【海上輸送 Part④】用船契約の運賃や割代表的な割増運賃について⛽:貿易実務検定C級対策 No.33
貿易実務のエキスパートを目指したい🔥
私が挑戦する貿易実務検定®は
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。
実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀
貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
キャリアの中で貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいと思います🌏
まずは、初級レベルの該当するC級の取得を
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚
前回のお復習い💖
用船契約(Charter Party)の運賃💴
用船契約の場合の運賃は、用船のつど
荷主と船主とで決められます。
その決め方は、以下の4つになります!
①Berth Term:バースターム
これは、用船契約の運賃において
輸出港における積込費用
(loading charge)および
輸入港における陸揚費用
(unloading charge)の両方が
用船契約運賃に含まれている!
というものになります👍
②FO:Free Out
積込費用(loading charge)のみ
が、運賃に含まれているものです📝
③FI:Free In
陸揚費用(unloading charge)のみが
運賃に含まれているものです!
④FIO:Free In and Out
これは、用船契約運賃に
積込費用も、陸揚費用も
どちらも含まれていない!
という条件になります📝
定期船/不定期船の運賃計算単位🧮
それでは、以下に定期船(liner)と
不定期船(tramper)の運賃に関する
計算単位について確認します👍
(1)重量建運賃
重量建運賃は、不定期船では
英トン(ロング・トン)や
米トン(ショート・トン)が使用され
定期船では、一般的にメトリック・トン
(M/T=1,000kg=2,204lbs)が用いられ
Wと表記されることになります👍
(2)容積建運賃
容積建運賃について、現在
定期船は1㎥を単位としており
㎥(エムスリー)は、Mと記されます。
(3)重量/容積建運賃
定期船の運賃は、重量建て、あるいは
容積建ての単一建てではなく
貨物の実重量のトン数、または
容積のトン数(1㎥=1トンの換算)
のうち、いずれか「大きい」ほうを
運賃トン(フレート・トン Freight Ton)
として適用することになります!
このような運賃建てはタリフ上
W/Mと表記されることになります!
(4)コンテナ建て運賃
標準サイズである20フィート
および、40フィートのコンテナ
1本あたりの運賃体系を
ボックス・レート(Box Rate)と呼び
品目別のCBR(Commodity Box Rate)
が一般的であると覚えておきましょう🔥
主な割増運賃🆙
海上輸送では基本運賃(Base Rate)が
決められています!
しかし、この基本運賃の実収入は
外国為替市場における通貨の変動や
燃料費の変動などにより増減します。
運賃の実収入を確保することを目的に
ほとんどの航路で調整運賃が
用いられることになります!
以下に、具体的な割増運賃を
まとめていきたいと思います👍
CAF:Currency Adjustment Factor
CAFとは、カレンシー・サーチャージ
とも呼ばれています!
これは、通貨変動による為替差損(益)
を調整する運賃のことになります。
CAFは、基本運賃の何%として表示され
円高の時に増加、円安のときは減少
となることを覚えておきましょう👍
BAF: Bunker Adjustment Factor
BAFは、バンカー・サーチャージとも
呼ばれ、船舶燃料価格の急激な変動に
対処するために、基本運賃の何%
または、1フレート・トン当たり何ドル
というように表示されることになります!
長尺・重量割増運賃
貨物が一定の長さ、重量を
超える場合の割増運賃です。
CFSチャージとCTC(THC)📦
コンテナ単位に満たない小口貨物は
船会社がCFSで他のLCL貨物と共に
コンテナに混載したり、取出ししたり
する作業とそれに加えてCFSとCY間の
搬送が必要となります。
よって、これらの諸費用を
「CFSチャージ」として
徴収することになるのです🚚
※CFS:コンテナ・フレート・ステーション
また、FCL貨物(小口貨物)の
コンテナ・ターミナル内の
取扱費用(handling charge)を
コンテナ・ターミナル・チャージ(CTC)や
THCとして徴収する航路もあります。
※ターミナル・ハンドリング・チャージ
本日の解説はここまでとします!
このように海上輸送における
運賃体系をしっかりインプット
しておけば検定試験でも
ミス無く得点できると思います👍
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
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