【銀行側の会計処理🏦】適切な当座預金の貸借対照表計上額を記帳することの大切さ✨:エッセンシャル会計学 No.12
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています
今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います
ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖
前回のお復習い📑
銀行側の修正項目
(1)時間外預入(銀行側を加算)
時間外預入とは、銀行の営業時間外に夜間金庫等に現金を預け入れることをいいます
当社からすれば、預け入れたという取引に基づき当座預金の増加として処理します
一方、銀行側では、営業時間外であるためその時点では入金処理がされません
例えば、土曜日にATMで入金した場合、銀行は月曜に入金処理をすることになるということです
よって、その時点だけみればズレが生じます
なお、このズレは、翌営業日になったら解消します👍
当社が何もしなくても時の経過によりズレが解消するため、 銀行側の修正項目(加算調整)として扱います
例5 時間外預入
時間外預入が500円あった。
解答:仕訳なし
※当社側の修正項目ではないため、仕訳は無しです
これは、銀行勘定調整表において、銀行の残高証明書残高に(加算)時間外預入:400となっていますが、当社の帳簿残高には特に言及することはありません
夜間金庫とは、銀行の営業時間外に入金のみを受け付けるATMのようなものです
飲食店などが、閉店後にその日の売上金を預金したくても、夜は銀行が閉まっているため預金できません
その不便を解消するものが、夜間金庫です
銀行は、建物側面に夜間金庫を設置し、夜間でも入金できるようにしているのです
② 未取付小切手(銀行側を減算)
未受付小切手とは、小切手を振り出したが、相手方がまだ銀行に持ち込んでおらず、相手の手元に残っている小切手をいいます
当社は小切手を渡した時点で、「当座預金」勘定(資産)の減少として仕訳をしています
一方、取引先が銀行に持ち込んでいないため、銀行側の残高は減少していませんので、ズレが生じています
このズレは、近日中に取引先が銀行に小切手を持ち込むことで解消します
したがって、当社が何もしなくても時が経過するだけで解消するので、銀行側の修正項目(減算調整)として扱います
例6 未受付小切手
未受付小切手が400円あった。
この際も、当社側の修正項目ではないため、仕訳なしとなります
③ 未取立小切手(銀行側を加算)
他人振出の小切手を受け取った場合、換金することで現金が増加するため、「現金」勘定(資産)の増加とします
しかし、小切手の換金を自社で行わずに、銀行に換金依頼(小切手の取立依頼)をすることがあります
この場合、当座預金に入金されるので「当座預金」勘定(資産)の増加とします
ここで、未取立小切手とは、銀行に取立依頼をした場合において、銀行がまだ換金手続きを行っていない場合の小切手をいいます
この場合、企業側では銀行に取立依頼を行った時点で当座預金の増加とします
しかし、銀行側では入金記録はされていません
よって、両者の残高にはズレが生じることになります
このズレは、近日中に銀行が取立を行うことで解消します
つまり、当社が何もしなくても時が経過するだけで解消するので、銀行側の修正項目(加算調整)として扱うことになるのです
例7 未取立小切手
未取立小切手が500円あった。
この際でも、当社側の修正項目ではないため、仕訳はありません
総じて、銀行勘定調整表を用いることでズレを無くすことができます
もし修正後残高が不一致になった場合、何か間違えていることを意味していますので、しっかりミスしないようにしましょう
銀行勘定調整表のPOINT📑
当座預金の貸借対照表計上額は、銀行勘定調整表の修正後残高となります
そして、銀行勘定調整表のまとめとして、以下のように整理できます
$$
銀行勘定調整表\\<不一致の内容>\\
\begin{rcases}
連絡の未通知± \\
誤記入±\\
未渡小切手+\\
\end{rcases}⇒当社が修正仕訳\\ \\\begin{rcases}
連絡の未通知+\\
誤記入-\\
未渡小切手+\\
\end{rcases}⇒銀行が修正仕訳\\ (当社は仕訳なし)
$$
なお、±は未通知・誤記入の内容によって、銀行勘定調整表の記入が変わってくるということです
私が考える会計学を学ぶ意義💖
会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです
ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう
私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう
そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう
これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥
なお参考資料は以下の通りです
おすすめマガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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