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第2回『健康なら痩せなくて良いのでは?』
読者の皆さん、こんにちは。
私、健康運動指導士として、健康維持・増進の為の運動・生活習慣をご提案していますMark(マーク)こと、坂口まさしです。
さて、こちらで今後ご案内していきたいのは2つのキーワードでお示し出来ます。それは「健康」と「痩身」この2つがリンクする生活習慣のご提案です。
巷の、所謂「ダイエット」と呼ばれるものは、今でも驚くほどの数があり、日々新しい?ものも出てきていますが、これだけの商品やノウハウが次々に出てくるという背景は、短期間の成果か、それもないという裏返しでもあります。何もないならまだマシかもしれず、健康不良に陥った方も残念ながらいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中、健康運動指導士・・・運動指導が専門の私マークが、なぜ“痩身の習慣”をご提案するのか?
よろしければ、「第一回ご挨拶」をお読みください。
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~本当は痩せたいのではなくて・・・~
これを読んでくださる方が、“見かけ上健康”だとお察しして書きます。
本ブログのキーワードは、上記に書きました通り「健康」と「痩身」ですが、この二つの言葉のどちらに惹かれますか? “痩身”なら、若い人で、“健康”ならご年配の方・・・そんな単純なものではないですよね。
さて、巷で言うところの、痩せること=「ダイエット」ですが、ここでは「痩身」と明記しますので、改めてよろしくお願いします。
これまでの運動指導を中心とした健康相談の内容を思い出すと、多くに共通しているのは「痩せたいのです」という事。
日本人を含むアジア圏の人たちの肥満率は、世界的に見ても大変低いものです。ただ日本人に限ってみると少し特異な傾向があります。男性は成人以降、右肩上がりでドンドン太っていきます。対して女性は、世界的な傾向をまるで無視するかのように、歳と共に痩せていきます。ただ、歳と共に痩せていくなら一見何も問題がないように思えます。がしかし、そこが、単に「痩せる」という課題の重要な誤解だと言えるのです。
さて、健康寿命という言葉が定着してきた今日ですが、日本人の平均歳はご存じでしょうか? ざっくりですが、男性71歳、女性が74歳です。世界トップクラスの平均年齢を誇る我が国ですが、健康寿命は70年と少し・・・しかない、という感じがしませんか?
それにしても、この“健康寿命”というキーワードが、何故こんなにも早く広まったのでしょうか?一つの根拠として考えられるのは、平均寿命-健康寿命=で出た数値、つまりこの年数がかなり長いという事。男性は約9年、女性に至っては12~13年も、この期間があります。
かなり長いとはつまり、、、
これ実は世界一なのです!!
「健康で長生き」という言葉があります、長生きを願う前に“健康”があります。そこが抜けているような気がしてなりません。
本題に戻りますが、「痩せる」という言葉のとらえ方が人それぞれ違います。よって、この旨のご相談をお受けした場合先ずお聞きすることがあります、それは・・・
「何キロ痩せたいのですか?」
当然こちらとしては、その希望する「〇〇キロ」という返信を期待するのですが、意外と言葉を濁す方も多くいらっしゃいます。
それは一体何故か? その数字に根拠がないからです。科学的根拠でなくてもいいのですが、その人なりの希望的根拠すらないのです。
そこで一つ、話を進めるために一つの目安が必要になりますが、それが「標準体重」所謂BMIですね。横文字3つだけに、よく聞くようになりましたが、皆さんはご自身のBMIはご存じですか?
私マークの場合、身長174センチなので、1.74m×1.74m×22=66.6キロとなりますが、この公式を特に女性にお伝えすると大抵最初のリアクションは決まって「えぇ~っ」です。
ではその人個人に合った、適正体重とは一体どうしたらわかるのでしょうか?男女間で多少の差があると言われていますが、「20歳ころの体重」です。これもまたお伝えすると、特に男性は「あり得ない!!」と言われます(笑)
つまるところ、痩せたい願望は人並みにあるものの、人生の優先順位にある人は意外に多くなく、今よりは太らないようにしたいのだと・・・。
以上です。