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【材料費 Part②】材料副費の存在と予定配賦という概念✨:エッセンシャル会計学 No.54🏭

今回(材料費 Part②)では「材料副費の種類」と「材料副費の予定配賦」について学習します!

材料の購入において、付随費用として存在する材料副費ですが…
その詳細について理解を深めていきましょう!

そして、これから工業簿記を学ぶ上で非常に大切な考え方となる「予定配賦」についても内容を整理していくことにしましょう💖

会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

材料副費の種類🍀

まず、材料副費についてお復習いしましょう✨
材料副費とは、材料を購入してから消費(材料倉庫から出庫)するまでにかかった付随費用のことをいいます。
そして、材料副費は、厳密には外部材料副費と内部材料副費という2つの項目に分類されるのです。

(1)外部材料副費

外部材料副費とは、材料を購入してから企業の倉庫に到着(入庫)する直前まで、すなわち企業外部で発生する付随費用となります。
また、材料引取費用とも言われます。

具体的には、買入手数料、引取運賃、荷役費、保険料、関税などが該当します📝


⑵内部材料副費

内部材料副費とは、材料が企業の倉庫に到着(=入庫)した後、企業内部で発生する付随費用です。
また、材料取扱費用ともいいます。
具体的には、購入事務費、検収費、保管費などが該当するでしょう。

なお、材料の購入原価の算定にあたっては、理論的には材料を消費するまでにかかったすべての材料副費を購入原価に含めるべきであるのが望ましいでしょう。
しかし実際には、内部材料副費の 一部については集計に時間を要するものや複数の材料に共通して発生するもの(材料の保管費など)が存在することから、内部材料副費の全部または一部を購入原価に含めないことが認められているのです📝

実務上の問題を考慮した上で、購入原価は以下の3つの方法(①~③での計上)が公認されているのです。

$$
\\①購入原価=購入代価+外部材料副費\\
②購入代価=①+内部材料副費の一部\\
③購入代価=①+内部材料副費の全部
$$

なお、いずれの方法によっても外部材料副費(材料引取費用)は必ず購入原価に含めなければいけないのです📝

それでは、以下のような例題を演習しておきましょう。
以下の資料に基づいて、各設問に答えなさい。
1. 購入代価 50,000円
2. 外部材料副費 取引費用 3,000円 
3. 内部材料副費 購入事務費 1,500円 保管費2,000円

(1)材料副費をすべて購入原価に含めた場合の購入原価を算定しなさい。
(1)内部材料副費を購入原価に含めない場合の購入原価を算定しなさい。

$$
\\解答:材料副費の分類\\(1):56,500円\\       \\(2):53,000円
$$

材料副費の予定配賦

以下では、材料副費の予定配賦についてアウトプットします。
これまでの計算は、材料副費の実際発生額を購入原価に含めて計算する方法を見てきました。
しかしながら、この方法には材料副費の集計に時間がかかり、計算が遅れてしまうという迅速性を求める工業簿記の足枷となってしまっていたのです。

この問題を解決するために、実際発生額ではなく、あらかじめ、 妥当と考えられる比率(=予定配賦率)を設定します。
そして、予定配賦率を用いて予定配賦額を計算し、これを購入原価に含めて計算するステップを採用することになるのです。

それでは、以下の計算問題を演習して、材料副費の予定配賦について理解を整理しましょう。

1.材料の購入代価 50,000円
2. 外部材料副費の実際発生額 3,000円
3. 内部材料副費の実際発生額  1,500円
4. 当社では、購入原価の算定に材料副費のすべてを加えている。 5. 内部材料副費については、購入代価の2%を予定配賦している。
この場合、購入原価(予定)を算出していくことにしましょう!

すると、購入代価は54,000円となります。
材料の購入代価(50,000)+外部材料副費(3,000)+内部材料副費(予定配賦:1000)を計算することで求まります。

しかし、この購入代価はあくまで予定配賦を含めたものです。
その理由として、実際の内部材料副費は1,500円であるからです。

すなわち、予定内部材料副費である1,000円と実際の内部材料副費1,500円とに500円の(不利)差異が発生しているのです💦
なお、このズレのことを材料副費配賦差異と言います。

このように、工業簿記では、予定配賦という考え方によって材料副費以外にも原価の計算に予定単価を用いることができます。
この際、予定で計算した原価と実際の原価の金額との差額を総称して原価差異といいます。

この点、予定配賦額はあくまでも会社の見積りに基づき計算した金額ですから、これをそのまま財務諸表に計上するわけにはいきませんね📝
したがって、最終的には予定配賦額を実際発生額に修正するように適切に処理することが必要なのです!
このような原価差異の会計処理については、今後工業簿記を解説する際に詳しく説明していく予定ですので、一緒に頑張って学習していきましょう💖

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお、参考資料は以下の通りです。

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今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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