医者「朝の散歩をしてみてください」を聞いた時にすべきこと
こんにちは、作業療法士 研貴です。
今日は私の過去のうつ状態だった時に医者から言われたこととそれを聞いてどうしたか、どうなっていったか実体験をもとに、実際に何をすべきだったかを書きたいと思います。
昔Twitterをしていた時に
「医者に朝の散歩を勧められたが、そんなことハードルが高すぎてできない!」と同じ悩みを持つ人がいたので、手助けになればと思います。
①医者からの指示
私がうつ状態の診断を受け、ある日医者から朝の散歩をするように指示されました。
このときの私の状態は常に「死にたい」としか思っておらず、ご飯も1日1食食べれたらいいくらいの状態で体重は58キロから49キロまで落ちていました。男性で170ないくらいの身長で49キロです。脂肪がないというより、筋萎縮で筋力が落ちていました。
まさに人生のどん底の中、朝の散歩が指示され、その指示に従うことに。
②朝の散歩は過酷
甘く考えてました。朝の散歩は無理。
昼夜逆転もしていたので夜寝る前に「朝は散歩、朝は散歩、、、」そう思うとプレッシャーで寝れず「眠れない自分はダメだ。こんな自分はダメだ。」そう思い、とても辛く、眠れませんでした。
やっとの思いで眠れたものの、起きるのは12時過ぎ。
朝の散歩、、、?
私は「朝の散歩をしてください。」という指示を守ることができず、「こんなこともできないんだ。」と自分を責めて泣き崩れました。
次の受診日に「朝の散歩はできませんでした。」と診察室の机の上にある小さな傷を見ながらブツブツ報告したのを覚えています。
③朝の散歩を諦めた
医者からの指示と私の判断で朝の散歩を諦めました。
私には調子の波があり、調子がいい時に冷静に考えることができました。
当時これでも作業療法士の卵だったので、医者の指示から意図を理解し、「生活リズム改善を目指すこと、外に出ることが大事なんだ。」
そう思い、まずは自分の部屋の遮光カーテンを全開にして「好きなだけ寝て、好きな時に起きて、天気が良くて気が向いたら出かけよう。」と思い寝ると、朝日で10時には起きれるようになりました。
朝起きれることがわかると、気分が良くなり、少しずつ外出もできるようになりました。
そこに「朝の散歩」なんてなかったです。
④経験から言えること
「朝の散歩をしてください。」と言われたこれをみているうつの方はまず朝日が入る部屋でカーテンを全開にして寝てみてください。
朝の散歩なんてできなくてもいいんです。
きっと「今の状態であなたは生活リズムの改善目指したいので、朝日を浴びながら運動もできる朝の散歩を勧めとくか。」くらいにしか思って無いです。
要は朝の散歩を分解すると
・昼夜逆転を治すこと。
・多少の運動をすること。
・外に出ること。
これができればなんでもいいんです。
朝の散歩をしようと思ってできなくて、目覚めた瞬間からブルーな1日をスタートさせる方がよっぽどよくないです。
まずはこのnoteを見て「カーテンを全開にして寝ることができた!」と成功体験を積みましょう。
そもそもうつを良くしようと思ってこのnoteを読めていることがとてもとてもとってもgoodです。
「朝の散歩はできなかったけどカーテンを全開にして寝て、朝日を浴びることができました!」と報告すれば、お医者さんも「やったね!一歩前進だね!」と言ってくれると思います。
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