【約束手形の会計処理】自己振出の約束手形を裏書された場合にはどのように仕訳すればいいだろうか？：エッセンシャル会計学 No.13
今回は、約束手形について理解を深めていきます📝
「手形の裏書」の概要から、自己振出の約束手形についてどのような仕訳になるのか、一緒に考えていきたいと思います💛
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています
今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います
ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖
前回のお復習い📑
債権債務に対する会計：約束手形
今回は約束手形について勉強します
約束手形は「誰が」「誰に」「いつ」「いくら払うか」が記載されている証券です📝
受け取った約束手形は、満期日前に他社へ譲渡したり、銀行に売却することが可能となります
取引の概要は、以下の通りです
まず、手形の裏書とは、取引先に代金を支払うために、保有する手形を譲渡することになります
譲渡を裏書と呼ぶ理由は、手形を譲渡する際に、手形の裏面に必要事項を書くからです📝
また実務では、正式に譲渡したことの証明として、会社名、住所、代表者名などを手形の裏面に記入し捺印するそうですね
裏書＝譲渡という点をしっかり覚えることで、会計の流れをイメージできるかと思います
裏書の基本的な会計処理✨
手形の裏書を行った場合、手形代金を受け取る権利がなくなるため、「受取手形」 勘定（資産）の減少とします
また、裏書された側は、通常の約束手形を受け取った場合と同様に、「受取手形」勘定の増加とします📝
仕訳例1：手形の裏書き①
以下では、他社振出の約束手形を裏書した場合についてみます
当社(A社)は、C社から商品300円を仕入、B社振出の約束手形300円を裏書譲渡した
（借）仕入：100 （貸）受取手形：100
ここで、ポイントなの手形代金を受け取る権利がなくなるため「受取手形」勘定の減少とします📝
なお、C社では下記の通り、普段と同じ仕訳となります
（借）受取手形：300 （貸）売上：300
自己振出の約束手形を裏書された場合の会計処理💚
今回は、自己振出の約束手形を裏書により受け入れた場合について考えていきます
手形は裏書譲渡できるため、まれに、当社が振り出した手形が当社に戻ってくることがあります👀
なお、この場合、当社の手形上の債務はなくなります
これは、手形代金の支払義務がなくなるということです
自己振出手形が戻ってくることで、手形代金の支払義務がなくなるということです
なお、この場合の会計処理は以下の通りとなります
手形の振出時に手形代金の支払義務を「支払手形」勘定（負債）に 計上しています
自己振出の約束手形を裏書により受け入れた場合、その支払義務が消滅するため、「支払手形」勘定の減少とします
仕訳例2：手形の裏書
当社(A社)は売掛金300円の回収に際して、当社振出の約束手形を裏書譲渡された。
（借）支払手形：300 （貸）売掛金：300
この場合は、手形代金の支払義務がなくなるため、「支払手形」勘定の減少となります
なお、ポイントとして、借方を「受取手形」勘定の増加としないように注意しておきたいですね📝
最後にポイントを整理します📝
1点目は、保有する手形を譲渡することを、手形の裏書と言います
2点目は、手形の裏書を行った場合、「受取手形」勘定（資産）の減少とします
3点目は、当社振出の約束手形を裏書により受け入れた場合、「支払手形」勘定（負債）の減少になるということです📝
本日の解説は、ここまでとします💛
私が考える会計学を学ぶ意義💖
会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです
ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう
私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう
そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か？
これを見て、何をどう判断するのか？などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう
これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥
なお参考資料は以下の通りです
おすすめマガジンのご紹介🔔
こちらに２４卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました！
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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