自分に期待をし過ぎると途中で必ずばてる
自分に対して過剰に期待をしているひとってちょっと危険です。
僕の昔話を少しします。
大学を卒業したあと、新卒でブライダル専門用品をとり扱う会社に営業として入りました。
最初のブライダルイベントで奇跡が起きました。新人にも関わらず1日で約100万円もの受注をもらうことができたんです。
この数字は当時としてはすごいことだったみたいです。
その時は先輩のフォロー役として、イベントに参加しており、僕が営業に参加する予定はまったくありませんでした。
しかし、予想以上に多くのひと来場し、イベント会場はごった返していました。
これを見た僕は、このままフォロー役として仕事をしてもお客さんを取り逃がすだけだし、もったいないと思いました。そして自分の判断で勝手に先輩の見様見真似で営業をしてみたんです。
すると受注がとれるとれる(笑)
仕事ってちょろいなって思いました。僕、ここでちょっと調子に乗ったんです。
調子に乗ったのは確かに良くないことですが、周りの状況をみて、やったことがないけれど営業に参加した方がいいと判断したのは今でもすごいと思います。(自画自賛)
みんなから期待の新人として扱われる
イベントから帰ったあとは、そこそこスター扱いで上司からもめちゃくくちゃ褒められ、期待の新人として僕の社会人1年目がスタートしました。
イベントではまぐれもあり結果を出すことができたものの、その他のルート営業や新規営業ではまったく鳴かず飛ばずで、1年間でほとんど受注をとることができませんでした。
しかし、僕はイベントで結果を出したという過去があるので、
そんなはずはない、僕はもっとできるんだ
今結果が出ていないのは、先輩の指導が悪い
もっと別の営業地域だったら結果を出すことができる
みたいなことを思っていました。
で、結局僕はその自分が設定した高いプライドの壁を超えることができないままその会社を辞めることになります。
営業をしていた約1年間はほぼ毎日叱られていました。多分平均で1日2時間は叱られていたと思います。
当然原因は僕にあり、先輩や上司はまっとうな指摘をしてくれていました。でも僕は、その言葉を受け入れることができず、叱られているときも「あーまたなんか言ってんな...」みたいな態度で話を聞いていました。
そしてそんな悪い態度も先輩にはバㇾており、さらに叱られるという悪循環...
今思うと当然ですが、こんな新人が成果を出すことができるはずがありません。
ちょっと長々と話をしましたが、ここで僕が言いたいのは、ちょっと結果が出たくらいで、自分がすごいと思わない方がいい。自分に期待しない方がいい。です。
成果ってだいたいまぐれ
成果ってまぐれで起こることの方が多いんです。しかもいろんな要素が絡み合って成果って出るので、自分以外のひとたちが協力してくれた上での結果なんです。
だからその成果を自分のものだ!と思いこまない方がいい。
成果がたまたま出たとしても、自分ができたこと、できなかったことを整理して、弱点をコツコツを改善できたひとが本当に成果を上げられるひとだと思います。
自分が底辺人間だ...とまでは思う必要はありませんが、ハードルを下げて、できなくて当たり前。でもなぜできなんだろう?できるようになるためにはどうすればいいんだろう?
と考え続けられるような姿勢で取り組むのがいいと思います。
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