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海外移住生活。日本帰省中にポケットチェンジを使ってみた。
ポケットチェンジをご存知でしょうか。海外の通貨(一部の外貨)の小銭をSUICAなど電子マネーやクーポンにできる両替機です。
僕は7年ぶりに日本へ帰省し、実家を整理整頓(ミニ断捨離)していた際、幼少期から集めていた多くの小銭(外貨)が見つかりました。
それらは、20年ベースで保管(放置)していたので、僕にとっては埋蔵金です。そして今後もこれらの通貨を使わないだろうなということで、ポケットチェンジを利用してみました。
【今回実家で見つけた通貨】
実家の(元)自室を清掃していて、いくつかの古銭(外貨)を見つけました。もともとは親や友人が海外旅行(香港やグアム、韓国)などへ行った際に余った小銭でした。
香港の中国返還前の中国元(香港ドル?)やデノミ前の韓国ウォンなど色々缶にミックスして保管しており、なかなか重たく小銭自体も輝きを失い酸化しているようでした。
また日本帰省時に米ドルの小銭(¢コイン)も偶々ですが、パスポートと一緒に持ち込んでいました。
カナダの大西洋側にあるNB州に住んでいたときに何度かアメリカへ買い物やレジャー目的で入国し、紙幣で払っていた際のお釣り(数ドル分)がパスポートケースの中にありました。アメリカは、1セント単位でお釣りをくれるので、小銭が溜まりやすいです。
(カナダ永住権者の場合、アメリカ入国で日本のパスポートの携帯が必須)
カナダ人はNexusでアメリカへ入国が可能。
【ポケットチェンジを利用することに】
基本的に外貨の小銭を日本円に両替してくれる場所は、日本国内で簡単に見つかりません。
外貨の紙幣を日本円に両替し、日本円の端数を小銭で支払ってくれる両替商が一般的です。
インバウンドの影響で大阪や京都など繁華街に行けば、あちこちで両替商が増えていますが、このスタイルが一般的です。
今回僕が見つけた中国元など小銭は、カナダへ持ち帰っても使う機会が、さらに数年以上ないことが予想できます。
カナダへ持ち込んでも小銭は金属なので重く、機内荷物の重量制限を考えても割に合わないモノです。
かといって実家においておくのもどうかと思い、処分(両替)する場所を探しみました。
【ポケットチェンジにて】
ネットで最寄りの両替商を探しいるとポケットチェンジという両替機が、大阪にもあることを知りました。
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基本的にゲームセンターなど商業店舗の一部で自動販売機のように両替機が設置されています。
両替レートは紙幣の両替商より悪いですが、対象の外貨なら小銭も両替が可能という点が魅力的でした。
また外貨を日本円の両替レートからSUICAなどの電子マネーにダイレクトに両替機を通して送金でき、帰省中モバイルSUICAを使っていたので好都合でした。
カナダ渡航前の2017年ごろは、まだまだモバイルSUICAや電子マネーを使う文化はまだまだ黎明期で、一般的な支払い手段でなかった思います。
コンビニのnanacoカードが普及していたくらいしか思い出せません。クレジットカードや現金支払いが主流だったはず。2024年の一時帰省で電子マネーの便利さを体験できました。
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この価格でこれだけの量をオーダーできる日本はありがたい。
もちろんサービスが良くてもチップが含まれない。。。。
〜ポケットチェンジを利用した際のレート〜
参照YahooFXレートより
アメリカドル 148円/US$ →ポケットチェンジ 127円/US$
中国元 20円/中国元 →ポケットチェンジ 17円/中国元
15%くらいFX両替レートより悪いかなと思いますが、一般的に民間の大手両替商が取り扱わない小銭の両替手数料として考えると、そこまで悪いレートではないかなと思います。
※もちろん外貨紙幣なら絶対利用しないレートです。
小銭はあればあるほど重くなるだけで、ずっと使わないであろう小銭が無くなるのは嬉しかったです。
いくつか中国元で(角など小数点)レベルの小銭がポケットチェンジの両替機で読み取り不可となったので、そのまま寄贈しました。両替時に不服なら読み取れない小銭は返金できるようです。
1995年頃から残していた(保管していた)中国元の交換なので、当時の為替レートで考えるとポケットチェンジのレートなら実質1.7倍とハイレートでした。アメリカドルも90円台の頃からずっと置いていたものなので、今回の為替レートなら実質1.25倍ほどになっています。
今回の外貨交換でランチ代くらいの電子マネーができたので良かったです。
円高時代からずっと保管していたので、結局ポケットチェンジでの両替は、円安の影響で得した感じになりました。