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【品質決定の方法🍎】貿易取引における商品の品質条件について✨:貿易実務検定C級対策 No.19

今回は、貿易取引における
商品の「品質条件」についてです。

品質は、取引する商品の詳細で
最も大事な重要な要素であると思われます。

もし品質が契約通りでないと
賠償請求(Claim)に発展する
リスクも十分考えられます!

外国との商取引において
どのように商品の品質を規定し
そして決定していくのでしょうか?
①品質決定の方法
②品質決定のタイミング

という2つの観点から考えて行きましょう!

貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

貿易実務検定®は、貿易に関連する自分の実務能力・知識がどの程度のレベルにあるのかを客観的に測り証明することができる検定、であると認識しています。

実際に、商社・メーカー等においては勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等をお考えの方、インターネットによる個人輸入を行う方や国際舞台で活躍を目指す方などにとっても「貿易実務検定®」は幅広く活用でき、活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に対する知識を身につけることで、これからの人生における選択肢も増え、もっと有意義なものになることでしょう

私も(2024年4月から商社への就職を予定していますので)貿易実務への理解を深めることで、将来の理想像である「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を体現できるように努力していきたいと思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得を目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や簡略化した点が若干ありますが、その点に関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで、皆さまに「貿易実務」の魅力をお伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

見本売買:Sale by Sample

売手or買手が契約商品の見本を示して品質を
決定する方法が見本売買(Sale by Sample)です。

また、この際、使用される見本を
「品質見本:Quality Sample」と言います👀
そして、見本売買は主に、製品、加工品の
貿易取引に利用されています👍

実際、貿易クレームの約80%は
品質に関する内容であるそうですね💦
見本と実質の商品が、品質、形状、性能
などで差異があることが不満になるのでしょう💦

したがって、時には試作品を作って提示する
ように売手に求めることもあるそうです👀
このような試作品の見本のことを
「反対見本:Counter Sample」と言います

標準品売買:Sale by Standard Quality

農林水産物あるいは畜産物などの品質は
サンプルと現物との正確な一致が難しいです。
そこで、標準品を示し、それとの品質のずれを
価格によって調整する方法が用いられます!

以下では、標準品売買における
2つの品質条件について考えていきましょう

①平均中等品質条件:FAQ

平均中等品質条件(FAQ)とは
Fair Average Quality Terms のことです。
これは、農産物など主格する前に売買する
場合に中等品質を規定するという方法
です。

②適商品質条件:GMQ

適商品質条件(GMQ)とは
Good Merchantable Quality Terms のことです。
これは、漁労品、木材など、売買するに足る
適切な品質を備えていることを条件とする方法です。

そして、契約通りの適切な品質を備えていることの
証明は公的な品質検査機関の品質検査証明書
(Certificate of Quality Inspection)
などによって行われます。
これは、提出すべき船積書類のひとつとして
契約書や信用状で求められる場合もあります📃

銘柄売買:Sale by Trademark or Brand

これは、ブランドやトレードマークを
指定して商品を売買する方法です。

世界的に有名で認知されている
ブランドなどの場合は、それだけで
その商品の品質は優良かつ安定していますので
それらが品質条件となることもあるのです!

仕様書売買:Sale by Specification

工業品(機械器具や化学品)などの場合は
材料、性質、成分、耐久性、構造などの
詳細なデータを数値に可視化した仕様書を
作成し、これに図面や写真を添えることで
取引する商品の品質を明示することになります。

規格売買:Sale by Grade or Type

規格が決められている商品の場合には
その規格が品質条件とすることが可能です。

国際標準化機構(ISO)が定めたISO規格
日本工業規格(JIS)、日本農林規格(JAS)
などがあることを覚えておきましょう💛

品質決定のタイミング

以下では「品質決定時点」について確認します。

商品の中身のよっては、海上輸送中に
品質が変化したり、劣化したりして
しまうことも想定されますね💦

そこで、品質に関する最終決定を
船積時点にするのか、それとも
陸揚時点にするのか?ということも
あらかじめ明記しておくことが必要です。

ここで前者(品質に関する最終決定=船積時点)を
船積品質条件(Shipped Quality Terms)

後者(品質に関する最終決定=陸揚時点)を
陸揚品質条件(Landed Quality Terms)
というのです📝

なお、「船積品質条件」の場合には
輸入者は船積時に本当に契約書通りの品質が
守られていたのかを判断することができません💦

このため、公的検査機関の検査を受け
品質についての検査証明書、すなわち
「Inspection Certificate」を添付するように
輸入者は輸出者に義務づけるのです📝

このようなことを考慮しながら
取引される商品の品質を担保していくのです💛

本日の解説は、ここまでとします!
これからも貿易実務に関して
アウトプットして参ります👍

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨            

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今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!

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