認知症の種類と特徴、その対応方法について
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福岡県で理学療法士をしてますkenkenです*
日々のちょっとした疑問や曖昧なことに、"しっかりと向き合い"皆さんにとって有益な情報発信ができるようにお役にたてればと思います。
はじめに
厚労省の報告によると、
認知症高齢者は、来年2025年には471万6000人、団塊ジュニアの世代が65歳以上になる2040年には584万2000人にのぼると推計しています。
2040年には高齢者のおよそ15%、6.7人に1人が認知症と推計されます。
このようにあなたの身近に「認知症」というワードがあります。
正しく知って、自分の捉え方や対応の仕方を見直すきっかけとなるように、以下にまとめてみました。
🔲 認知症とは?
認知症とは、記憶や思考、判断力などの認知機能が低下する病気の総称です。
認知症により、日常生活に支障をきたすことがあり、高齢者に多く見られますが、若年性認知症も存在します。
🔲 認知症の種類
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものを以下に挙げます。
1. アルツハイマー型認知症
最も一般的なタイプで、記憶障害が初期に現れます。進行すると、言語能力や判断力も影響を受けます。
2. 血管性認知症
脳の血流が減少することによって引き起こされます。脳卒中や小さな脳梗塞が原因となることが多いです。症状は突然現れることがあり、記憶障害だけでなく、注意力や判断力の低下も見られます。
3. レビー小体型認知症
幻視やパーキンソン症状(震えや動作の遅れ)が特徴です。認知機能の変動があり、日によって症状が変わることがあります。
4. 前頭側頭型認知症
性格や行動の変化が初期に見られ、記憶障害は後から現れることが多いです。社会的な判断力が低下することがあります。
🔲 認知症の症状と経過
認知症の進行は個人差がありますが、一般的な経過は以下のようになります。
- 初期
記憶障害(最近の出来事を忘れる)、判断力の低下(簡単な決定ができない)などが見られます。
- 中期
日常生活に支障が出始め、言葉が出にくくなったり、混乱することが増えます。感情の変化も見られることがあります。
- 後期
自立した生活が難しくなり、介護が必要になります。コミュニケーションが困難になり、身体的な機能も低下します。
🔲 介護の必要性と対応
認知症の方の介護は、非常に重要であり、家族や介護者にとっても大きな負担となることがあります。以下は、介護が必要な理由と具体的な対応方法です。
1. 日常生活の支援
食事、入浴、着替えなど、基本的な生活動作をサポートする必要があります。特に、食事の準備や服薬管理は重要です。
2. 安全の確保
認知症の方は、迷子になったり、事故に遭うリスクが高まります。家の中の危険な場所を整理したり、外出時には見守りが必要です。
3. コミュニケーション
認知症の方とのコミュニケーションは、穏やかで理解しやすい言葉を使うことが大切です。感情を尊重し、安心感を与えるよう心がけましょう。
4. 活動の提供
認知症の方が楽しめる活動(散歩、音楽、絵画など)を提供することで、心の健康を保つことができます。
5. 家族や地域のサポート
家族だけでの介護は大変な負担になります。介護サービス事業所や専門のスタッフ、専門機関を利用することも大切です。
おわりに
認知症は、本人だけでなく、その家族にも大きな影響を与える病気です。理解とサポートがあれば、少しでも快適に過ごせるようにすることができます。
皆さんの日常生活に少しでもお役にたてたら光栄です🦥🍃
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