【適切なデータセットの作成✨】「The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection」:先行研究解説🔥 No.5 2023/09/19
Introduction:卒業論文は早めに仕上げたい💛
私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います
だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います
私の卒論執筆への軌跡を
どうぞご愛読ください📖
今回の参考文献🔥
今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍
『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』
Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003
読み終えた先行研究📚
『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003
『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004
Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada(b)
前回のお復習い🔖
The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection
Eric Hillebrand Department of Economics, Louisiana State University
Gunther Schnabl Department of Economics and Business Administration, Tuebingen
3. DATA📊
この先行研究では、外国為替介入が、円/ドル為替レートのレベルとボラティリティに与える短期的な影響をテストするために、日本の財務省、および連邦準備制度理事会から提供される日次のデータを使用しています
また観測期間は、日本の為替介入に関する最初のデータが利用可能になった 1991年4月1日から2002年12月31日までとなります
観測のサンプルサイズは、合計3,066に相当します
円/ドル為替レートのデータは、データストリームによる欧州外国為替市場の日次スポット終値(グリニッジ午後5時)になります📝
そして、時系列為替レートの値から対数リターンを分析します
最初の対数差分時系列の統計的特性を、ドイツのマルク/ドルの為替レートと比較して表1に示しています
それぞれの日次リターンとボラティリティ (二乗リターンとして定義) を図3にプロットしていますので、一緒に確認しておきましょう
表1では、負の平均値と歪度は、ドルに対する現在の円高圧力を表しています
マルク/ドルレートよりも大きい標準偏差は、為替レートのボラティリティが増大していることを、図3にて示しています
尖度は、その値(7.9681)が"3"を大幅に上回っていることから、円/ドル為替レートの収益の集中的な分布(=a leptokurtic distribution)を表しています
日本の為替介入に関する毎日のデータは、1991年4月1日から日本の財務省によって提供されています
金額は、ドル、マルク (ユーロ)、およびその他の (無視できる) 通貨の売買に細分化され、10億円単位で表示されます
この先行研究では、円/ドルの為替レートに焦点を当てているため、サンプルにはドル取引のみが含まれており、円の金額は毎日の為替レートに基づいて兆ドルに変換されます📝
財務省は、3066取引日のうち215ドルの介入日
つまり182ドルの買いと33ドルの売りを報告しています
これは、表2にまとめられています
米国の外国為替介入データは、連邦準備制度理事会のご厚意により、円、マルク、その他の売買通貨に細分化されて提供されています
なお、規模は100万ドルで、それを兆ドルに換算して使用します
日本についても円取引のみをサンプルに含めています
FRBは、観察期間中の円/ドル市場への介入日数は22日と報告しています
内訳はドル買い(円売り)が18日、ドル売り(円買い)が4日であると言及されています
Bonser-NealとTanner (1996) が提案したように、他の資産市場の混乱を制御するために、私たちは日本と米国の株価指数 (データストリームによって提供される日本では日経300、米国ではダウジョーンズ工業平均) の毎日の表記を使用することで分析を進めていくことにします👍
拡張されたDickeyとFuller(1979 年)のテスト(=ADF検定)と PhilipsとPerron (1988年)のテストは、円/ドルレート、日経300、ダウ平均株価、および介入データの絶対値に対する単位根検定の帰無仮説をすべての一般的な信頼水準において棄却していることがわかります
本日の解説は、ここまでとします
このような歴史や先行研究をしっかり理解した上で、卒業論文執筆に取り組んでいきたいです
今回、私が卒業論文執筆において取り上げる
24年ぶりの「円安是正」介入は本当にレアな経済政策
ということを再認識できたような気がします💖
私の研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
本日の解説は、以上とします📝
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
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