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夏に向けて読んでおきたい一冊!「スタンフォード式 疲れない体」

2020年6月、関東地方は猛烈な暑さがきたかと思えば梅雨寒で一気に気温が下がったりとカラダにはキツイ天候が続いています。

僕も例年より走る量が増加しているということもありますが、天候のせいもあり、ちょっと疲れたかなと思う日があります。

そんな訳で今読み返している本があります。
それがこちら。

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タイトルの通り「疲れないカラダ」の作り方に関してレクチャーしてくれる本です。

世界でもトップレベルを誇るスタンフォード大学の「科学的知見」
在籍している多くの学生選手が世界レベルの大会に出場し、その層が「全米no.1」といわれるスタンフォード大学のアスリートたちのために、同大学のスポーツ医局が実践している「最新のリカバリー法」
この2つを軸に組み立てた「疲労予防」と「疲労回復」のメソッドを初めてまとめたものが、この本です。
(プロローグより引用)

この本自体は2018年に出版されているものなので、更に研究が進み、新たなリカバリー方法が発表されているかもしれません(まだ確認していません)。
しかし、疲労回復の基本的な考え方を覚えるためによくまとめられている本だと思います。

そしてプロローグの時点で「根拠なき回復法」に意味はないと言い切っています。
世の中には「疲れが取れる」といわれるものが数多く存在しますが、しっかり根拠を示している方法がどれだけあるでしょうか。
僕は「データ重視派」なので、科学的に証明された方法をいつでも学べるようにしてくれたことに感謝しかありません。

2020年の夏は、カラダが暑さ耐性を備切れていない状態で迎えます。
心配な方は今からでも遅くないので実践してみることをオススメします。


そして、この本は「疲れは神経とカラダの連携が崩れて起きる現象」ということを軸に話が進みます。
「筋肉を動かす命令を出す神経が疲れる→筋肉がうまく使えず肉体的にも疲れる」という現象が起きているということを頭に入れ、両方ともベストな状態を保てれば「疲れにくいカラダ」になるということになります。

そして疲れにくいカラダを作るための具体的な方法が書かれているのですが、僕が注目したのは「呼吸法」「睡眠」「食事」(食事に関しては僕が書いた記事に関連することも書かれています)、そして第4章に書かれている「疲れによるダメージを最小限に止めるハードワークメソッド」です。

日常、何百回、何千回と繰り返される「基本動作」をできるだけ負荷がかからない形で行えば、蓄積するダメージの総量を小さく抑えられます。そして、「回復が追いつかないほど疲労困憊」という事態も避けられるはずです。
(第4章より引用)

そして第4章の最後の方で「スタンフォード式 疲れないマインドセット」というテーマが書かれています。
「疲れは神経とカラダの連携が崩れて起きる現象」と最初に言っているので最後は精神面から疲れないカラダにするにはどうするかということについて書かれています。

その中でも一番興味深かったのはこの下り。

成長型マインドセットの人は「疲れている=この疲れをなくせば、パフォーマンスが上がる」というとらえ方ができます。つまり「どうやっったら疲れが取れるんだろう?何が足りないんだろう?どうすれば自分のベストに持っていけるだろう?」と考えられるということです。これこそ、まさに積極的な「疲労マネジメント」。
(第4章より引用)

つまり「疲れ」に対してもポジティブシンキングでいられれば疲れのマネジメントも容易にできるということになります。
実に面白い考え方です。


このように、疲労回復に関して科学的根拠に基づいて話が展開しています。
面白いですよ!



オーディオブックもあります。
これで車を運転している時間や通勤ラッシュで本が開けない時でも大丈夫です。

オーディオブックに関してはこちらから

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kenkitano / Running College(ランニングカレッジ)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。