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徒然日記

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研究や趣味についての雑感。NPO法人緑の地球ネットワーク(GEN)のnoteに寄稿したものも読めます。
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記事一覧

森で働く犬たち

KWF-Tagungは4年に一度、ドイツで開催される大規模な林業機械展。前回が2016年開催で、本来20…

戦争

直近の記事では、リガの街の美しさを紹介しました。 でも、一番印象に残ったのは「戦争」がご…

ラトビア・リガ街歩き

ラトビアの首都リガ(Riga)に行ってきました。バルト三国の真ん中の国。 ラトビアは平たい国…

単に植えれば良いのか?

今回のIUFRO(国際森林研究世界連合)世界大会では、森林研究に対する世の中からの期待を分か…

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森林が身近にあるということ

D. Rydberg, J. Falckの論文 Urban forestry in Sweden from a silvicultural perspective, a…

自然資本とコモンズ(2):森林の多面的機能 by 長坂健司(GEN事務局)

======================  自然資本の1つである森林が生み出す多面的機能は8つあります。普…

「森林事業」とはなんだろう?

製材大手のサイプレス・スナダヤ。少し前に大林組が親会社となって話題になりました。 業界紙でも注目されていて、特に、記事に書かれているだけの道産材を本当に集荷できるのかが焦点になっているようです。既存の調達ルートに良い悪いは別として大きなインパクトを与えるのは間違いないところ。本当に計画通り操業が始まれば、の話ですが。 それとは別に気になったのは、中部電力が20%出資する計画になっている点。北海道と中部電力というつながりには直感的に違和感を感じるが、同社の中期経営計画(ビジョ

異なる思想の衝突

ここ1~2年のロシアの動きは、主にBBCなど海外メディアからの情報から得ているが、日本で生…

自然資本とコモンズ(1):自然資本とは何か? by 長坂健司(GEN事務局)

======================  社有林等の森林は、企業のサステナブル経営に重要な役割を果たしま…

人口減少と土地利用

ヴェネツィア共和国が1000年続いた最大の理由は、そのほとんどの時期で共和制が機能し続けたこ…

ボクの音楽武者修行

僕にとっての小澤さんは、この本の作者。中学生の時に初めて読んだと思うけど、学生時代、何度…

昔の暮らしと自然資本

当たり前なのだが、石油がおおっぴらに使われるようになるまでは、自然資本に頼った暮らしが世…

農産物直売所:経営のヒント

【注】この記事は2010年3月に、1990年代後半から2000年代前半の数年間、直売所の運営会社に勤…

森林学者の癖

宮部みゆきの小説を読み終わる。SFものと言っていいのだろうか。 二・二六事件が物語の背骨になっていて、現代の浪人生がクーデターの最中の蒲生大将の住居に入り込んで、、、という話。宮部みゆきの作品は安心して読めて好きなのだが、今回も、タイムトラベルという無茶な設定にもかかわらず、テンポよく最後まで読むことができた。 統制派と皇道派については、その評価は今に至るもなかなか難しいようだが、いずれにしても軍部の独走に対してある段階からブレーキを掛けられなかったのが、第二次世界大戦の日