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【ハイブリッド型為替介入モデルの説明💖】『Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework』:IMF Working Paper No.3🌏2023/11/08


卒業論文にこだわりたい💛

私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍

何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました

これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍

論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います

だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います

収益化をすることはなく、先行研究などのコンテンツを正しく引用し、適切な発信ができるように努めます📝

私の卒論執筆への軌跡を
どうぞ最後までご愛読ください📖

今回の参考文献🔥

今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍

Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework

Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013

前回のお復習い📝

Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework

Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013

I. INTRODUCTION(3)

Finally, our analysis allows to compare the performance of a full range of hybrid exchange rate regimes in a common framework and look at some of the trade-offs.

Earlier analyses—constrained by inadequate modeling approaches—failed to highlight the advantages that active exchange rate management can have under certain circumstances, and the associated risks.

We thus believe our paper offers a good starting point for a fuller welfare analysis.
For instance, we illustrate the contrasting performance of exchange rate pegs maintained by interest rates and by interventions.

In the former case, monetary policy has to follow foreign interest rates in order to keep the exchange rate unchanged, which has implications for the rest of the economy.

In the latter, FX interventions may potentially insulate the domestic interest rates from such pressures, by acting instead on the interest rate wedge in the financial system.

出所:IMF WORKING PAPER

最後に、私たちの分析により、全範囲におけるハイブリッド型為替レートの構造(hybrid exchange rate regimes)のパフォーマンスを比較することができます
そして、それらのトレードオフの一部を検討します

以前の分析では、不適切なモデル設計によるアプローチによって制約され、次の点を強調することができませんでした

特定の状況下でアクティブな為替レート管理がもたらす利点、およ関連するリスクです

したがって、私たちはこの論文が、一国の経済厚生(welfare analysis)をより充実させるため分析として良い出発点となると信じています

たとえば、金利と介入によって維持されている為替レートペッグの対照的なパフォーマンスを示します

前者の場合、金融政策は、次のことを行う必要があります
他の経済への影響を踏まえて、為替レートを変化させないために外国の金利に従うようにします

後者の場合、為替介入は潜在的に代わりに金利に作用することで、国内金利をそのような圧力から守る、というまるで金融システムのくさびのような存在として機能するのです📝

While we believe our paper is the first to formalize the use of FX intervention alongside standard monetary policy rules in a new-Keynesian framework, it coincides with recent work by Ostry et al (2012).

These authors also argue that monetary policy in emerging markets is best characterized as having two targets (inflation and exchange rates) and two instruments (short–term interest rates and sterilized FX interventions), and that such regimes are preferable when deviations of exchange rates from medium–run values are costly.

Our paper is also related to recent work on the use of unconventional monetary policy tools in advanced economies during the crisis (Curdia and Woodford (2011) and Gertler and Karadi (2011), among others).

These papers also present a quantitative tool—credit policy—related to the size of the central bank balance sheet and that operates alongside traditional instruments.

In their case, the unconventional tool is used to help minimize the impact of financial disruptions, especially when the policy rate hits the zero lower bound.

出所:IMF WORKING PAPER

私たちの論文は、ニューケインジアンの枠組みで標準的な金融政策ルールと並行して外国為替介入の利用を正式化した最初のものであると信じていますが、それはオストリーらによる最近の研究(2012年)と一致しています

これらの著者らはまた、新興市場の金融政策は2つの目標(インフレと為替レート)と2つの手段(短期金利と不胎化された為替介入:short–term interest rates and sterilized FX interventions)を持つことが最も特徴的であり、中期的な価値にはコストがかかることもありますが、為替レートがインフレ率と為替レートから乖離した場合にはそのような政策が望ましいと主張しています

私たちの論文は、危機中の先進国における非伝統的金融政策ツールの使用(the use of unconventional monetary policy tools)に関する最近の研究(特に、Curdia and Woodford (2011) および Gertler and Karadi (2011)など)にも関連しています

これらの論文では、中央銀行のバランスシートの規模に関連し、従来の手段と並行して機能する定量的なツールである信用政策(credit policy)も提示されています

これらのような場合、特に金利はゼロ下限に達している状態で、伝統的な金融政策の効果が妨げられた場合に、金融混乱(financial disruptions)の影響を最小限に抑えるために非伝統的なツールが使用されています

We differ from these papers in that our focus is on a different quantitative instrument—sterilized interventions—operating on a different transmission channel—the supply of central bank paper/FX funding available to the banking system.

In addition we view interventions as a regular policy tool rather than one used only during episodes of extreme financial distress.

出所:IMF WORKING PAPER

私たちがこれらの論文と異なるのは、私たちが焦点を当てているのは、異なる定量的手段(different quantitative instrument)によって異なる伝達経路で動作する不胎化介入(sterilized interventions)、つまり、銀行システムに利用可能な中央銀行紙幣/為替資金の供給への影響を考察することです

さらに、私たちは介入(interventions)を極度の財政難(extreme financial distress)の際にのみ使用されるものではなく、定期的な政策手段として捉えています


本日の解説は、ここまでとします
このような歴史や先行研究をしっかり理解した上で、卒業論文執筆に取り組んでいきたいです

読み終えた先行研究📚

『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003

『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004

Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada
(b)

『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』

Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003

私の研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

本日の解説は、以上とします📝

今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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