第65回『一体どこが太っているのか?』
読者の皆さん、こんにちは。
私、健康運動指導士として、健康維持・増進の為のライフスタイル・運動をご提案していますMark(マーク)こと、坂口まさしです。
初めてお読みいただく方は、こちら(第1回ご挨拶)をどうぞ!!
☛今後の予定(予告なく変更する場合があります)☚
06/09 やる気が出ないのは太っているせい?
06/16 (有料)脂肪を燃やすと痩せるのか?その2
06/23 良い習慣を増やす方法は二つしかない!!
では始めましょう!!
この言葉、自分が言うのと人から言われるのとでは随分、ニュアンスが変わりますね。
先ずご自身が・・・
自分の身体の“一体どこが太っているのか?”
と言うのに対して
人から・・・
あなたは“一体どこが太っているのか?”
と言われる、ということです。
この場合、どうしても基準を作らないと、話がいつまでたってもパラレル状ですね((´∀`)) なぜ今回、こんなことをテーマにしたのかと言うと、私自身が日々こうした人たちに遭遇するからです。
「太っている」の客観的な基準
① 体重そのもの
② 医学的根拠
③ 美容的視点
一方、
その主観的な基準もあります。
① 特定の部分(太ももなど)だけがやたらに太い
② 全身が浮腫んでいる
③ 体重は標準だが人からは太っていると言われる
いかがですか?
その前に、もう7.8年前になりますが、こういうデータが発表されましたが、お聞きになったことはないでしょうか?
「小太りの方が実は長生きできる」
これについては一応の(失礼ですが)エビデンスがありますが、言葉尻を捉えると何とも微妙な言い回しです。
☛小太りとは一体どれくらいの太り具合なのか? これを説明するには、医学的根拠が要りますので、少しご紹介しましょう。
それは“BMI”です!!
それぞれの頭文字を取っていますが、(B)ボディー(Ḿ)マス(I)インデックスの事で、「体格指数」と一般的には訳しています。
最近は“肥満指数”とも呼んでいますが・・・ これの標準値は“22”になりますが、簡単に計算できますので、一度ご自身に当てはめてみてください。
ちなみに私マークのBMIを例にしてご紹介します。
先述した“小太り”が、この指数でいうとなんと・・・25!!らしいのですが、ちょっと計算すると、マークの場合はこうなります。
☛ 25 × 3.0276(身長(m)の2乗) = 75.70㎏ となります。
現在の私の体重は66㎏台(BMI22)ですので、その差なんと・・・
☛9.7㎏
もし開き直れば、約10キロ増量しても良いとなりますが、私の主観でこれはおかしい!!
ちなみにこの言葉は皆さんもご存じだと思います、
☛メタボ!! 正式名は「メタボリックシンドローム」
これは、内臓脂肪症候群と言い、内臓を取り巻くように付着した、つまむことが出来ない脂肪の事です。 この“メタボ”という言葉が生まれた背景にあるのが、2008年からスタートしたこちら。
☛特定健診・保健指導
もしかしたら、グレー判定をされた方もいるかもしれませんが、そのグレー判定を受けた方の保健指導を担当している私としては、当初その現場に来た人達を見て驚いたことがあります・・・
それは・・・ ☛そんなに太っていない(と思った)
つまり「一体どこが太っているのか?」と、ご本人も思ったというのです。 この通称“メタボ”を代表する体型が、一般的にお腹が出ている事ですが、この基準値は示されはいるものの、判定するのは医師です。 メタボ健診は、こうした生活習慣病に特化した健診なので、お腹が目立つこと自体がどうも一人歩きしましたが、健康意識をあげる事には大きく貢献しました。 人それぞれに、色々な視点で自分の体型のコンプレックスはあると思います。
たとえそれが生まれ持ったものだとしても、腑に落ちないこともあることは容易に想像が出来ます。 生活習慣の塊である我々の身体は、嘘をつけません。 見た目は元より、先ずは、日々の何気ない習慣を見直す必要があります。
その代表が・・・お腹です!!
この部位に、脂肪が貯まるのは自然な事です。 要は程度の問題であり、と同時に、普段の生活で一番使っていない部分であることもリンクしています。 どれくらい使っていないと思いますか?? これは「筋電図」の反応で見たデータが参考になります。
一般的な人のお腹の筋肉(本データでは腹直筋)の、一日の活動量が、10%を超える人は全体の5%以下程度と言われているのです。
つまり・・・
➡ほぼ“寝ている”のです!!
見た目がたとえ、大して太っていないからと言って、自分を慰めるように納得したら、それはむしろ残念ですね。
お腹に力が入る生活をしていますか?
ではまた!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?