【国際貿易論🌏】比較優位に特化することの恩恵💛 【第一章】
【国際貿易論】シリーズにおいては、私が現在学習している内容である国際経済学の分野についてアウトプットしていきたいと思います👍
今回の記事は「リカード・モデル」について解説していきたいと思います
リカード・モデルは「比較優位」によって貿易パターンが決定されるということをメインに理論が展開されていきます📝
リカード・モデルについて：Part①
①リカード・モデルの仮定
・2国（A国、B国）
・2財（第1財、第2財）
・完全競争市場
・市場への自由参入＆退出
▶産業及び国内の均衡において
各企業の超過利潤はゼロとなります
・単一生産要素（労働＝L）のみによる産出
・リカード的生産技術＝規模に関して収穫一定の仮定
▶労働投入係数≡ αLi (i=1,2)は一定です･･･Ⅰ
※αLi＝Li／yiと定義されています✨
②リカード・モデルの制約＆生産可能性フロンティア
1：技術の制約【Li＝αLi×yi（i=1,2)】•••Ⅱ
第i財をある量（yi≧0）だけ生産するために必要な労働Liは、生産量と労働投入係数の積（αLi×yi）に等しくなります
2：資源の制約【 L1+L2 ≦ L' 】･･･Ⅲ
これは、各財部門での生産に投入される労働量（Li）は、その国家に存在している
労働力の総量を超えることができないこと
を示唆しています
ここから、リカード・モデルにおける生産可能性フロンティア（ＰＰＦ：Production Possibility Frontier）が導出できます
🌟『生産可能性フロンティア（PPF）
=αL1×y1＋αL2 × y2 ≦ L'』です
※縦軸をy2≧0とすると
y2=－(αL1/αL2)×y1＋L'/αL2･･･Ⅳ
とも変形可能ですね😉
③限界代替率の概念とは？？
ここで、「限界代替率（MRT）」という概念を導入します
限界代替率とは、生産可能性フロンティアの境界線上（効率的な生産ベクトル）において
第1財の生産を一単位増加させるためには
第二財の生産量をどれだけ減少させなければならないのか？を表した指標です
図解では、生産可能性フロンティアを示すⅣ式「y2=－(αL1/αL2)×y1＋L'/αL2」における傾きになっていますね👍
つまりリカード・モデルにおける限界代替率は
労働投入係数の比率(αL1/αL2)に等しいことが判明します
④図解による説明
こちらの図において、①～③の内容が全て説明できているはずです
ぜひイメージを持って、貿易理論を理解していただきたいです💛
最後までご愛読いただき誠にありがとうございます！
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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