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カナダで海外移住生活 日本帰省中の免税購入について。

2024年1−3月、7年ぶりに日本帰省をしました。
昨年から海外在住者向けにアップデートされた(ダウングレード?された)日本国内での免税品の購入についての記事にしてみました。

日本帰省中の記事は以下のとおりです。

【海外在住者が免税購入する際の必要書類】

現在、海外在住者が日本で免税品を購入するためには、書類が必要となりました。在留証明もしくは戸籍の附票の写しの一部です。

以前は、2年以上海外在住であれば、パスポートを掲示すれば日本で免税品購入ができました。現在はパスポート以外に書類(在留証明or戸籍の附票)が必要です。

【戸籍の附票の写しを取得】

今回の日本帰省では、主な滞在先として実家に戻る予定でしたので、本籍のある(実家の)役場で戸籍の附票の写しを取得しました。

役場の職員に訊くと、戸籍の附票の写しには、【抄本】と【謄本】があるそうで念の為【戸籍の附票の写し(謄本)】を申請し取得しました。

僕の実家は田舎にあります。もちろん役場も田舎なので免税品購入目的で戸籍の附票の写しを取り扱うケースが少ないのか、ハッキリ【抄本】と【謄本】のどちらを取得するべきか、職員から答えを明確に得ることができませんでした。

在留証明より戸籍の附票の写しは、取得費用も安く(300円程)や取得するまでの期間(即時発行)と優れているので、本籍地の役場に寄れる際は【戸籍の附票の写し(謄本)】がおすすめです。

【忘れてはならないパスポートの入国スタンプ】

日本へ入国時、入国検査が電子化されて機械にパスポートをスキャンさせて入国できるようになっています。
なので、気にせず普通に入国するとパスポートに【入国日が印字されたスタンプ】が貰えません。
成田空港など入国検査の電子ゲートを出てすぐ、わざわざスタンプを押す職員がいるので、そこで改めて【入国スタンプ】を貰うようにしましょう。

入国スタンプをここでもらわないと、結構面倒な入国証明申請が必要となるそうです。

【免税品の購入場所】


免税品購入可能な店舗で見かけるサイン。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/index.html

今回僕は、免税品として5,000円以上が対象となるUNIQLO、メガネ、mont-bellのダウンジャケット、一眼レフのレンズを購入しました。

各々違う場所で購入したのですが、場所によっては免税品を購入してから【手数料】が徴収されるケースもありました。なので、購入場所の選定は重要かなと思います。

最近はインバウンドと叫ばれるぐらいなので、至るところで免税(Tax-free)の看板を見かけると思います。UNIQLOやドラッグストアなどは典型的な例だと思います。

安いだけでなく、ユニークな商品が多い日本。
目薬はカナダだと何倍もするので、大量に買い貯めました。

【免税品で消費税の還付時に手数料が徴収されるケース】

ダウンジャケットを購入した【mont-bell】は、UNIQLOのように全店舗で免税購入ができませんでした。
なので梅田店で対象店舗を訊き、なんばCITY店へ向かいました。

関西の場合、2024年2月現在mont-bellなんばCITY店が免税対象店舗になるとのことでした。。

【なんばCITY】で免税品を購入する時は、通常多くの店舗が実施している税込価格から消費税分を値引しての販売でなく、敢えて免税カウンターで還付を受けに行くシステムでした。

モール内も一部の店舗は、一般的な免税販売方法らしいですが…UNIQLOとmont-bellでは、免税カウンター方式でした。

【mont-bell】で税込価格で商品を購入し、店舗でレシートを貰います。それを持参して【なんばCITY】免税カウンターに向かいます。

【なんばCITY】の免税購入について
https://nambacity.com/foreign
消費税の還付方法と必要書類などについて

免税カウンターでは購入時のレシートやクレジットカード、パスポートなどを提出しました。海外在住の日本人がカウンターに余りこない、戸籍の附票を提出する人が少ないのか、少し【戸籍の附票の写し】の確認で時間がかかりました。

戸籍の附票の写しにある僕が【最終住所を海外に移動させた日付】の確認が必要らしく、その項目を見つけるまで時間を要しました。

僕も附票について無知なので、スタッフに聞かれて該当項目を見つけるために時間を要しました。

2年以上の海外在住の証明が必要とのことだったようです。

mont-bellのダウンジャケットなので消費税の還付も数千円単位となるのですが、免税手続き手数料をとられてから残額を受け取りました。

直接、消費税分を税込価格から値引きされる店舗より少し損した気分になります。

ただ、【mont-bell】は基本的に値引きをしない小売店なので、10%の免税(実質8%くらい)を受けただけでも良かったと思います。
mont-bell北米店で購入すると、同じ商品でも$100以上も日本の店舗より高いので十分お得でした。

台灣からやって来た彼女もUNIQLOを【なんばCITY】で購入したのですが、免税カウンターで手数料を徴収されました。直接税が還付される(割引される)UNIQLO心斎橋や他店舗で買うべきだったと嘆いていました。
免税額の手数料だけでお昼ご飯代くらいになります。

免税品を購入する際は、賢く買い物したいなら消費税の還付方法について事前に調べることが必要だなと思います。もし爆買いのように数十万も購入するなら還付額も大きくなりますし、手数料も%で徴収されるので増えます。

なぜか日本のスポーツショップにムースが。。。
ヘラジカなぜ?

【良くわからなかった免税品の電子レシート】

免税品の購入店舗の端末にあるQRコードから表示された電子レシート。

今回、使い道が良くわからなかったモノとして免税品購入時にもらった電子レシートがあります。

これは免税品購入用の端末(iPad)を使っている店舗で購入手続き完了後にQRコードが発行されます。

念の為QRコードを読み込んでみてくださいと店員さんに勧められ読み込むと、これらのレシートがダウンロードできます。

店員さん自身も免税品購入時の電子レシートの使い道が良くわかないそうで、電子レシートを購入者に提供する強制力もないようでした。
レシートをスマホなどに保存するかどうかは、免税品購入者の自己責任のような感じでした。実際に免税品を購入した証明となる紙のレシートも貰えるので、電子レシートの有用性がわかりません。

税関審査では、もし免税品の証明が必要であれば、電子レシートがなくても昔からあるように紙のレシートで証明すれば良いと思いました。なので電子レシートの運用について、もう少し制度として考える余地はありそうです。

実際に台灣から来た彼女は一切電子レシートを保持せず、紙のレシートのみで税関審査をパスしました。

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