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麻衣とずん太の「知財コソコソ噂話」第1回(このコーナーは『鬼滅の刃』のパクリ?)

麻衣: 本日から「知財コソコソ噂話」が始まりましたよ~!

ずん太: いきなりだけど、このコーナーの名前って、『鬼滅の刃』に出てくる「大正コソコソ噂話」のパクリなんじゃないの? 

麻衣: ずん太くん、何てこと言うのよ。「パクリ」じゃないわ。「オマージュ」よ。

ずん太: 知財を学ぶコーナーなのに、問題ないのかな?

麻衣: その点は大丈夫だから心配しないで。「大正コソコソ噂話」のようなシンプルな言葉は、創作的な表現とは言えないから、著作物にはあたらないのよ。著作権がないからノープロブレム。本・映画・楽曲のタイトルのほか、新聞・雑誌の見出しなんかも、相当長いものでなければ同様よ。ついでに言えば、「大正コソコソ噂話」は商標登録されているわけでもないから、他人の商標権との関係でも問題はないわ。

ずん太: そうなんだ。でも、「知財コソコソ噂話」って聞いて、「大正コソコソ噂話」を真似していると感じる人も多いはずだよ? 『鬼滅の刃』に関係するコーナーだと勘違いして、この記事にアクセスする人がいたらどうするの?

麻衣: うーん…。さすがにそれはないと思うわ。このコーナーの内容をまとめて本として売り出した場合でも、『鬼滅の刃』の関連商品だと勘違いして買う人は、さすがにいないんじゃないかしら? 勘違いするようなレベルになったら、本当に「パクリ」になってしまうわ。本のタイトルが「大正コソコソ噂話」そのものだったり、「大将コソコソ噂話」とか「大小コソコソ噂話」という名前だったら、『鬼滅の刃』に関連する本だと思って買っちゃう人もいるかもしれないわね。それくらい紛らわしい場合は、不正競争防止法に違反する可能性も出てくるわ。

ずん太: 冷静に考えてみると、似たようなタイトルの本とか映画って、たくさんあるよね。それが許されているのは、そういう理由からだったんだね。

麻衣: そうよ。新海誠監督の『君の名は。』が上映されていたとき、私はてっきり、NHKの連続テレビ小説『君の名は』のアニメ化作品かと思ってしまったわ。昭和の名作が蘇ったのかと思ったら、全然違う内容で驚いたの。でも、『君の名は。』というタイトル自体に法的な問題があるわけではないわ。

ずん太: 麻衣さん、令和の大学生なのに、『君の名は』を知ってるんだ。驚いたなあ…。

麻衣: そう? もしかしたら、ずん太くんは『ロボジョ!』を読んで、私の守備範囲がアニメだけと思っているかもしれないけど、そんなことはないわ。古い作品も幅広く押さえているのよ。

ずん太: 麻衣さん、改めて尊敬したよ。

麻衣: 次回は韓国ドラマの『愛の不時着』と知財との関係についてコソコソ噂話をしてみるわ。楽しみにしていてね。


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