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「役に立つ」から「意味がある」へ

「世界観を作る」を読んで

“今の社会で何が価値になるのか――?"

“今の社会で何が価値になるのか――?"本書は、クリエイティブディレクターの水野学氏、著述家の山口周氏がお互いの専門分野から、
ビジネス、企業、経営、デザイン、アートなど、さまざまなことを語り合う対談本である。

ビジネスの「マズローの5大欲求」を考える

自分は無知なのでなるほどという感じ

まだ初めのほうしか読んでいないが、

面白い

前にもこの二人の本は読んだことがあるのだがとても勉強になる

マズローの5大欲求

日本は今まで「役に立つ価値」を生み出して世界と戦ってきた

なぜ日本は経済成長したのか?

ビジネスで大事なことは「問題」があること

この「問題」を解決できる商品やサービスが対価としてお金をもらうことができる

昔は生活の不便が多かった

様々な環境が整っておらず「問題」が山のようにあった

電化製品、自動車、などいい例

生活を豊か、便利にするために商品を開発した

安くて性能がいいものを

これらのビジネスは

マズローの5大欲求の

低次のもの

「生理的欲求」と「安全の欲求」を解消してきた

この二つは「物理的欲求」である

「役に立つ」ものを作ってきた

文明の進化とともに

生きていくうえでの不便なものはなくなった

「問題」が希少化されている

モノがあふれ「ほしいものはなくなりつつある」

「問題」を解決するのではなく

「問題」を見つけることが重要になる

これからは「精神的欲求」を満たすことが大事である

モノにあふれ

問題がなくなっていくと

もっと高次の欲求を満たしたくなる

例えば自動車がある

自動車は移動するためのモノだ

しかし移動するだけには説明がつかないほど高い高級車も売れている

「安全で快適に移動したい」から「人から成功者として認められたい」

という精神的な欲求不満を解消したい市場へシフトしている

「役に立つ価値」から「意味がある価値」に変わっている

バルミューダを知っているだろうか?

他社製品なら2000円程度で購入できるのに

20000円を超えるトースターを売り出して

10年間で売り上げが1000%成長している

機能ではなく「意味がある」ということを追求していくことが大事

日本が今置かれている逆境

今のスイスの高級ブランド時計は昔「役に立つ」時計を作っていた

「トゥールビヨン機能」や「パーペチュアル」など

しかしセイコーがクオーツ「安くて小さい」が世界中に広がった

スイスの時計は「違う戦いをしていかないと勝てない」と

持つ人に意味がある、自己実現としての時計を作る方向転換した

他にもカメラはライカやローライフレックス

自動車はポルシェなど

日本の高性能で安いものが流行のためにもちろん廃業したメーカーもあるが

方向転換して「ブランド化」して活路を開いたメーカーもある

今置かれている日本の状況は

70年代80年代の欧米諸国と同じ状況

「役に立つ」を追求して行き詰った状況

かつて欧米諸国に行ったことが、アジア諸国にされている

これが日本の「ブランド化」の起爆剤になるかもしれない

日本が徐々に沈んでいく

この感覚に

希望を持たせてくれる

そんな考えに触れることができた

最後に

あるユーチューバーが「日本は後進国」といっていた

ビジネスの流れは海外を見ることで数年遅れて日本に上陸する

日本は何か世界に誇る産業はあるのだろうか?

電化製品
自動車
IT、AI、テクノロジー
ゲーム

世界で戦えているものはあるのだろうか?


アニメ関係も追いつかれてきている


人口も減りつつ経済も縮小している

総務省が公表した2020年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、全国の人口は1億2713万8033人だった。日本人は前年から50万5046人減少して1億2427万1318人。1968年の現行調査開始以来、最大の減少数で、初めて50万超の減少となった。
日本の労働生産性は先進各国で最下位(日本生産性本部)となっており、世界競争力ランキングは30位と1997年以降では最低となっている(IMD)。平均賃金はOECD加盟35カ国中18位でしかなく、相対的貧困率は38カ国中27位、教育に対する公的支出のGDP比は43カ国中40位、年金の所得代替率は50カ国中41位、障害者への公的支出のGDP費は37カ国中32位、失業に対する公的支出のGDP比は34カ国中31位(いずれもOECD)

日本は「後進国」で「豊かな国」ではなくなっている

その事実をどのくらいの人が認めているのだろうか

今の現状を認め

未来に対して少しでも努力をしていく

今までの「成功した価値観」を捨て

「新しい価値感」作り上げていくことが重要ではないだろうか


最後までありがとうございました

もっと知識を深めていこうと思います











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