前職、ヤナセという会社(前編)
こんにちは。
けんしろう常務 です。
皆さんのモチベーションを右肩上がりに。
それと少しのノウハウをお届けできたらなと。
僕の素晴らしい経験談をおつまみに。
明日から使えるテクニックをお伝えします。
3分で読めます。
さて今回は、新卒で入社した会社について話します。
「利用するには非常に好都合な会社」でした。
捉え方は人それぞれですがこれを読んでくさっている方は僕の味方と信じます。
【忠告が理解できない】
まずは株式会社ヤナセとは一体どんな会社なのか。なにを商材に売上を立てているのか。
主にメルセデス・ベンツを中心とした正規輸入車ディーラーです。
販売から車検・点検・修理・板金までなんでもこなします。「クルマはつくらない、クルマのある人生をつくっている」というスローガンを掲げて100年以上が経過した超老舗企業になります。
要するにクルマのことはガソリン以外ならなんでも任せてってこと。
社員は5,000名超ほどで東京の芝浦に本社を置く国内随一の大手輸入車ディーラーです。
入社式の際に本社に行きましたがお台場の近くにヤナセストリートと言わんばかりの圧巻のショールームが立ち並んでました。
すぐ裏にはディスコがありバブル期には退勤と同時に社員がこぞってディスコに足を運んでいたみたいで。
当時は会社の勢いも留まることを知らず羽振りも現在とは比較にならないくらいだったようです。
その後バブルが崩壊し日本が静まり返り気づけば共働きが当たり前の時代に。と同時にヤナセは伊藤忠商事の子会社になりました。これは僕が入社する2年ほど前の話です。
「売れば売っただけ稼げる会社」だったのが「売りすぎる人は減給対象」という事態が起きて多くの優秀な社員が辞めたようです。
「たかがディーラーのセールスマンがなぜこんなに高給取りなんだ」と伊藤忠を嫉妬させてしまったんだと思います。
とはいっても売れば売っただけ稼げるのは事実です。以前は羽振りのよさが別格だっただけで今でも待遇は良いと思います。
優秀社員は年に3回は報奨旅行で海外へ行けたそうですが今では年に1回あればいいかなって感じ。
なにが言いたいかというと僕は退化していく会社に入社したわけです。
クルマの発展は著しく自動運転化に向けて世界中の優良企業がこぞって参入しています。
しかし驚くことに「自動運転」や「空飛ぶクルマ」といった夢と希望が詰まった最先端のクルマをつくっているのは自動車メーカーではなくGoogleやamazonといった「IT企業」なのです。
時代の流れを読み取り業界を肌で感じていれば自ずとヤナセに限らずディーラーは衰退していくことがわかります。
幸いにも自動車業界は世界的に見てもとてつもない巨大産業なので、そこで働いている人間の数も膨大なこともあり産業の規模だけで勝手な安心感を抱き、危機感が飛び交うことはもちろんありませんでした。
いわゆる「赤信号みんなで渡れば怖くない現象」です。
赤信号なら「だめだけど...」という気持ちありきの話ですが"こっち"の方では99%の人が「そもそも危機感がない」これが現実です。
「青信号」だと勘違いしていることです。
会社をやめる際に、業界を客観視した意見と今後ディーラーがやるべき立ち回り方を社内の人間に"わざわざ"教えてあげましたが全く理解されなかったのでそのとき改めて「辞めることにしてよかった」と思いました。
されなかったというよりできなかったんだと思います。
【圧倒的ヤナセ】
しかしヤナセという会社には幾度となく驚かされました。これは良い意味で。
圧倒的な歴史と信頼があることは十二分に把握していましたが、入社してまもなく新入社員恒例の「飛び込み営業」の際に改めて大企業の凄まじさを痛感させられました。
いまどき飛び込み営業なんてしている企業は少ないですし、アポなしで突然営業に来られても困りますよね。あしらわれるのが当たり前の世界です。
ただ、飛び込み営業ってめちゃくちゃ楽しいんです。
「普段これやったらただのやばいやつだよぁ」ってことが会社の看板背負うことである程度は許されてしまいますから。
許されると言うか怒りの矛先が会社にいくというかなんというか。
(笑)
そして出会うはずもなかった人と会話ができるという楽しみもあります。
しかし、すべてに言えることではありませんが「ヤナセの〇〇です」と名乗れば歓迎とまではいきませんが「あ〜ヤナセさんね、そんなうちが買えるようなもんじゃないのに〜」とむしろ向こうが恐縮してくれて大体の人は話を聞いてくれます。
これって意外とスルーされがちですが本来ありえないことです。
とはいえ個人宅の郵便ポストには「営業お断り」のステッカー、これがあるあるです。
やらずに後悔よりやって後悔な僕はそんなのお構いなしで飛び込み続けていました。インターホン壊れるんじゃないかってくらい鳴らすんで何度怒鳴られたかわかりません。
そんなときは「これも営業の醍醐味だよなぁ」ってつい口ずさんで次の家を目指しました。
普段から正当なことで怒られるのはすごい嫌いなんですが、飛び込み営業に関して言えば「そりゃ怒られるよな」って満場一致で納得するくらい正当に怒られるんでこればっかりはクセになってしまいます。
そのなかにも「飛び込み営業なんてまだやってんのか!」と面白がってくれる人もいました。
真夏の炎天下の中での飛び込み営業だったのでとにかく暑かったです。
汗を拭うことなく垂れ流しで顔も服もビッショビショで飛び込み今にも倒れそうな雰囲気で「水分不足で熱中症になりそうなんでお茶ください」と言い、家に転がり込んだこともありました。
【真面目に不真面目に】
クルマの営業マンがクルマを売りに来たって予想通りすぎてくそつまんないじゃないですか。
なにごともギャップです。恋愛と同じっっっ!!
「ご挨拶に伺いました」とか「営業にきました」なんて言葉が聞こえた時点でまともな人間ならシャットアウト。
「ブラック企業なんでこんなクソ暑いなか飛び営業こさせらてます。死にそうなんでお茶ください」と言ったほうが話は聞いてもらえます。
ふざけた話ですがこれには実績があります。
仕事なんて真面目に不真面目なことをやるくらいがちょうど良かったりします。
ただこんなふざけたようにみえる飛び込み営業でも一軒一軒データを取りながら取り組んでいました。それは本気でクルマを売るつもりでやっていたから。
まぁ売れなかったんですけどね。
(笑)
飛び込み営業で結果は伴わなかったものの「知る」ことが多くあったので及第点っ!!
社内に紛れ込んでいると社内から聞こえてくる声ばかりどうしても耳にしがちですがパンピーの声はめっちゃ貴重で大事ってわけです。
自分を含め会社を客観視できるいい機会でした。
ここまで読んでくれたみなさんには非常に申し上げにくいのですが、ここから先が本題です。前置きがえげつないくらい長くなってしまい申し訳ありません。
続編〆切は明日で設定してます…
#彼女 #映画 #エッセイ #コラム #youtube #日記 #MacBook #人#FX #ビジネス #NewsPicks #プログラミング #サービス #コミュニケーション #毎日更新 #副業 #ビットコイン #スタートアップ#フリーランス #ZOOM #営業 #印象 #ホリエモン #ピース #コロナ #youtuber #動画編集 #テレワーク #おうち時間 #西野亮廣 #新規事業 #バイナリー #箕輪厚介 #前田祐二 #毎日note #明石ガクト #西野亮廣エンタメ研究所 #ファイザー #クラブハウス #MUP #コロナウイルス #Clubhouse #まん防 #緊急事態宣言