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【用途と需要🚢】大量破壊兵器キャッチオール規制の客観要件について💚:安全保障輸出管理実務能力認定試験(STC Associate)対策 No.25

前回のお復習い🌏

復習を大切にして、確実にインプットした
知識を自分の記憶に留めておきましょう!


大量破壊兵器キャッチオール規制💣

本邦にあるメーカーXが、輸出令別表第1の16の項に該当する合金を米国のメーカーYに輸出する際、用途は大陸間弾道ミサイルの製造に使用すると連絡を受けた。
この場合、メーカーXは、大量破壊兵器キャッチオール規制に基づく輸出許可申請が必要である。


解答:❌
米国は、輸出令別表第3の地域なので
キャッチオール規制の対象ではありません🗽

法的には問題ありませんが、リスクマネジメント
の観点からのチェックが必要です📝


ドローン無人航空機の輸出

本邦にあるメーカーXが、輸出令別表第1の16の項に該当する合金を中国のメーカーYに輸出する際、用途は「航続距離が300キロメートルを超えるドローン」の製造に使用すると連絡を受けた。
この場合、メーカーXは、大量破壊兵器キャッチオール規制に基づく輸出許可申請が必要である。


解答:⭕
ドローンは、無人航空機にあたります。
したがって、「航続距離が300キロメートル
を超えるドローン(無人航空機)」の製造は
大量破壊兵器キャッチオール規制の用途要件に
該当するので、輸出許可申請が必要です。
核兵器等開発等省令第一号参照📝


大量破壊兵器キャッチオール規制の客観要件

大量破壊兵器キャッチオール規制の客観要件は、貨物については、核兵器等開発等省令、技術については、核兵器等開発等告示で、具体的に定められている。


解答:⭕
大量破壊兵器キャッチオール規制の客観要件
貨物については「輸出貨物が核兵器等の開発等
のために用いられるおそれがある場合を
定める省令」(核兵器等開発等省令)
技術については「貿易関係貿易外取引等に
関する省令第9条第2項第七号イの規定により
経済産業大臣が告示で定める提供しようとする
技術が核兵器等の開発等のために利用される
おそれがある場合」(核兵器等開発等告示)で
詳細が定められています📝

出所:解説

「客観要件」
規制対象の輸出貨物が核兵器等の開発等に使用されるおそれがある場合、具体的には、「輸出取引等の契約書や輸出者が入手した文書、図画若しくは電磁的記録」又は「輸入者若しくは需要者若しくはこれらの代理人からの連絡」で次の事項が明らかになった場合に対象になります。
技術の提供の場合も同様です。

① 輸出貨物が核兵器等の開発等又は以下の行為に用いられること(用途要件)

1) 核燃料物質、核原料物質の開発等又は核融合に関する研究
2) 発電用の軽水炉を除く原子炉、その部分品又は附属装置の開発等
3) 重水の製造
4) 核燃料物質の加工、使用済核燃料の再処理
5) 化学物質の開発・製造、微生物・毒素の開発等、ロケット・無人航空機の開発等又は宇宙に関する研究であって、軍・国防に関する事務をつかさどる行政機関が行うもの、又はこれらの者から委託を受けて行うことが明らかにされているもの

② 需要者核兵器等の開発等を行うこと(需要者要件)
③ 需要者核兵器等の開発等を行ったこと(需要者要件)

出所
出所

「安全保障貿易管理」 早わかりガイド
詳細は上記よりご確認ください🙇

用途要件と需要者要件

大量破壊兵器キャッチオール規制の客観要件には、貨物・技術の用途について定めた用途要件と需要者について定めた需要者要件がある。


解答:⭕
用途要件は、その貨物・技術
大量破壊兵器等の開発等に用いられる
ことになる
又はそのおそれがある場合に
ついて定めたもので、需要者要件
その貨物・技術の需要者が大量破壊兵器等の
開発等を行う、又は行った場合について
定めたものであることを覚えておきましょう💛


大量破壊兵器キャッチオール規制では、輸出しようとする貨物の需要者が大量破壊兵器等の開発等を行う、又は行ったことを知った場合は、無条件に輸出許可が必要である。


解答:❌
需要者大量破壊兵器等の開発等行う
又は行ったことを知った場合でも
当該貨物の用途並びに取引の条件及び態様から
当該貨物が核兵器等の開発等及び別表に掲げる
行為以外のために用いられることが
明らかなとき
は、許可は不要になります📝


本日のアウトプットはここまでとします!


安全保障輸出管理実務 能力認定試験とは🔥

上記のサイトより、試験の概要について
ご確認いただけますと幸いです!

貿易&通関実務のエキスパートを目指したい🌈

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう


私も今後のキャリアの中で貿易実務の
エキスパート
を目指していきたいですね🚢

そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいです
🌏

まずは貿易実務検定C級、B級に加え
安全保障輸出管理能力認定試験
そして、最終的には「通関士」のレベル
を目指して、学習していきたいと思います💖

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

なお貿易実務関連の投稿をする上で
以下の3点には、あらかじめ
ご了承いただけますと幸いです。

①会社の守秘義務を徹底して遵守すること
②参考資料の適切な引用を心がけること
③収益化をせず、趣味として継続すること

毎日コツコツと、計画的に勉強を進めていき
なるべく早く受験&合格を目指します🔥

これからnoteにアウトプットする中で皆さまに
貿易・通関実務の奥深さや魅力について
お伝えできたら、大変嬉しく思います💖

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

上記のようなサイトを活用し
毎日の投稿作成ならびに学習を
継続していきたいと思います👍
引き続きよろしくお願いいたします!


おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るため
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

お気軽にコメント、スキ&記事の共有
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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