識については他の記事でも投稿するつもりです。是非ご覧ください。)

 無駄でくだらないようなことを意外と覚えていたみたいなことであるならば、日常的に経験したことがあるという人も多いのではないでしょうか。

 それと同じような仕組みで、勉強するときにも、先生の話をよく聞いておくと、無駄な知識から正解を導き出すことが可能になるかもしれません。

 (というより、社会科の先生の話って意外と面白くないですか?笑)


 最後まで読んでいただきありがとうございます。他にも記事を投稿していますので、是非ご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?