【売上原価対立法🔥】決算整理仕訳を行わないことになるのはどうして??:エッセンシャル会計学 No.4
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています
今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います
ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖
前回のお復習い📑
商品売買の記帳方法:売上原価対立法
今回のメインは仕分の方法として「売上原価対立法」について整理することです
まずは商品売買については、大きく「三分法」と「売上原価対立法」という2つの記帳方法があることを確認します
なお「分記法」は日商簿記検定の試験範囲ではないそうですね📝
三分法による記帳
三分法とは、商品売買の記帳方法の1つで、仕入時に「仕入」勘定を計上し、決算整理仕訳で売上原価を算定する方法(通常、試験で出題される方法)と理解しておきましょう
具体的には、「仕入」「売上」「繰越商品」の3つの勘定科目を使用する方法で、簿記3級で学習した記帳方法のことをいいます
商品の仕入時に「仕入」勘定(費用)を計上したうえで、決算整理仕訳において売上原価を算定することになります📝
仕入時(借)仕入:100 (貸)現金など:100
売上時(借)現金など:100 (貸)売上:100
決算整理時
(借)仕入:100 (貸)繰越商品:100(期首商品棚卸高)
(借)繰越商品:100(期末商品棚卸高)(貸)仕入:100
売上原価対立法による記帳🌟
売上原価対立法とは商品売買の記帳方法の1つであり、仕入時に「商品」勘定を計上し、売上時に「商品」勘定を「売上原価」勘定に振り替える方法であると言われています
すなわち、売上原価対立法によれば、商品売買について、「商品」勘定(資産)「売上原価」勘定(費用)および「売上」勘定(収益)を用いて記帳することになります
これは、三分法と異なり、期中仕訳で売上原価を算定するため、売上原価対立法では決算整理仕訳は行いません📝
仕入時の会計処理において売上原価対立法では、商品の仕入取引を「商品という資産の取得」と捉えます👍
そのため、仕入時に「商品」勘定(資産)の増加として処理します
例えば「商品を@500円で3個仕入れ、現金900円を支払った」
という取引①を売上原価対立法によって記帳するとすれば
(借)商品(資産+):1500(貸)現金(資産-):1500
のような形になると思います✨
そして、売上時の会計処理は以下の通りです
商品を売り上げた場合三分法と同じように「売上」勘定(収益)の発生としたうえで販売した商品の原価を「商品」勘定(資産)から「売上原価」勘定(費用)へ振り替えていきます
取引①の続きとして「上記の商品のうち2個(仕入原価合計1000円)を1500円で販売し、現金を受け取った」という取引②の仕分けをしてみましょう
(借)現金:1500 (貸)売上:1500
(借)売上原価:1000 (貸)商品:1000
このようになると思います
なお、販売した商品の原価について「商品」勘定から「売上原価」勘定へと振り替えます
ここで勘定残高を考えて見ます
「商品」勘定は期末在庫の金額になっており、「売上原価」勘定は売上原価の金額になっていることがイメージできると思います
取引①では、1500円の資産が増え、取引②では1000円の資産が減ったわけですから、期末在庫である残高は500円となります
また、売上原価(費用)は取引②において1000円が発生していることになり、この残高が1000円となっています
すなわち、売上原価対立法では、期中仕訳で勘定残高が財務諸表計上額になりますので、 決算整理仕訳は不要ということがわかります💛
これは抑えておきたいPointであると言えるでしょう
私が考える会計学を学ぶ意義💖
会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです
ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう
私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう
そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう
これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥
なお参考資料は以下の通りです
おすすめマガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
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あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
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