2022年の振り返り
2022年はオフラインで集まれる機会が徐々に増えてきて、少しずつ活動を再開できた年でした。
以下、時系列順で振り返ってみたい。
自作PC
高度なことにチャレンジする上でPCスペックがネックになっていた。
そこで、思い切って開発環境を一新。
当初は既製品のPCを検討したところ「デザインと機能を両立するためには自作しかない」と思うに至って理想のマシンを組み上げた。
心のどこかでスペックを理由に手を止めていたところがあったのは事実で、やらない理由が無くなった点こそ最大の収穫。
クリエイターは自分の環境にこそ投資しよう。
0 // 2022 Public Visuals Tokyo
「0 // 2022 Public Visuals Tokyo」にIkuko Morozumi x Ken-ichi Kawamuraにて出演。コロナ以降、人が集まる現場には行かないようにしていたのでオーディオビジュアルから離れていたのだけど、やはり現場の緊張感はたまらない。音とビジュアルの同期の楽しさを再発見した。
Hyper geek at DOMMUNE pisica × VJ Ken-ichi Kawamura
久しぶりにDOMMUNEでVJ。pisicaさんとの初コラボでした。
ライブ自体はめちゃくちゃ楽しかったけど「満員電車の渋谷にデスクトップを運搬するのは大変だ」という学びが。
ハイスペックノートが欲しいと思った。(まだ買えてない)
ニコニコ超会議2022
ここ数年、たびたびご一緒させていただいている朝倉行宣さんとコラボ。ニコニコ動画のアンケートで満足度100%をたたき出し、テクノ法要の力を実感。テクノ法要はコンテンツではなくプラットフォームだと思い、自身でもプラットフォームを持つ重要性を感じた。
Hyper geek #3 TUNNEL TOKYO
TUNNEL TOKYOにてオーディオビジュアルイベントを実施。
DOMMUNEでコラボさせていただいたpisicaさんと再度タッグを組み演出を行った。クリエイターに必要なのは「継続的な学びと発表の場所」だと思っていて、このような機会をひきつづき作っていきたい。
(次回のHyper geekは2023年2月に実施予定)
TouchDesigner黙々会@TUNNELTOKYO
コロナ以降、ストップしていたTouchDesigner黙々会をTUNNEL TOKYOにて再開。
チュートリアルを探せば分かりやすい教材が沢山みつかる時代だけど、みんなで集まって学ぶ時間は、インターネットから得られる情報とは違った価値があると感じていて、今後も継続して実施していきます。
なにしろ、僕自身、このような機会を活用して技術を学んできたので、次の世代につなげる義務があると思うのですよね。
北翔大学芸術学科特別講義
北翔大学芸術学科特別講義「エンターテインメントにおけるメディアアート」をテーマに座学と実習を担当させていただいた。
普段は社会人相手にお話しする機会が多いのだけど、大学生向けに登壇するのは名古屋音楽大学以来。
学生さんたちのキラキラした目が印象的だった。
北翔大学芸術学科の皆さま、松澤先生、山住さん、ありがとうございました。
Prada Extends TOKYO
世界巡回型ライブイベント Prada Extends TOKYO にてビジュアルアーティストとして参加させていただきました。
PradaExtendsは、リッチー・ホウティンがキュレートするPradaによるライブイベントで現地のアーティストとのコラボレーションを大切にしているとのこと。
ブランドが各国のクリエイティブシーンに向き合ってくれるってとても素晴らしいことだと思った。
ここまでの規模になると企業が入らないと厳しいけど、自分の手が届く範囲でもクリエイティブシーンに貢献できることはあるのではないかと感じたので、できることから取り組んでいきたい。
東北芸術工科大学
東北芸術工科大学 教授/WOW 顧問の鹿野 護さんにお声がけいただき、非常勤にて東北芸術工科大学の授業を担当させていただいた。
自宅から遠方のため、基本的にリモートでの授業なのだけど、初回は学生の顔が見たいと思い、現地で授業させていただいた。
学生のキラキラした表情は無限の可能性があって素晴らしい。
初回はクリエイターのマインドセットからはじめて、アプリケーションの概要の説明と実際に手を動かす所までを行った。
この中からスーパークリエイターが誕生したら最高だし、そうなる実感があった。また一つ楽しみが増えた。
TouchDesigner meetup TOKYO 2022.11
TouchDesigner黙々会の発表の場を作ろうという意図で企画したイベント。
黙々会に参加いただいた方や、界隈のキーマンの協力を得て実施した。
TouchDesignerの開発元DerivativeのProduct ManagerであるBen Voightさんによるキーノートと、トーク、オーディオビジュアルライブという三部構成。
黙々会やオーディオビジュアルイベントのHyper geekとは違う楽しさがあると分かったので、こちらも今後継続的に実施していきます。
(次回は2023年6月頃を予定)
なお、このイベントではFeLidさんとコラボさせていただきVJとしても参加しました。
このイベントの詳細は同じく主催メンバーの小西さんがまとめてくれた記事にて。
whimsy@ヒソミネ
3年ぶりにヒソミネでLIVE。
非常に実験的なライブが多く、他のアーティストさんたちから多くのインスピレーションを貰えた。この回の個人的なハイライトは、オーディオビジュアル + ラップというコラボ。これは楽しい ^^
他にも色々とあるのだけれど、2022年は環境づくりに力を注いだ一年でした。
2022年でやりきれなかったことも沢山あるので、来年は継続とスケールさせることを意識して活動していきたい。
この記事では本職については書かなかったけれど、2023年は所属と肩書きもかわり、今までとは違った角度からクリエイティブやテクノロジーと向き合っていく予定です。
2022年も大変お世話になりました。
2023年もよろしくお願いいたします。