【関税の算出方法🧮】関税率の種類と適用される優先順位について💞:貿易実務検定C級対策 No.83
貿易実務のエキスパートを目指したい🔥
私が挑戦する貿易実務検定®は
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。
実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀
貿易実務検定B級・C級合格🌸
2024年8月9日:貿易実務検定B級合格💮
2024年4月5日:貿易実務検定C級合格💮
貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も2024年4月から商社のキャリアをスタート
させておりまして、今後実務も含めて
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいと思います🌏
まずは、初級レベルの該当するC級の取得を
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚
前回のお復習い💖
関税の算出方法🔥
関税は、以下の算式で求められます。
$$
\\関税額=課税標準×税率
$$
それでは、この算式に必要な
課税標準や税率は、どのように
決定されていくのでしょうか?
関税の課税物件💴
課税物件とは、関税を課す対象となる
輸入貨物のことを指します。
課税標準:Basis for Customs valuation
課税標準とは課税物件の関税額決定の基礎と
なる課税物件の価格または数量のことです。
通常、課税標準は輸入申告の時の
現況によって確定されます。
そして、関税は、輸入貨物の価格または
数量、重量、容積等を課税標準として
課されることになります👀
なお、価格を課税標準とする貨物を
「従価税品」といいますが、従価税品の
課税標準(課税価格)はCIF価格で
表されることは絶対覚えましょう🔖
※CIF=運賃・保険料込み
一方、重量や容積等の数量を課税標準と
する輸入貨物は従量税品というのですが
その場合の課税数量は財務大臣の指定する
数量単位で表されることになります。
また価格と数量の両方を課税標準とする
貨物もあり従価従量税品と呼ばれます。
現在、ほとんどのものが従価税品ですが
砂糖、アルコール類、軽油、重油等は
従量税品です🍻
またメントール、履物等は
従価従量税品となっています👀
関税率の種類
それでは、以下に関税の種類を
一緒に確認していくことにします。
一般税率とは、課税価格20万円以下の
少額貨物や携帯品、別送品以外の貨物の
輸入の場合に使われる税率です。
そして、この一般税率は
①国定税率と②協定税率とに分けられます。
①国定税率とは、国内法により定められた
税率であり、②協定税率は条約によって
定められた税率となっています。
3種類の国定税率🌟
国定税率はさらに以下の3つの
税率に分かれています📝
①基本税率
関税率の基本であり、全ての輸入品目
に定められた税率となっています。
②暫定税率
暫定税率とは、一定期間に輸入される
特定品目を対象とした暫定的な税率です。
③特恵税率
特恵税率とは、一定の開発途上国からの
原産品の輸入に対して適用される税率です。
また、協定税率が適用される場合とは
WTO加盟国からの輸入、または
関税に関する最恵国待遇の取決めがある
二国間条約締約国からの輸入、および
政令で定めた特定国からの輸入の場合に
該当することになります。
※特定国に対する税率は
特に便益関税と言われています。
さらに、これとは別に一般税率には
EPA/FTAによる協定税率があります。
例えば、シンガポール協定税率や
日・EU協定税率などが代表例です。
これらの税率を輸入する場合には
協定によって手続きは異なるのですが
原産地証明書、原産品申告書等の提出に
よって原産性を証明しなければなりません。
税率の優先順位💎
上記でご紹介したそれぞれの税率が
適用される優先順位は以下の通りです。
※絶対覚えたいポイントです👀
1⃣特恵税率は特定国(特恵受益国)の
産品のみに適用されるので
適用できる場合は、最優先されます。
また、EPA/FTA締約国の産品については
特恵税率と比較し、原則として
「低い」方の税率が適用されるのです。
※特恵税率は国定税率のひとつ🔖
2⃣特恵税率以外の国定税率は
「基本税率」と「暫定税率」がある場合は
「暫定税率」が優先されます🔖
3⃣協定税率と2⃣によって選定された
国定税率とを比較した結果、協定税率が
低い場合のみ、協定税率が優先されます。
また、国定税率と協定税率が同じか
国定税率のほうが低い場合には
国定税率が優先されるのです🔖
本日の解説はここまでとします!
・関税の算出方法
・課税標準、課税物件
・従価従量税品
・3種類の国定税率(基本、暫定、特恵)
・税率の優先順位、について
ご理解いただけたでしょうか??
次回は、特恵関税制度と
その他税制度について
一緒に学習していくことにしましょう。
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
より一層高まりますね✨
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにマガジンにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
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