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逼迫する石油需給に対応する日本経済:日本経済新聞 No.25

楽しく経済学を学び、社会を理解する💖

世の中の動向を考えて、いまの私が
やるべきことを見出していくために🔥

はじめに


この投稿は

私がもっと経済を学び、詳しくなることで
世の中の動向を理解できるようになりたい
🌈

と思う気持ちから取り組んでいきたいと
考えている記事の内容になる📝

それは、日本経済新聞シリーズである

私もまだまだ浅学非才な身であり
もっと世の中の動向について
知らなければならないと思う

この記事では、私がこの新聞を読んで
思うことや考えたこと
そして、学んだことをまとめていきたい❤️‍🔥

厳密な引用をしっかり行い
記事を参考にしながら
私の見解も添えて、述べていくことにする🍀

EU対ロ制裁によるエネルギー問題

探られる代替調達と問われる日本の対応について

ロシアとウクライナの紛争が長期化することで
国際情勢の乱れによって生じている経済的な
問題が、ますます大きくなっていることは

すでに以前の投稿でも言及してきたことである

決して、この国際秩序の乱れを
日本と関係がないと思っていてはならない

アメリア経済圏と中ロ経済圏の間にいる
日本は、間接的に大きな影響を受けている

何より、石油や資源の供給懸念から
サプライサイドがトリガーになる
コストプッシュインフレを経験している

また、アメリカ経済のコロナ禍からの
経済回復によって引き起こされている
消費者物価指数のインフレを抑制するために

アメリアの政策当局が、金利の引き上げによって
インフレ加熱を抑えようとしている

この金融政策が、投資家たちに影響を与えている
その結果、1ドル=130円レベルの円安になっている

しかし、日本銀行は依然として、金融緩和を
やめるという政策に転じることはないようだ

何を言おうが、この経済変動に対して
日本がどのような政策を展開していくのか
ということが議論の的であるはずだ

今回の投稿では、そのような内容に対して
世界情勢の変化も踏まえながら
理解を深めていくことにしよう💖


今回、取り上げる記事は、以下である📰

欧州連合(EU)の欧州委員会によるロシア産石油の禁輸案は域内だけでなく世界の石油需給に影を落とす。各国は協調して備蓄放出に動くが、穴埋めできるのは輸入減少分の4割弱で約6割不足する計算になる。欧州は代替の調達手段を探るが中東産油国は原油の増産に慎重で、世界の需給の逼迫懸念から価格がさらに高騰するリスクがある。エネルギーを巡る米欧の制裁が広がるなかで日本も対応を問われる。(1面参照)
 原油の国際指標である北海ブレント原油先物は、EUの制裁案の公表後に急騰し、一時前日終値比5%程度高い1バレル110ドル近辺まで上昇した。
 「はっきりさせたいのは、簡単ではないということだ」。フォンデアライエン欧州委員長は4日の欧州議会での演説で、ロシア産石油の禁輸措置には痛みが伴うことを率直に認めた。EUは4月にエネルギー関連の制裁の第1弾として石炭の禁輸に踏み切った。石炭の依存度は他の化石燃料に比べ低いこともあり加盟国の抵抗感は少なかった。
 石油は違う。ロシアの石油輸出の6割は欧州向けだ。石油を制裁対象にすれば外貨収入を大きく削ることができ、「戦費を間接的に拠出している」との批判にも対応できる。半面、代償も大きい。欧州委が禁輸期限を年内としたのも、代替調達先を確保して切り替えるまでに一定の時間がかかるためだ。
 国際エネルギー機関(IEA)のデータによると、欧州全体では2021年にロシアから原油を推計日量240万バレル程度、石油製品で同115万バレル程度輸入していた。IEAは4月、安定供給のため、協調して今後半年間にわたり日量約66万バレル(合計1億2000万バレル)の石油備蓄の放出を決めた。米国が6000万バレル、残りをその他の加盟国が放出する。
 それ以前に決めていた米国の独自放出分も含めると総計2億4000万バレルとなり、各国が協力してロシア産石油の供給不足を補うが、備蓄放出で穴埋めできるのはロシアの輸出の減少分の4割に満たない。しかもあくまで期間限定の措置で需給の逼迫を解消するには力不足だ。
 米国や欧州など消費国は中東産油国の増産に期待するが、増産余力の大きいサウジアラビアもアラブ首長国連邦(UAE)も大幅な増産に慎重だ。中東産油国は、世界最大の産油国になり、中東の安全保障への関心が薄れた米国を尻目にロシアに接近。石油輸出国機構(OPEC)にロシアなどを加えた「OPECプラス」での協調維持を優先しているためだ。OPECプラスは5日に会合を開くが、増産ペースは当面変わらないとの見方が多い。
 需給を分かりにくくしているのが、中国やインドなど制裁に参加していない国が西側による調達回避で割安となったロシア産原油を買い取る動きだ。主に欧州向けのロシア産原油は現在、国際指標に比べて3割程度、安値で取引されている。欧州が買わなくなったロシア産原油を制裁不参加国が安く調達している。
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「これらの国が従来調達していた中東産などを欧州が買う玉突きが起こり、半年や1年程度で世界全体の需給はバランスする方向にむかう」と話す。中国やインドの購入が増えればロシア経済に打撃を与えるための制裁の抜け道になる。
 もっとも、西側が抜け道封じのため二次制裁に動く可能性もあり、中国やインドなどがロシア産の購入をどこまで増やすか不透明な面もある。欧州は当面、在庫を取り崩しながら米国やアフリカ、南米など他の産油国も含めて石油を少しずつ確保することになる。
 日本のロシア産原油の輸入依存度は3%程度でダメージは相対的に小さい。原油で約3割をロシアに依存してきた欧州が禁輸に踏み込むことで、日本も石油を含むエネルギー全体でロシア依存度の一段の低減を求められそうだ。
(コモディティーエディター 浜美佐、ブリュッセル=竹内康雄)

2022/05/05 日本経済新聞 朝刊 3ページより引用

引用した記事を読んでいただいて
いかがだっただろうか?

1973年、オイルショックを経験した時のような
世界情勢になっているのではないかと思う

欧州は、ロシアへのエネルギー依存が
相対的に強い国家が多いということが
ロシアとの切っても切れない縁である
ということを、頭の片隅に置いておいてほしい


政治的な制裁と経済活動のジレンマと
解釈しても間違いではないだろう

ヨーロッパの国々は、代替の調達手段を探るが
中東産油国は原油の増産に慎重であるようだ

その結果、世界の需給の逼迫懸念から
資源価格を媒介したインフレがさらに進むリスクがある

エネルギーを巡る米欧の制裁が厳しくなるなかで
日本はどのような対応を取っていけば
よいのだろうか??

まぎれもなく、日本という国も
石油をはじめとしたエネルギーを
海外からの供給に依存しているため
経済の歪みが生じることは否めないだろう💦


日本のロシア産原油の輸入依存度は
3%程度でダメージは相対的に小さいようだ

しかし、原油で約3割をロシアに依存してきた欧州が
禁輸に踏み込むことで、日本も石油を含む
エネルギー全体でロシア依存度の一段の低減を
強いられることになってしまうだろう

原油高というダイレクトな価格の高騰に
直面するわけではないかもしれないが

世界経済においてこの資源制裁が原因で
貿易や一国経済にダメージがあり

その影響が、私たちの生活や
経済活動にまで及ぶことが懸念されるはずだ

果たして、ロシアという大国と
欧州やアメリアという大国の摩擦は
どこまでエスカレートしてしまうのだろうか

いち早く、戦争が終わり
世界の平和、および経済の安定が
実現されることを祈るばかりである💗

最後までご愛読ありがとうございます💖


あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが

その点に関しまして、ご了承ください🙏

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